でも不人気曲。
’94年のアンケートによると、「きゃべつ」の中では下から2番目。再下位は「おなかぱんぱん」。
総合では…あれ?入ってない!?「おなかぱんぱん」も順位に入ってない。
たまの場合、CDなどの表記上、作曲たまとなっていることが多いですが、
実際は作詞した人が作曲しています。99%。
い「これこそ本当に作曲、編曲たまと言えるでしょう。」
ち「あの出来方もおかしかったよね(笑)。『Cいこうかー、Cいこうか、C~♪』とか言って(笑)。」
や「で、ある日渋谷の某スタジオで皆で練習してました。しかし何も進みませんでした。『もうだめだ』という時には『即興タイム』、というのをやるんだけど、このヘリコプターの前に僕は即興をやって気持ちよく歌ってたんだけど、皆に『なんかこの曲友部さんの「まちあわせ」と同じじゃん』と馬鹿にされて、『テメェ、コノヤロー』とか言って…」
た「『テメェ、コノヤロー』」って何、それ!(笑)」
ち「あははははは!」
や「そしたら石川さんが『イカンッ』と思ったのか、太鼓をドンッドンツドンッダダッダッって叩いて、そしたらGさんがベースをブブッって・・・」
た「その前に知久君がジャジャって」
ち「俺がジャジャッジャジャッだけやってたんだよね。でもあのジャジャッからあれができると思わないよね、誰も(笑)」
い「結局、一人だけでジャジャッってやっても出来ないよね。そんで誰かが調子に乗ってパッとそれに何かをつけて、またそれにつけてって・・・」
た「それから柳ちゃんが『ぼくはヘリコプタ~♪』って歌ったからさぁ」
や「よく漫画とかでも、消えちゃいたい場面でピューッて飛んでっちゃうのがあるでしょ。ああいう感じで『もう逃げてしまいたい、ぼくは』という感じで歌いだして、で、それを録ったテープを家に持って帰って聴いたら、結構バカなので、これを曲にするかぁって、詩を2分で書き上げて、次の日に持って行って(笑)
ち「そしたらその日もあーでもない、こーでもないってアイデアが出ちゃって」
た「その曲の間奏で、まったく曲とは関係ない間奏が入ってますけど、それは石川さんが前の日に即興演奏でやった曲をここに持ってきちゃおうとか言ってね」
や「良かったよね、なんか、キーも合ってて助かったよ」
ち「キー合ってんの?」
や「合ってる、合ってる」
た「キー何なの?」
や「Bフラット」
ち「え、あれBフラットなの?」
や「うん、『Bフラット~C~、Bフラット~F~、Bフラット~C~、Bフラット~F~、ぼくはヘリコプタ~♪』」
ち「・・・曲のキーってGだよね。・・・」
や「だから・・・あってねーか(笑)」
た「でも、ベースはGだよ・・・」
や「・・・あ、そうなんだ・・・」
「・・・・・・・」
や「・・・ヤバイッ。まぁそういう・・・」
ち「(笑)そうか、俺、カッコイイ演出なのかと思ってたら、ただお互いにコードを勘違いしていただけなのか(笑)」
や「ヤベッ。はい、次いこ」
(引用 正直6号)
柳ちゃんだけ他のメンバーと認識が違うという、たまではお馴染みの光景です。
石川さんが作ったピアノのパートのキーがBフラットで、曲自体のキーがGってこと?
不人気なのもなんとなく分かります。
表現がマンガっぽいのです。「とこやはどこや」もそう。
もうちょっと、幻想文学的な表現が欲しかった。「満月小唄」みたいにとは言いませんが。
なんか後期たまの石川さんみたいなんだよな。「全裸でゴゴゴー」とか「ハッピーマン」とか。