最近、つくづく営業には向かないと実感することだらけです。


会話が続かない。


お客さんに、何を聞けばいいかわからない。


先輩が今どんなことをやっているのかとか、自分はどうしたらいいか、


質問の仕方とタイミングがわからない。


そもそも、同じ歳くらいの人とどうしゃべったらいいのか。


あたしが必死に細かいお客様で売り上げを積み上げても、


同期が大きいスペースをとってくればそっちはソレでOKなわけで。


引継ぎがないのは実力不足なんだと痛感。 どうしたものか。。


動くことが大事なのに、考えるのが先なのです。


怒られたほうが仕事も覚えるのに、怒られると何もできなくなってしまうし。


「うわ~アシスタントのプロだね。」

「そんなん営業じゃないじゃん、ホステスじゃん。」


言っていることは正しく、私は謝るしかできない。


勉強不足であり意欲不足であり、主体性が欠けております。


どーしたもんかなぁ。


明日からも仕事が詰まっている。


できることなら、1日くらいは休みたい。。。

どうしよう。 共鳴しちゃうのね、あたしたち。

うつっちゃったのかしら、そのコイゴコロ。

人のものだなんて思っていない。 奪い取った人が勝ちでしょう?


なんでそんなにステキなんですか。

チェックのシャツにカフスボタン。

お尻のポケットからちらりと見せるハンカチまでチェック。

本音のとき出てきちゃう関西弁がまたぐっと来る。

毒舌でも、好き嫌いがもろ態度に出ちゃってても、

おしゃべりでも、ずるがしこくっても、うそ笑顔がステキだからいいのだ!

で、で、37歳って!

かっこよすぎません?歳間違えてません?

あたしと14歳差!? ありえない!

そりゃー既婚でしょうね。 なんで結婚しちゃうのかしら。


セクハラって、本当にする人次第だ。

手でも足でもどんどん触ってください。

あの笑っちゃうくらいにいやらしーい手つきで。

あたしのグラスもペットボトルも、全部口つけられたって嬉しいくらいです。

酔った勢いでなら抱きつかれてもかまわない。

あのときばかりは、ホステスうらやましい!と思った(笑)

