4月12日の中日新聞の「発言」のコーナーに、両親に絵手紙を送った若林千栄子(71歳)の投稿が掲載されていました。

 

 若林さんは、故郷新潟から両親が送ってくる米や野菜のお礼を伝えるために、いつもは電話をしていました。お父さんの耳が遠くなると、絵手紙を描いて感謝の念を伝えることにしました。姉さんかぶりをした草むしりをする女性を描いたところ、母は「自分みたいだ」と喜んでくれました。その他にも送ってくれた野菜や四季折々の草花や果物を描きました。両親は亡くなりましたが、絵手紙を大切にファイルに閉じて大切に保管してくれていたそうです。

 

 この記事を読んで、私の心は少し疼きました。春香は、病気をした後、姉の京香に手伝ってもらいながら、私の誕生日や結婚記念日などに絵のプレゼントをしてくれたことを思い出したからです。一筆一筆に込められた想いを想像すると、全てが宝物のように思えてきました。

 

 今頃、天国でも大好きな絵をたくさん描いているのかな。