ごくたまに
生きるのが楽しい！
って思える時がある
何があったとかではなく
ただ
今日みたいに
冷たい空気の中、あたたかな日差しが心地良くて
そこで洗濯を干せる幸せ
自分で歩いて
自分で洗濯して
自分で干せる幸せ
そんな感謝感謝の気持ちが
永遠に続けば素晴らしい人間だけど
やっぱりそうはいかないのが人間でもあり
だから
そんなふうに突然
生きていて幸せだー楽しいなーなんて思える時は
おばあちゃんが乗り移ったんじゃないかと思う
亡くなってもう何年も経つけど、
折に触れて思い出す祖母や祖父や
大事な人たちが
私の体を使ってるのかなーなんて思ったりする
それで生きている喜びを味わっているのかなーなんて
そう思うと
こんなふうに生きていて幸せだなーなんて思えるのも
洗濯物を自由に干せるのも
あと２０年か３０年そこらの話で
あっという間の刹那の時間
大切にしなきゃって思う
この日差し
この洗濯物
この時間を大切に
この幸せを感じて
だらだらしちゃう時間が勿体無いと思ってしまうけれど
だらだらも貴重な生きている時だけの時間だから
大切に幸せに思いながら
だらだらしよう
なんてことを考えながら
おばあちゃんと幸せに洗濯物を干した日
おばあちゃんなら
もっとさっさと、もっときちんと洗濯してるよ
そう言われそうだけど
だったら
おばあちゃんが乗り移って、
早起きしてくれたらいいのに、
なんてこっそり思っている