家族とホームシアターで毎晩StarTrekDS9とかStarWarsを見ている。

後半悪役になったアナキンがルークにIch bin Dein Vater(私はお前の父なのだ)と自分側に付けと話すシーンには何時もニンマリしてしまう。アルファベットVaderヴェイダーをファーダーと読むとそのまま、Plattdeutsch 北ドイツ語の「親父」だからである。ドイツ人家族に聞いてもネタバレかはハッキリしない。Dat du myn leevste büstという民謡で彼女に両親が寝てる夜中においでという歌詞にVader slöpt,Moder slöpt..親父もお袋もとうに寝込んでる、、おいら1人で起きてるから。と(d->t)子音推移前の「魔王」でお馴染みファーター(父さん)ファーダーと重なるから。最近ネットで見かけた「おじいちゃんのお化け」、此れはスウェーデンの童話題名でおじいちゃんをfarfar(父方の)とmorfar(母方の)と言うらしい事まで見つけた。farmor mormor は察しの通り。根掘り葉掘りは各位の興味に合わせて進んで貰うとして、別題、さすらう若人の歌(マーラー)の原題はLieder eines fahrenden Gesellen. Geselle/nはマイスター制度で色々な土地を転々とする人々にも使われる。ドイツ民謡で別れのモチーフが多いのは此の背景があるようだ。Es,es,es und es,es ist ein harter Schluss.は典型的。フランクフルトから別の職場へと向う渡り職人の歌である。Fahrenに話を戻そう。BMWの日本TVコマーシャルでドイツ語でちょこっと( Freude am Fahrenドライブする喜び)ナレーションが入ってるfahrenは現在使う意味で自転車・車などを運転する事になると思うが、近代よりの自動車・馬車類でなく此れも「道なき道を」歩く表現にも繋がるらしい。男声合唱曲「白き花鳥図」の終曲「白鷺しらさぎ」が水辺の泥の上を歩く様も又fahrenなのかも知れん。

歌の翼に、はTVドイツ語講座で45年程前に毎回落ち着いたメゾソプラノで聞いてた歌。ロシア語講座ではニキータ(山下)さんのMама(母さん)バリトン歌唱が懐かしい。Mnogo(沢山)で始まる。仕事の歌Dubinushkaの始めも同じ単語。(一部脱線フィリプスの世界会話本にブルガリア語欄も有り、有難うはブラゴダーリア。此れをキリル文字で最初の挨拶ファクスに書いてブルガリアのエージェントに送った後の返信速度の速い事速い事)


それにしても今のドイツ語TV講座の教えるレベルは低い。これ程下げ無いと視聴率が上がらないのか?と心配。此れを何年やっても旅行中役に立つ場面は限られる。やはりヒアリングをどうするかが決め手。 中国語アラビア語の方が多方面に渡っていて良いと思う。イタリア語スペイン語は中の上。残念ながらハングル文字が読めないので此れは判らない。英語関連の講座番組の多さには「こんなに別けてどうする家康」感がある。


(さよならコペンハーゲン 続き)

日本帰国便でコペンハーゲン寄った際、人魚姫の横で記念写真を撮った。その頃はチョンガー、自撮りは不可能だった。像の前には人だかり。因って、近場に居たアジア系の人にシャッターを押して貰った。此の人魚姫像モデルは噂だと俳優岡田真澄・バラエティーで顔出してたE.H.エリック兄弟の叔母さんだという。此の像は何度も災難に遭っており、僕が写真を撮った84年8月前後にも右腕を切取られた。添付写真はネットから選んだ物だが、当時の実物は40年も前だからかもっと明るめのブロンズで表情もハッキリ見えた。ディズニーのアニメ・アリエールもドイツ語吹き替え2種類一緒に一枚でDVDが販売されている。


そう言えば、4年程前からのStarTrekシリーズPicardのDVD外装を見たらドイツ語始め西洋語の中に日本語の音声・字幕と言う状態。アジア系言語が溢れ押しやられたか? 販路・価格相場が押さえられたアジア系でなく、価格相場の近い事で日本語を追いやったのか?