父は公務員だった。
60歳で早めの引退をして、老後生活は楽しんでいたと思う。
食事に気を付けていたし、運動もしていた。
健康そのものだったと思ったんだけど。
まず一番に健康診断かな。
健康診断の通知が市からきて、予約するときには
「胃カメラ」って何カ月も先になってしまうんだって。
(あと、オプションで費用がかかる)
面倒くさいからバリウムでいいやって3年くらいバリウムにしていた父。
面倒くさいからとかじゃなくて、やっぱり胃カメラは定期的に受けないといけないと思う。
毎年ではなく、胃カメラ→バリウムを順番にやるのがいいのかなーと個人的には思う。
病気になった友人が、胃がん一部は、胃カメラでは発見しずらく(初期の場合かな?)バリウムのほうが発見しやすいってのもあるって言ってたから・・・。
父も胃カメラを受けていてくれれば、食道癌を早期発見できたかもしれない。胃カメラと押すときに食道見るもんね。
父の腫瘍は、2センチの食道(うろ覚え)に対して1.5センチあった。
そりゃ食べ物飲み込めないわけだ。
手術は、食道全摘、胆のう全摘、胃の一部を摘出するというもの。
腹腔鏡手術となるが、最悪は開胸になることも同意しなければいけない。
私の夫は生命保険会社のライフプランナー。たくさんのお客様と接し、また勉強会に行って治療方法などの選択肢をしっている。
だから、摘出手術の前にもっと検討すべきことがあるんじゃないかって説得したけど、父は頑として譲らなかった。
ぼくは手術をうけます。それにより死が近づいてもいい、と。
私たち娘夫婦が一生懸命いろんな方法を提案してくれることには本当に感謝している、と。
まぁ最終的には父が決めることだと思っていたので、ここまで私が提案・説得してもきかないんだからもう無理だな、と父の選択を応援することにした。
(のちに、「摘出手術」という選択は間違っていたと父は語っていますが)