4月14日の朝日新聞の「男のひといき」のコーナーに埼玉県のNPO法人理事の小林明文さん(67歳)の投稿が掲載されていました。元教員の小林さんの文章に共感することも多く、熱い文章に引き込まれました。

 

 小林さんは47年前の大学入試で思うような結果が出せず、地元の国立大学ではなく、第2志望の東京の私立大学に通うことになります。5月にホームシックになり、半年間、友だちもできませんでした。一念発起して、教育学の学べるサークルの門をたたき、人生が好転し始めました。

 

 教員採用試験は、地元は不合格でしたが、埼玉県に合格、妻とも出会い38年間勤めあげることができました。「教えると希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」を座右の銘に、人生の機微を味わうことが出来たそうです。

 

 中学2年生から学校に通えなくなった春香も、全日制高校へ進学、通信制高校へ転校と、全て自分の意志で決めました。真っ直ぐな道ではありませんでしたが、大好きな絵を描くこともでき、春香らしい人生を歩めた道だったように思います。

 

 「この春、第一志望ではない所からスタートする皆さんには心からエールを送りたい」小林さんの結びの言葉です。「どんなところにも美しいものはある。」春香も皆さんを応援していることと思います。