プロには勝てないもんなぁ。


ただの「女」になるのはいつかでこりごり。 叶わなくていい。

好みだなんて言われても悔しい。 お昼誘ってくれるのも悔しい。

ビクトリアだし。スープ3種類混ぜたの飲まされるし。

でも、目が合うたびに「好き」って言うギャグは嬉しい。 ギャグだから。

下の名前で呼んでくれるのも。

振り向いたらいつも見てるのも、ごくたまに真剣な顔してるのも。

奥さんに間違えられて固まったのは嫌だったからではなかったんだよねぇ。


あー、名前よびたーい。

あたしなら絶対、離さないのに。

もっともっと、好みの女になってやる。

我慢できないくらいに。 せめてもの嫌がらせ。。

社会人2年目。 スランプも脱しつつある。

新しい課の先輩たちともうまくしゃべれるようになってきた。

けれど、あちこち振られたおかげで誰につけばいいかすっかり見失った。


一番最初の課長はすごい人だった。

仕事の濃さ、クオリィティの高さとその取り組み方は人並み以上。

おかげで今この街にはいない。

「お前をこっちに呼ぶか、俺が戻って一緒に仕事がしたい」


そのときの次長。

セクハラはすごいけれど、支社全体の今後について誰よりも考えている。

今回起こった変革の一番の功労者。次期支社長に、と課長以下からの声が多い。

「いつか大きい仕事をやるために今は我慢。俺の大事な部下だ」


次の課長とはまったく合わなかった。

嫌で嫌で、辛くて辛くて。

けれど、新規の取り込みに対する執着心と利益率についての考え方は参考になった。

「スポンサー引き継ぐつもりから、しっかりやってくれよ」


そのときの次長。

明るさや人柄でお客を捕まえるが、話はまったく聞いていない、大雑把な人。

ゴマすりが特技だから、支社長には気に入られているけれど。


今の次長は、この街で伝説になっているスーパーアドマン。

一緒に仕事できるなんて夢のよう。この課になれて嬉しかった。

冷静な分析で、私の性格、今後進むべき道を教えてくれた。

「今のまま、この街でじっと我慢してこなして、

一通りできるようになってから、好きなところにいきなさい。」


今の課長とはあまり接点がないけれど、

かわりに同じ課のトップ営業マンさんと最近よく話す。

常に儲かる業種を嗅ぎ分け、金の切れ目は縁の切れ目と豪語。

その営業手腕は真似はできなくとも、学ばせてもらいたい。。

「伝えることはできる。それをやるかどうか、できるかどうかは自分次第だ。」


プランナーでありディレクターの上司。

人を見透かす能力は一流。あたしの本性すっかりばれてます。

「なんとかうまく、営業から製作にひっぱるから。クリエイティブ向いてるよ。」


入社からずっと同行させてもらっている上司。

「ザ・日本の営業マン」謝る事が大得意、かわし方こなしかたは抜群。

多業種多メディアでの仕事を持つマルチな人。

気持ちの波が激しくてあたりはきついけど気にかけてくれる。

「オマエは可愛い妹だ。女支社長にするために教え込むから、ついて来い。」



社内政治や派閥なんて、雲の上の出来事だって思ってた。。うちの会社にまさか、ねぇって。

さて、誰と進もう、どこへ進もう。

浮き沈みの激しいこの業界、明日は誰にもわからない。

それぞれいいところがあって、みんな少しずつ好きなのだ。選ぶなんてムリ。


行き先だって決まってないのに、分かれ道がありすぎる。


ブログを初めて1年。


1年前、同じ場所でイベント手伝いをしたことを思い出す。
来場者だけでなく、スタッフさんにもドリンクサービスして 打ち上げで怒られたっけ。

今日、あたしは思いっきり裏方。来場者も見えない事務局で集計作業。
たぶん一番楽なところだったと思う。
差し入れ食べ放題。 雑談し放題。 みんな辛そう。

・・・複雑。

けれど、一緒に集計をしていた先輩との雑談は感動的だった。

「いつもお客さんから怒られてるし、いつ取られるかびくびくしながら働いてる。

たぶん、みんなそうだよ。」

・・・びっくりした。

先輩たちはみんなお客様と仲良しで、他社に取られる心配もなく楽しく仕事してるんだと思ってた。


「あの上司がいなかったらとっくに辞めてた。あの人が辞めたら、俺も辞める。
そんな、頼れる上司を見つけたらいいよ。」

この業界、信じる上司が転職したらついていくことがよくあるけれど、
クールな先輩がそんなに上司を慕っていることに驚いた。
そして、そんなふうにいつでも頼れる上司がいない自分は危ない、と思った。


「いつか、自分の能力以上の仕事が必ず来るから。
そのとき、助けてくれる上司を見つけておかないと、なんにもできなくなっちゃうよ。」

なんでもなるべく一人でやるように、と思って生きてきた。
人を頼っちゃいけない。 迷惑はかけられない。
けど、仕事も、生きることも、迷惑掛けながらするもんなんだ。
引きずるのと引きずり回されるのは、天と地ほどの開きがある、か。
ごもっとも。
快く引きずり回されてくれる関係をどれだけ作っておけるかなのだなぁ。


2年目になってやっと見えてくるものがある。
できるかできないか、より、見えるか見えないか、の違いなんだ。

ちょっと大人になれた気がする。
先輩、ありがとうございました。 あなたは無口なスーパースターですね。

やっぱり、この会社好き。 みんな、人間らしいんだもん。

変わらないものなんてない。確かなものなどない。

今まで出会ってきた人も、眺めた風景も感じたおもいも、

同じ瞬間は二度とない。

あたしはいつも考える。

この前あんなに優しかったから、今日もそうだとは限らない。

人は変わってしまうもの。

そんな時、あたしの気持ちが変わらず続いていることは棚に上げておく。

・・

だって、信じることは苦手だ。

信じたものが次の瞬間には変わってしまって、

信じたあたしの心だけ、そこに取り残されてしまうのが嫌だから。

あたしの心は増えない。

かけらをあちこちに置いてしまったら、いつかなくなってしまう気がする。

・・・

疑うことを知らない。

そうして何度悲しい思いをしただろう。 危ない目にあっただろう。

けれど、疑うなんて失礼だ。

世の中そんなに悪意ばかりじゃないと、あたしは思っている。

矛盾している? ううん、そうではないの。

信じることも疑うことも、意思の力が必要だ。

信じないことも疑わないことも、どっちも「しない」のだ。

間違った答えを出したんだって、あとから気がつくくらいなら、

問題には答えないで流れに任せるほうがいい。

・・

本当は信じたい。 誰かのことじゃなくて、自分が出す答えを。

だけど、無くすことがこわい。増やさなければ、失わずにすむと知った。

いつも、選びながら後悔し、踏み出しながら諦める。

・・・

留まることが前進で、進むことは諦めることなのかもしれないな。