3月27日の朝日新聞の「ひととき」のコーナーに24年間ケアマネージャーとしてお勤めされ、3月に退職された稲沢市の長谷川典子さん(69歳)の投稿記事が掲載されていました。

 

 長谷川さんは、介護保険が始まった2000年から働き始めました。当初は、時にはお叱りを受け、時には「助かったわ。ありがとう。」と嬉しい言葉をいただいたりしました。個性豊かな利用者の方の顔は今でも鮮明に覚えているそうです。

 

 そして24年間「やめたい」と思わずに務められたのは職場の同僚のおかげと、まだ介護保険がなかった頃に認知症になった父を介護した経験が職業の原点になったと父に、感謝を述べています。

 

 最後に、この専門職に関われたことを幸運だったと振り返えります。それは、この仕事を通じてどう生きてどう死んでいくかという難題を考えることができたからだと述べています。

 

 春香の残した言葉「不幸とは幸せと気づかないこと」が読後に思い浮かびました。誇りをもって仕事をすることの尊さが胸に刻まれました。

 

 春香も亡くなる2か月前から在宅医療のお世話になりました。今でも、感謝しています。