22年前の3月21日、日中の春の強い日差しの中で一日中、練習試合をした後、夜中に妻が産気づきました。産婦人科についたのち、ベッドの横で眠い目をこすりながら(実際には寝ていたといつも妻に言われますが…)待っていると、早朝7時過ぎに、妻は赤ちゃんを出産しました。春香との対面で眠気も吹っ飛びました。3月22日、生きていれば、春香は22歳になります。この4月からは社会人になっていたかもしれません。大人の仲間入りですね。

 

 「大人になる、って何だろう」で始まる3月21日の朝日新聞の天声人語に心が揺さぶられました。

 

 松山の弁護士、射場和子さん(59歳)のところに5歳の男の子がやってきました。お母さんとの相談が終わり、帰るとき、「次に来るときはもっと大きくなっているかな」と尋ねられると、男の子は「やさしくなるよ」と答えたそうです。「彼にとっては大きくなることは、やさしくなるということ。私には衝撃でした」と射場さんは魔法にかかったようだと語ります。

 

 春香、誕生日おめでとう!春香の分までパパは大人になるよ。やさしくなるよ。