3月は別れの季節です。

 

 卒業式と終業式を終え、春休みに入っています。授業のある普段とは違って、少しだけ自分の好きなことに時間を使うことができます。一頃前よりは制約は多いものの、高校3年生にとっては最後の大会にむけてハンドボールの練習に取り組んでいます。好きなことに集中している時、日常の雑念を振り払い、生きている実感を得ることができます。春香にとっては絵、私にとってはハンドボール、かもしれません。

 

 本日は、1年間苦楽を共にしてきたチームメイトが海外転住のため、最後の練習をしました。また。高校から本校に通いハンドボール部の仲間になった卒業生も合格の報告に来てくれました。3人とも併設中学からの進級組ではないのですが、チームに溶け込み、チームにとってはなくてはならない存在になっていました。

 

 一人が言った「なかなか友だちができなかったけど、自分から声をかけたら、環境が変わった。」という言葉が、心に残りました。周囲に期待するよりも、自分自身を変える。それだけで、景色が変わり、人生が変わります。

 

 「どんなところにも美しいものはある。」春香の残した言葉を、新たな出会いが待つすべての人に送ります。もちろん、自分自身にも。