春眠不覚暁。されど空の明るさには起こされる日々となった。偶に過る「夜明けの歌」岩谷時子作詞・岸恵子の歌。「希望」は暗く始まるので時に滅入るが、前者は最初の音の飛躍が明るいので好きだ。



Denn immer, immer wieder geht die Sonne aufUnd wieder bringt ein Tag für uns ein LichtJa, immer, immer wieder geht die Sonne aufDenn Dunkelheit für immer gibt es nichtDie gibt es nicht, die gibt es nicht


ウドの歌「陽はまた昇る(から)」denn=for

谷村新司

ヘミングウェイTheSunAlsoRises/Fiesta


其れにブラームスの子守唄:

Refrain : 

Morgen früh ,wenn Gott will, wirdst du wieder geweckt.

明日の朝、目を覚ませれば、其れは「頑張って」との神様の思召し。単身赴任時に気落ちする日々の終わり、ウォッカの水割り(700cc開けるのに1年かかって)寝薬代わりに飲んで自分の脳裏に聞いてた。


ドイツ語の先生に炭坑夫挨拶(代わり)の言回しGlück-aufと聞いていたがデュッセ合唱団でよく歌うBergmannslied (炭坑夫の歌)の1番最初と最後は共にGlückauf である。Glück auf= Comeback with Luck (炭坑は地下だからauf=upwards=back)。前述Schützenfest の行進先頭の楽隊は大抵此のメロディーで行進する。独Glück =蘭geluk、glücklich(happy)=gelukkig 、此処に2つポイント、一つは日本のローマ字で習う「っ(小さなつの字)」跳ねる表記が子音をダブらせるがオランダ語の影響の気がする。パン屋=英bakeryベィカリー=蘭bakkerij=バッケラアィ=独Bäckerei ベッケラィ。
二つ目はgelukk---> ge-luck---> (ye-) Luck そう、glücklich = lucky のご親戚に当たる。童話集で有名なGrimm 兄弟のドイツ言語学の著書で印欧語・ゲルマン語の範疇ドイツ語近接諸言語の変貌を紐解いて行った比較言語学。羅pater-英father-低独Vader(既述)-->Vater、( p->f, th->d->t ) 英gate-独Gasse ( t-> s ) 近接諸言語間では意味のブレが生ずる。門と道等。((註) ドイツ語では独vは英f  独wは英vの発音をします。)



太陽の様に朝は元気一杯に起きて、周りに満遍なく光を放とう。



朝日だけではなく夕日も呼ぼう。


Schifferlied(Silcher) : Es löscht das Meer die Sonne aus.海が太陽を呑み込んで消してしまう。Der Gipfel des Berges  funkelt im Abendsonnenschein.(さあて、何の歌かは次回のお楽しみ。)


中学で習った好きな歌(阪田寛夫/山本直純)


夕日が背中を 押してくる
まっかな腕で 押してくる
歩くぼくらの うしろから
でっかい声で よびかける

さよなら さよなら さよなら(淀川長治)