あの頃の私を

段々と思い出させなくなる。


もっと色々あっただろうに。


もっと

心の移り変わりに

気づけたはずなのに。


その彼に

後悔してることが

未だに山ほどあるのに、


思い出せなくなっている。


あんなに大好きだった気持ち。


なのに、

平気で傷つける言葉が言えていた気持ち。


さらに若い子と関係を持った気持ち。


突然連絡が取れなくなって

バカみたいに

取り乱した気持ち。



今の私なら

彼を傷つける言葉を放したり、


下に見てしまう

思いを持たないと思う。




でも、

今の私なら


そもそも

彼を好きにはならなかった

かもしれない。




あの頃の私だったら

完全にバレて

家庭崩壊しただろう。





そう書きながら

その彼の記憶を一つ思い出した。




コロナ禍前は

ずっとずっと自由だったし、

動きやすい

家族環境でもありました。






自宅からバスで40分くらい。

彼の住んでる場所は

私鉄が盛んな開けた場所でした。


バスから降りて

しばらく歩くと


ニット帽じゃないか

キャップを被った

少しくせ毛かかったロン毛な彼が

いました。


顔は浅黒く、

細身。

今の彼よりは身長は低くく

確か173センチの細身。

センスは私好み。


⑦は少し緊張していたかもしれません。

私は、

多分ブーツ。他は思い出せない。


"きれいな人だなぁ"と思った?とか

後から聞きましたが、

その時言われたかは忘れましたが、


7年前の私だったら

まだ大丈夫だったかもしれませんね。