はるにれ漢方日誌
北海道にある調剤薬局です。ホームページはこちらから

  • 03Jul
    • 草根木花 ~南天~の画像

      草根木花 ~南天~

      ナンテン(南天)科 名 メギ科学 名 Nandina domestica学名の意味:Nandina : ナンテン属domestica : 国内の、その土地産の名称の由来: 名前の由来は、中国名の南天竹(なんてんちく)からで、南天をそのまま音読みにしたものです。これは、難転(なんてん)、成天(なるてん)の意味になり縁起の良い植物として用いられています。使用部位:果実、葉、茎、根が生薬となり、果実を乾燥させたものを「南天実」と呼ぶ。別名: 南天竹子、白南天植物の特徴:花は比較的地味な白い花。 真ん中は黄色。成分:「南天実」は「o- methyldomesticine」や「「nandinoside」を含んでいます。 ・「o- methyldomesticine」は、咳やのどのあれに効く作用があります。・「nandinoside」は抗アレルギー作用を持ち、これを元にして人工的に合成されたトラニラストが抗アレルギー薬及びケロイドの治療薬として実用化されている効能: 止咳原産地:中国原産。日本では本州の関東南部以西、四国、九州に分布。応用:・葉は南天竹葉(なんてんちくよう)といい、果実と同様の効き目があるとされ、民間では解毒薬として用いられています。 とくに魚の中毒のときに新鮮な葉をよく噛んで飲み込みます。このとき吐くことがありますが、その方が効果的といわれています。・赤飯の上にナンテンの葉を置く習慣には、毒消しの意味があります。解毒作用のあるチアン水素がごく微量に発生して、これが殺菌効果をあげて腐敗させないからです・ハチに刺されたとき、生の葉をよくもんで、その汁をつけると痛み止めになり、また乗り物酔いには生の葉を噛むとよいといわれています。・薬用としての南天は鎮咳薬、解熱薬で用いられています。最近は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、ケロイドなどの治療薬として南天の葉や実から抽出した成分を治療薬として用いる機会が多いです。・・・商品名「リザベン」・平安時代に中国から渡り、古来より鎮咳の生薬として、 縁起ものの木として日本で親しまれた植物。それが南天です。日本ではナンテンが「難転」~難を転じて福となす~に通じることから、縁起木として愛されてきました。・戦国時代には、武士の鎧びつ[鎧を入れておくふた付きの箱]に南天の葉を収め、出陣の折りには枝を床にさし、勝利を祈りました。・正月の掛け軸には水仙と南天を描いた天仙図が縁起物として好まれたようです。江戸時代になると、南天はますます縁起木として尊ばれるようになります。江戸の百科事典「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」には、南天を庭に植えれば火災を避けられる。とても効き目がある(現代語訳)という記述があります。江戸時代にはどこの家にも南天が火災よけとして植えられるようになり、さらには悪魔よけとして玄関前にも植えられるようになりました。処方:特になし。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 28Jun
    • はるにれ漢方勉強会の画像

      はるにれ漢方勉強会

      みなさん、こんにちは。本店の裕史です。さて今日は「はるにれ漢方勉強会」の様子を写真に撮りましたのでアップいたします。はるにれ薬局には漢方にとても詳しい薬剤師が集まっておりますが、私のように漢方初心者がさらにレベルアップするために勉強会を不定期開催しております。このように有志薬剤師が集まり、勉強会を行っております。使用しています教材はこちら中医学の基礎から始まり、症例&処方意図なども説明されておりとても読みやすい教材になっております。漢方・中医学に興味のある方はぜひ、読んでみてください。それと、カレーの試食会も行ったのですが…同じものを作ったはずですが、少し薄くなってしまいイマイチは反応でした。また挑戦します!!!はるにれ薬局 本店小寺 裕史

  • 12Jun
    • 生薬?スパイス?の画像

      生薬?スパイス?

      ど、どーんっ!!!夏と言えばやっぱりこれ。カレーですね。みなさん、こんにちは。本店の裕史です。さて、このカレー。どうしたかといいますと、なんと作りました。ただし、普通には作っていません。みなさん、カレーのスパイスと漢方の生薬には共通するものがあるのは知っていますか?私は日頃より多くの生薬末と接してきていましたが、「絶対にこんなんでカレーなんかできない。」って思っていました。が、なんとできました。今回、カレーを構成するスパイス(生薬)はこちら。はるにれ夏カレーとして生薬を選別しました。特別なのは夏バテ対策として「黄耆」と「紅参」を入れたことでしょうか。これらにプラスして家にあったクミン、ガラムマサラ、チリペッパー、バジル、ローリエを加えました。作り方はとても簡単。①玉ねぎのみじん切りをあめ色になるまで炒める②あめ色になったらニンニクを加えてさらに炒める。③ここにスパイスたちを投入。④良く炒めたら、鶏肉をいれて表面に火を通す。⑤これにトマト缶を潰したものとローリエを加える。⑥沸騰したら蓋をして弱火。⑧最後に白ワインとバジルとガラムマサラで風味を付けて、塩と砂糖で味を調える。とカレー粉やルーなど一切使わずに作ってみました。肝心の味はというと…めっちゃおいしぃー!!!!とってもスパイシーな仕上がりになりました。なお、販売・提供などは行いません。今週末に行うはるにれ漢方勉強会でも試食会を行う予定です。果たして、みなさんの感想は…はるにれ薬局 本店小寺 裕史

