はじめに、私の経験と考え方を書き残しておきます。

2024年3月に死産を経験しました。
29週6日でした。
胎動を感じないと思い、受診したところ、
心臓が止まっていることが分かり、
そのまま入院し、陣痛促進剤で出産しました。
母子ともに異常は見当たらず、
赤ちゃんを解剖してまで調べることは
夫婦ともに望まなかったため、
原因は不明に終わりました。

ネットで色んな記事やブログを読んだり、
私自身の中で色々考えたりしましたが、
この事実に何かしらの意味付けを行うのではなく、
ただ事実として受け止めなければと思います。

辛い死産を経験したことは事実です。
でも、赤ちゃんがお腹の中にいて、
確かに家族が3人になったことも事実なのです。
死産はあまりにも残酷な経験ですが、
出産した日は命日と言うよりもお誕生日だと
私は考えています。

できれば、成長していく姿を傍で見たかった。
でも、それは何をしたって叶いません。
だから、せめて私たち夫婦のもとに来てくれたこと、
3人で過ごすことができたことに、
ありがとうを。命が宿ったことにおめでとうを。
そう思いながら進んでいきたいと思います。

日常生活では、子ども連れの方を見かけると
どうしても悲しくなってしまうときがあります。
悲しくなる理由は、妬みや羨望ではありません。
どうしても、自分と重ねてしまうのです。
私にもあんな未来があったのかなと…。

でもどうでしょうか。
もし、もう一度やり直せるなら…?
私は辛い道だと分かっていても、
あの子と出会える人生を選ぶんじゃないだろうか。
あの子と3人で過ごしたかけがえのない時間を
もう一度選ぶんじゃないだろうか。そう思います。

だとしたら、これでよかったんです。
不幸なんかじゃありません。
涙の日は続きますが、悲しいだけではありません。
他人の幸福を喜び、願える人で在りながら、
自分や家族、周囲の人を大切にできる人として、
歩んでいけたらいいなと思っています。

このブログでは、私自身の経験や感じたこと、
考えることなどを残していきたいと思っています。
いち個人の考え方なので、
理解できないこともあると思いますが、
そんな時は、こんな考え方もあるんだなと、
受け流していただけると幸いです。