こんばんは^^

     

 本日2回目の投稿です。

 ということで、『おまけ』です。

 

 中華系のチェーン店に勤めていたリュウ君は、餃子2割引きセールのといったときに、他店の応援に出されたですね。

「どの店も、人手不足なんだけど、その店はさ、人がいつかないんだよ」

「店長の性格が悪いとか?」

「いや、バカらしいんだけど、何か出るって話があってさ、店に泊まり込むのが禁止だともいうんだ」

 

「泊まり込む?」

「セールの前になると、閉店後に、チラシのポスティングをやらされるんだ。終電近くには、終わらせるんだけど、それから家に帰るって面倒だし、寝る時間も削られるから、店に泊った方が楽だったりする」

 ここら辺が、体育会系とかパワハラ、長時間労働で残業代も出ないブラック企業って、言われるところですね。

 他の飲食系よりは、少し基本給が良いらしいけれど。

 

「店が終わってから、ポスティングって、しごきとか何か?」

 ポスティングのバイト募集広告を見ると、郵便受けにチラシを入れるだけの、誰にでもできる、簡単な短時間バイトといった、イメージなんだけれど。 

  

 コンビニで、バイト君におせちのパンフを配らせたら、即座に逃げられたという話があるです。

 肉体的にもだけど、精神的に辛いという人もいるのです。

 だって、違法行為だもの。

   

 マンションなどの建造物に勝手に入り込み(ここで違法)、『チラシ等の配布禁止』の表示を無視して、郵便受けにゴミを投げ込むのです。

 ポスティングの有効率は、0.1%~0.3%と言われるから、ほとんどの場合は無用で迷惑なゴミなのです。

 捨てるために、手に取ってはもらえるけどね。

  

 だから、管理人に怒鳴られ、住人と揉め、不審者として警察に通報されることもあるのです。

 面の皮が厚くないと、出来ないかもね。

  

 それに、紙は結構重いので、そう多くは持てないから、2、3時間が限度のバイトかな。

 そんなには、稼げないです。

 

「配布業者に頼んだら、チラシがそのまま捨てられていたといった事があったって。それで、有志の従業員が責任を持って配るんだって、云うんだけどね。まあ、強制なんだけど」

「今は、モニターがいて、ちゃんと配られたかチェックする業者もあるらしいけれど」

  

 新聞の折り込み広告なら、まず確実に届くです。 

 でも、販売店のテリトリー内の購読者にしか配れない。

 若い人は、新聞を読まないから、届かないです。

   

 ポスティングは配布範囲が自由だし、一戸建てを中心にとか、マンションをメインにといった、指定もできる。

   

 ただし、配布日の指定は出来なかったりするです。

 雨が降ったら、チラシが濡れるし、バイトも集まらないです。

 2、3千円の為に、雨の中を歩き回るか?

  

「それにさ、手作りが売りなんだけど、数が出るからね、セール中は7時出勤しないと、間に合わないんだ。夜の11時に店を閉めて、帰宅して、朝6時過ぎに家を出るのは、ちょっとね」

 店がブラックだったっていう事は、分かるけどね。

 何か出るって、パワハラで自殺者でも出たのか?

   

 春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