「人の心に何かを刻みたい」「人の役に立ちたい」という言葉を残し旅立った春香。この言葉は、残された私たち家族の生きる道標にもなっています。大人が子どもたちに手本を示す、素敵な大人になりたいとも思っています。

 

 8月1日の中日新聞の「発言」のコーナーに岐阜県関市の中島凛乃さん(18歳)の素敵なお母さんにまつわる投稿が掲載されていました。

 

 凛乃さんのお母さんは障がい者福祉施設で働いていますが、かまれた痕やひっかき傷が絶えません。それでもお母さんは、帰宅すると笑顔を絶やさず、楽しそうに一日のことを話してくれます。そんな仕事熱心で家族に優しいお母さんを、凛乃さんは大好きで心から尊敬しているそうです。

 

 凛乃さんは、お母さんの影響を受けて、将来、養護教諭を目指しています。お母さんのように寛大な心で様々な事情を抱えた子どもたちに接したいと夢を語ります。

 

 春香の中学、高校時代の養護教諭は、春香にとってはとても優しく頼れる先生で全幅の信頼を寄せていました。凛乃さんも人生のお手本のようなお母さんの愛情を受けて、子どもたちから慕われる養護教諭になるような気がします。

 

 私も娘に誇れるような人生を歩みたいと思います。凛乃さんのお母さんのような寛大な心をお手本にして。