デュッセのFriedrichstrasse中程にSternverlagという老舗の本屋さんが有った。緑色に白い星のマーク。あとは緑でBÜCHER丈。「本なら此処にお任せ、何でも御座れ」的な店だった。最上階は前に紹介した、Antiquitäten 古文書部。ロマン派の詩集、古地図等、神保町の専門店をいくつかくっつけた様な店舗であった。丁度、日本橋の「丸善」を思わせる。23年に数度丸善に行ったが、やはり在庫圧縮効果・影響は否めない。重く場所を取る書籍はオンラインで受注発注販売せざるを得ないのだろう。



右側の3冊と左端のSelected Burns(スコットランド詩人)が「あすこ」1階入口前のSchnäppchen「めっけ物」 棚で見つけたものです。マルコポーロの東方見聞録は「こんな本が有ったらいいな〜」とドイツで流れてたMARCO POLOと言うTV再放送のシーンを思い出しながらいるとナァ~ンとかぐや姫の如く見えたのです。本当に神保町感覚と「雨やどり」の1番の歌詞の如き巡り会いでした。因みに丹波哲郎が放流して来た日本人の鍛冶屋、税吏に苦しむ民衆の1人でアグネスを見ました。高校の頃「オッカの上ヒッナゲシーのハ〜ナで〜」突拍子もない高音を出して僕は歌っていた。白い背表紙はSchwejgの冒険。チェコ出張土産にフェルト地の人形を買った事がある。ペーパーバック・ペンギンで黄色い表紙の英訳版を見たというか買ったのに年月の間に紛失したか、嗚呼果てしない時がァ~(大都会メロディーイメージ)



デュッセHbf(中央駅前)広告塔。パパラッチに会った気分でしょ。広告塔の上に等身大の人形をのっけているのは20年以上前から、其れも人形の場所が変わっていると思う。子供連れのお父さんを見た事もあったし。。



時々デュッセはEyecatch/Blickfangを置く。現物大の馬に赤青ピンク色のペイントして町中に置いたり、添付写真の様なRadschlägerラートシュレーガー(横大輪回りとでも言いましょうか)をもっとキーホルダーに付けられる様に替えた物がある。会社の貿易事務を入社当時してたら、先輩が机の上にこのブロンズ像のミニチュアを飾ってた。ラグジュアリー店舗の並ぶKönigsallee 略称Köを手始めに像は並ぶ。

ドイツ語でアドバイスを意味するRatschlagラートシュラークの複数形Ratschlägeラートシュレーゲに似ているが、Rat(アドバイス)とRad(車輪)で同音異語で有る。後者は自転車(Fahr-rad)の語幹、乗り回す+車輪、複数形は-räderファーㇽレーダーと濁音ダになる。ウィキペディアにデュッセのRadschlägerで探して見ると良い。土地名に-erを付けると「〜の」を示す。(フランクフルトならソーセージの代名詞、大都市に-er付けた通り名はドイツに住む人々には馴染の物だろう) 昔、先輩の持ってた物を土産屋に探して見つからず。今ならシンプルなデザインの物ならいくらでも在るだろう。ベルリンの交通シグナルで「歩け・止まれ」と同様のお土産は何処でも有ったから。