元夫から再びLINEが来た。


昨日入籍したということで、新奥様と入籍届を持って嬉しそうに笑う二人の写真が送られてきた。


私と結婚した時と同じ区役所で、そしてそれはちょうど10年前の2010年のことでした。


いやー、10年後にこんなことになるとは、もちろん誰も思わない。


ともかく、よかったなあと、何だか涙さえ出そうな気持ちになった。


心から幸せになって欲しいと思っていたので、早々に再婚して、しかも子供もできたのだから、本当によかった。


奇しくも、私も妊活中でお互い子供が同級生になる可能性があるという・・・。


人生、何があるか本当にわかりませんね。



話は変わりますが、かつて一緒に妊活していた友達と、私の不妊治療再開が縁で、また連絡を取り合うようになった。


彼女は加藤レディースクリニックで、2人の男の子を体外受精で授かった。


当日、私は42歳、彼女は37歳だった。


一人目を37歳で、二人目は39歳で妊娠したと記憶している。


当時の思い出話をしていたら、彼女は1回目は採卵してすぐ胚盤胞になって、それが着床してすぐ妊娠したという。


二人目は、1周期目で胚盤胞になりかけて6日目で崩れてしまい、次の周期も似た感じになりそうだったから「戻してください」とお願いして、フレッシュ戻しして妊娠した。


加藤の方針は(今は知らないけど当時は)、なるべく薬を使わないで良質な卵を自然に育てて採って、それを胚盤胞まで育てる、というもの。


なので、友達は採卵時、一つずつ卵を採っていて、そしてそれがだいたい胚盤胞になっていた。


なので、今回の私の「凍結卵が7個届いて、そのうち2個が胚盤胞になった」という結果を言ったら、確率が悪いと思ったみたいで驚かれた。


彼女いわく「自分の場合は一個採れたらそれが胚盤胞にだいたいなってたから、もっとできると思ってた」。


5個か6個くらいなると思っていたみたい。


「やっぱり凍結卵だと確率低いんだ」と言われたんだけど、フレッシュで採る場合もそれほど変わらないですよね?


私のイメージだと(ブログなどで他の方の治療を拝見していると)、だいたい20個くらい採れたうち、8個くらいが胚盤胞になるかなって感じだったのですが。


やはり、凍結卵だと少しは落ちるのかもしれないですね。


でもそこで友達と話していて二人で共感したのは、「やはり薬でたくさん卵を作って採ると、どうしても質は落ちるんだね」ってこと。


数は採れるけど、全部は胚盤胞にならないで、だいたい1/3くらいの確率かなって感じなので。


加藤は、だから自然採卵にこだわっていて、かなり結果を出していたように思います。


私の場合、加藤イズムを引き継ぎながら、己の方針をそこに入れた新橋夢クリニックに通っていたので、多少の排卵誘発剤は使っていたように記憶している。


加藤はほぼ完全自然、新橋夢クリニックは軽めに薬を使うみたいな記憶がありました。



そして、当時は着床前診断はなかった記憶があります。


あったのかもしれないけど、ポピュラーではなかった。


10年近く前のことだからね。


なので、胚盤胞から少しだけ細胞を採って調べて、染色体が正常かとか、性別もわかるんだと言ったらとても驚いていた。


彼女はやっぱり女の子が欲しかったみたいだけど、二人とも帝王切開で子宮がボロボロになったし諦めたそう。



そういえば、今回の着床前診断において、たくさんの同意書を書かされたんだけど、その中に「望まぬ性別の胚はどうするか」という項目があった。


私が行っているクリニックはもちろん、卵子提供メインではないから、自己卵で体外受精をしている人も多い(そっちの方がもちろん多いでしょうが)。


となると、せっかく卵が採れたけど、着床前診断に出したら欲しかった性別と違うから、それは破棄するかクリニックや他の夫婦に寄付して、また採卵しますという選択もあるんだなと、何だか驚いた。


今の技術ってすごいですよね。