こんにちは。高井なほ です。

私が主宰しているカウンセリングルーム「はるのね」では、
自己否定が強い、
アダルトチルドレン傾向や愛着障害・HSPの特質を持つ方の
お悩みをお聴きしています。



またまた感情の話です。

 

  抑圧された感情とは?

 

感情とは基本的に、喜怒哀楽で、日常的に感じるもの。
前にも書きましたが、出来事からの「反応」と
考えればいいと思います。

心理セラピーで扱うものは「抑圧された感情」

これは、幼少期に由来するものがほとんどです。

小さな子どもにとっては、養育者に全面的に依存するしか
生きる方法がありません。

そのため、本能的に
自分が「養育者に愛される存在かどうか」ということを
確認して生きています。

「愛される存在であること」=「生き残ることができること」
だからです。

そして、成長とともに
養育者との関係で「無条件で受け入れられているかどうか」
ということを確認していきます。

その過程で「良い子にしていれば愛される」という
「条件」を見出すと、
「良い子」を演じるために
悲しくても笑う、怒りを感じても耐える、など
感情をコントロールすることを覚えていきます。

でも、「コントロール」とは言っても、
子どもができることは「我慢」することだけ。
大人のように発散方法を知っているわけがないのです。

そして感情は抑圧されていくことになります。

 

 

 

  重なっていく感情

 


ここから、話は複雑になるのですが…

 

たとえば、子どもが、「自分は親に愛されていない。悲しい」と
感じたとしますよね。

大人でも、強い「悲しい」という感情を受け入れるのは
とても辛いものですが、

生死に関わるような「悲しみ」を経験した子どもの辛さは
想像を絶するものではないか、と思われます。

すると、その「悲しみ」を感じたくなくて、
「怒り」という感情を上乗せしてしまう、というのは
とてもよくあることです。

「こんな気持ちを感じさせる親」に対する怒り。
「自分を愛してくれない親」に対する怒り。


でも、親に依存している子どもは
その怒りを抑えることがほとんどです。

すると、その怒りの矛先が自分に向かい、

自分を責めたり
自分は悪い子だと信じ込もうとしたりします。

また、怒りの感情を感じさせる親のことを
「恐ろしい」「怖い」と感じたりすることもあります。

こうして、抑圧された感情が幾重にも重なりあい、
なかなか、ほどけなくなっていく…

最後には無感情・無感覚になっていくかもしれません。
なぜなら、そうなってしまえば
他の感情を感じなくてすむからです




なんだか、
書いていて辛くなってきてしまいました。

日常の喜怒哀楽は普通に感じる。
でも、新たに抑圧された感情を増やさないこと。

なぜなら、抑圧された感情は、そのままでは
決して消えることがないからです。

アダルトチルドレンやHSPの方の
「生きづらさ」は
このことが原因になっていることが多いのです。

 

 



アダルトチルドレンではなくても
愛着障害やHSPではなくても

もし、自分否定をやめられずに
苦しんでいるなら、

どうぞ気軽にお話に来てくださいね。

 

 

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