大学の合唱団でミュージカルの合唱編曲版を2種類歌った。一つは深川図書館にブロードウェイキャストのが有ったが時間を空けずに石丸の洋盤コーナーで輸入盤を見つけた。大学1年のクリスマス前後に年暮配送センターでのアルバイトをして、初給与からステレオセットを買って居たから、当時のヘッドホン即ソフトボール半分ずつを耳に宛てがい抜群の音響を楽しんでいた。相前後してカセットデッキを繋ぎカセットテープへ写す。その頃、FM放送其れも夜中はLP掛けっぱなしが多く、全部で120分の方っぽ60分、目覚まし掛けてはドイツ民謡集、ビートルズの未だ持って無かったLPを録音しまくった。此れも寝不足原因では有ったが、学校の予習は好きな授業に集中。残りは授業直前に辞書首っ引きと言う酷い有様だ。此の時こそ「落第」を怖れた事はない。

で、ラ・マンチャの男の英語版をピーター・オトゥール映画とブロードウェイキャストLPと聴いてふと思ったのは主役ドン・キホーテ、セルバンテスはスペイン語で歌わなければ、、20年まだ待たねば仕事場にパソコンが来ないし、ましてや私用でグーグれる状態に成らなかった。21世紀に成り、欧州現地人とeメールする日常から今迄貯まった要望を小まめに進めた。「帰れソレントへ」のイタリア語歌詞。一緒に来た情報を見たらリリ・マルレーンのイタリア語歌詞もあった。何処でも歌われるSilent night の各国語歌詞。後者は10年掛かって20ヶ国分集めきよしこのよるのシラブル(文字割)をEXCEL表にし皆にフィードバックした。ロシア語ブルガリア語クロアチア語も揃い、最後にフィンランド語でフィニッシュ。面白いのは直訳・逐語訳が少なかった事だ。ドイツ語とオランダ語は粗逐語で解り易かったし、仕事上コンタクトの多かったオランダ人に発音指導を仰いだ。クリスマスパーティーでは僕がぽっと出で歌い何語か当てさせる試みもやった。


グーグれる余裕が出来た時に、自分に個人パソコンでトム・ジョーンズが歌う等してスタンダード化したラ・マンチャの男の主題歌「見果てぬ夢」のスペイン語歌詞を皮切りにベルギー人シャンソン歌手ブレル自らの仏語とドンドン裾野を広げて行った。此れは独仏共同の2か国語放送Arteでドン・キホーテ特集が有り、仏語版舞台ラ・マンチャの男(ブレル)やウィーンでLPを買った舞台を目にした事。更にユーチューブさえ見れる時代となった。

今では、合衆国+オーストリア+フランスでシーン毎に録音してるのでフランス語のヒアリング出来ずともドン・キホーテの臨終シーン何処いらを喋って居るかは感じられる。歌舞伎を勉強したりオペラをスコア(楽譜)なりシェイクスピアをレクラムの赤ラベル2か国語で鑑賞する人々とは多分似た経験ではないかと思う。話を砕いて、知ってる演目の落語を聴きに行って圓生と小さんを愉しむと言った感じか。ストーリー、セリフ、歌を小刻みに演技・演唱と組合せると表計算、DVDの音声字幕トラックを複合する作業に似てくる。題目に書いたディズニー。コペンハーゲンで人魚姫像を見たし、娘のVHSも有ったが、DVDの音声トラックにミュージカル歌手2種類有った。欧州では英独仏伊葡、最近では蘭土程の音声トラックがあり、字幕は限られるものの別個トラック。此処で流石と思ったのはディズニー雪の女王で主人公の一人エルザの自分の力に目覚めたシーンの歌「ありのままで Let it go / Lass jetzt los」をアカデミー賞だったと思うが日本語含め各国吹替をリレー紹介した事だ。フラマン語さえある。フランダースの犬のネロ(ドイツではニクラース)の喋っていたであろうオランダ語の北ベルギーで話されている言葉だ。言って見れば日本標準語と関西弁を別個に入れてる感じ。有難うとおおきにを別個トラックにしてる様子である。スウェーデン・ノルウェー・デンマークも別個。フィリプスの世界会話の本を覗いても音声的に粗一緒でも綴が一寸違う見たいだ。グリーグの有名な歌Jeg ersker deg/Ich liebe dichは童話作家アンデルセンの作詞。フィンランドではスウェーデン語も話されており、シベリウスはスウェーデン語の歌曲も作曲している。Var det en dröm/War das ein Traum /Was that a dream. Ty sorgen har nattsvarta rosor/Denn(da) Sorgen hat nachtschwarze Rose/For sorrow has (night)black Rose 他 (タイプする丈でゲルマン語の変化歴史を感じる)ユーロ導入直後ヘルシンキに出張した際ヘルシンキ大男声合唱団のCDを土産に買った。スカンジナビア諸国は欧州歌手のコンテストEurovision Song Contest ESCの入賞回数が多い。ABBAの優勝は当時日本でも衛星中継されていた。70年代後半サッカー試合話題に日本人がSCケルン、バイエルンと話合ってた頃である。Let it go / La det gå(gaa)/Laat het gaan 英諾蘭。は書き連ねるとオランダ語の最後がハー(ン)だが綴を見て「お友達」感がある。英語の動詞goゴゥに対し諾語のはゴー(aにチッチャコイ◯が点いてるのはオ、電気関連でオングストロームの最初のオ)音楽では楽譜が長短を決めるから僕にはオでもオーでも同感覚(ってか、知らんけど、あ無責任) 因みにオランダ語とドイツ語は同じオランダ人歌手が吹き込んでいる。どれを公式とするかにもよるが、オーストリア語・スイスのドイツ語Schwitschdüütsch 迄ユーチューブにアップされている。