5月10日の朝日新聞「天声人語」を読んで、何度も胸が一杯になりました。

 

 5月10日は、30年前に、ネルソン・マンデラ氏が南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任した日です。

 

 差別と闘ったマンデラ氏は、政治犯として投獄され、27年間獄中で過ごしました。その間、母親と息子を亡くしますが、葬儀に行くことも許されませんでした。90年に釈放されると、報復を恐れた白人も少なくありませんでした。仲間を失い、ひどい仕打ちを受けた恨みを抑え込めるのでしょうか。

 

 しかし、マンデラ氏は、就任演説で和解の精神を掲げ、多人種間で協調できる「虹の国をつくろう。」と呼びかけました。当時のマンデラ氏を知る南アフリカの運動家は、彼は「『ウブントゥ』を信じているから」と述べました。「ウブントゥ」とは、アフリカ南部の言語で、「あなたという人間がいるから、私が人間でいられる」という意味で、寛容さや助け合い、許しの概念を指しているそうです。

マンデラ氏の崇高な人間性に深く感銘を受けました。

 

 晴れやかな気持ちで、名古屋のイベントに行き、愛知こどもホスピスプロジェクトが主催するレモネードスタンドに立ち寄りました。そこで、代表の畑中めぐみさんと先日新聞記事をご紹介したチャイルドライフスペシャリストで副代表の佐々木美和さんとお会いすることが出来ました。子どものために汗を流す姿に、大いに刺激を受けました。

 

 私も自分のできる範囲で、春香の「人の役に立ちたい」という思いを実現していきたいと強く心に誓いました。