漢方薬概要③

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漢方の剤形

 
葛根湯、当帰芍薬散、八味地黄丸、茯苓飲のように、
本来は煎じて飲む湯液、生薬を粉末にして飲む散剤、粉末を蜜で固めた丸剤、煎じ薬を随時お茶のように飲むなどがありますが、
現在では散も丸も湯液として使用されます。(当帰芍薬散料、八味地黄丸料のように料といいます。)
またエキス剤はこの湯液をインスタントコーヒーのように作るように、エキス化したものです。
健康保険には主にエキス剤が適応となっていますが、日本で多く使用される生薬は以前から保険適応となっています。
ただし、大半の生薬は薬価より高い価格が納入価となっています(いわゆる逆ザヤ)ので。保険で漢方を使用することが難しい現状です。
 
 
漢方薬と西洋薬
 
漢方薬は長く飲まないと効かないと思われがちですが、漢方薬は主に慢性疾患の使われてきたため、そのような誤解が生じました。
かぜなどの急性疾患では20分ほどで効果が得られます。
西洋薬にない漢方薬の良さそして、冷え性などの不定愁訴は、漢方薬の独断場です。
また補材の力を利用して、ガンなどに抗ガン剤と併用がされることもあります。
 
 
小寺 一

草根木花 ~オウゴン~

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オウゴン(黄芩

 

科 名  シソ科

学 名  コガネバナ Scutellaria baicalensis Georgi

学名の意味:Scutellaria scutea(小皿)に由来。

Baicalensisは、バイカル地方に由来。

植物の特徴:多年生草本、高さ50cm、葉は対生、披針形、夏に紫色の穂状花序をつける。

 野草のナミキソウに花はよく似ている。

 日本では、江戸時代に朝鮮から種子を輸入し、小石川御薬園で栽培されたのが始まりで、

今日でも薬用や観賞用として栽培されている。

 

別名:コガネヤナギ(葉が狭いのでコガネヤナギともいう)

使用部位:周皮を除いた根

主要成分:バイカリン(10%以上)

名前の由来:コガネバナのコガネとは根が黄色いことを指すもので花は紫色である。

性味:苦・寒

主治:清熱・燥湿・解毒・安胎

薬理:抗炎症作用、清熱作用。

 黄芩は代表的な清熱燥湿薬のひとつで呼吸器、消化器、泌尿器などの炎症や熱性疾患に幅広く応用され、

特に肺熱(呼吸器感染症)を清するといわれている。

 副作用としては、漢方薬による間質性肺炎や肝機能障害の発生に黄芩の関与が示唆されているので注意が必要である。

 イリノテカンの副作用を緩和する作用が報告(半夏瀉心湯)
 塩酸イリノテカンはDNAトポイソメラーゼを阻害して強い抗がん活性を示しますが、副作用として重篤な下痢があります。

 これは塩酸イリノテカンの活性体が肝臓でグルクロン酸抱合を受けて胆汁経由で腸管に排泄された後、

腸内細菌のβ-グルクロニダーゼによって脱抱合される結果、活性型代謝産物が再生成され、

これが腸管粘膜を損傷して下痢が引き起こされると考えられています。
 半夏瀉心湯のオウゴン(バイカリン)には、β-グルクロニダーゼを阻害する活性があるため、活性型の腸管での再生成を抑え、塩酸イリノテカンの下痢を抑制する効果が指摘されています。

方剤・・・黄芩湯、清肺湯、小柴胡湯、大柴胡湯、五淋散、黄連解毒湯、三黄瀉心湯、半夏瀉心湯

 

↑ナミキソウ

 

はるにれ薬局 屯田店

後藤 伸佳

スポーツファーマシスト

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みなさん、おはようございます。

昨日は札幌では快晴でして、エアコンの試運転をしました。

今日は暖房を付けています。

寒暖差での風邪には十分気を付けてください。

本店の裕史です。

 

さて、今日はドーピングに対するお話しです。

 

昨日のヤフーニュースで

大リーグの選手がドーピング規制対象物質の摂取により、80試合の出場停止の処分

が下りたと読みました。

 

対象物質は『フロセミド』

 

主な用途は利尿薬です。

利尿薬とは言っても、うっ血性心不全などの治療によく使用されます。もちろん、そればっかりではないですが。

心不全に用いる際には、身体の余分な水分量を減らして、心臓の負担を減らす目的です。

 

『利尿薬でドーピング?どうして?』

 

筋肉増強作用のあるもの等、

ドーピング対象物質を利尿作用により早く体外に排出させ、

検出できないようにするため。だそうです。

 

どういう理由でフロセミドを摂取したかはわかりませんが、

ドーピングを意図せず、ただ治療目的で使用していたのなら可哀そうな事例です。

 

さて、もしも治療目的であるなら、どういう手段が必要だったのか?

 

まずは、ドーピング対象物質にどういうものが当てはまるのかを知っておく必要があります。

 

以下のサイトで調べることが出来ます。

https://www.globaldro.com/JP/search

 

もしも対象物質であり、治療上必要のある薬であった場合、TUE申請(事前申請)が必要となります。

https://www.realchampion.jp/

 

そして注意が必要なのは、市販で売っている薬、サプリメントでも禁止物質である可能性があります。

 

もっと詳しく知りたい!

という方はお近くの『スポーツファーマシスト』にご相談ください。

 

スポーツファーマシストとは…

アンチ・ドーピングに対する知識を持った薬剤師のことをいい、受講・試験合格によって与えられる資格です。

現在では全国に約8000人いるそうです。

 

私はビリヤードのプロとしても活動しており、

もちろんその大会の中ではアンチドーピング対象のものもあります(ジャパンオープン等)。

 

ビリヤード業界のためでもありますが、

私もスポーツファーマシストになるべく東京での勉強会に参加してきます。

試験なども通り順調にいけば、来年の春には資格を持つことになります。

 

資格取得の際には、また同ブログにて報告させていただきます。

 

さて、勉強をがんばりますか!!!