  • 10Jun
    • スポーツファーマシスト取得の画像

      スポーツファーマシスト取得

      みなさん、おはようございます。本店の裕史です。昨日まで札幌ではYOSAKOIソーラン祭りが開催されていました。毎年ながら迫力のある演武が披露され、とてもにぎわっていましたね!観に行ったわけではないのですが。…本店は休日当番でしたので。さて今日はご報告がありまして、題名の通りスポーツファーマシストを取得いたしました。ドーピングに詳しい薬剤師といったところでしょうか。ドーピングというと「筋肉増強だ!」「記録更新だ!」などなかなか関わりのない世界に聞こえますが、実はかなり身近なものがドーピング対象物質になっていたりします。例えば…花粉症の薬であるディレグラ。ディレグラは抗アレルギー成分である(フェキソフェナジン)と鼻粘膜のうっ血をとる(塩酸プソイドエフェドリン)とが配合されている薬です。この(塩酸プソイドエフェドリン)が競技会時に禁止される対象物質に該当しています(閾値制限有)。どうしてかというと、塩酸プソイドエフェドリンの作用機序が交感神経を刺激するものであって、その結果体を活発的に動かす可能性があるためです。全然ドーピングなんかに関係なさそうな薬なんですけどね。あと、薬以外で注意しなけれないけないのがサプリメント(特に海外のもの)。外箱などに成分表が記載されていますが、実はサプリメント自体が食品という区分になってしまうため、すべての成分を表記する義務はなく、ドーピング対象物質が混入している可能性も低くはないんです。最近はドーピング対象物質が入っていません!と認証しているメーカーさんもあるので安心性は高まっていますが、リスクがあると認識した上で、サプリメントが自身にとって本当に必要なものなのかを考える必要があります。とまぁ普段から飲んでる薬やサプリメントを何気なく飲んでるだけでもドーピングになってしまうケースが多々あります。うっかりドーピングですね。私自身、プロの競技者(ビリヤードのプロ)ですので、十分注意する必要がありますし、またスポーツファーマシストとしてうっかりドーピングを未然に防げるよう努めていきます。最後に競技者の皆さんへ。「私が飲んでる薬、大丈夫かしら?」と思ったら、お近くのスポーツファーマシストに相談しましょう。はるにれ薬局 本店小寺 裕史

  • 04Jun
    • 草根木花 ~キキョウ~の画像

      草根木花 ~キキョウ~

      キキョウ(桔梗)科 名 キキョウ科学 名 Platycodon grandiflorum学名の意味: Platycodon : キキョウ属grandiflorum : 大形花の。Platycodonはギリシャ語の「platy(広い)+ codon(鐘)」が語源、花の形に由来。名称の由来: 根が結(桔)実して硬(梗)い事に由来。・韓国では桔梗根はトラジと呼ばれ、根を塩漬けにして食用にされている。・根には有毒のサポニンが含まれているが、ゆでて水にさらせば食べられるので日本の重要な救荒植物であった。・桔梗の木偏を取ると、更に吉となることから好んで家紋に使用された(加藤清正や明智光秀etc) 使用部位: 根別名:白薬、 アサガオ(万葉時代)植物の特徴: 花の蕾は、英語でbellflowerバルーン・風船のような形の蕾にちなむ。桔梗(chinese bellflower)リンドウ(autumn bellflower)ホタルブクロ(spotted bellflower)成分: プラチコジン、ポリガラシン性味:苦辛、平 帰納:肺、胃効能:去痰し肺機能を調え鎮咳する、排膿作用を促す。主治:外感による咳嗽、咽喉の腫痛、胸部膨満感、脇痛、下痢腹痛、化膿性疾患・「舟楫(ふなかじ)の剤」と呼ばれ他の薬剤の効果を上部の病変部に運ぶ働きがある。処方:桔梗湯、桔梗石膏、小柴胡湯加桔梗石膏、排膿散及湯、参蘇飲、清肺湯、竹筎温胆湯、葛根湯加桔梗石膏、清上防風湯、十味敗毒湯等。原産地: 日本在来種、朝鮮半島、中国。・龍角散や浅田飴などの多くの鎮咳、去痰の家庭薬に配合されている。・「薬徴」(吉益東洞)・・・「濁唾、腫膿ヲ主治スルナリ。傍ラ咽喉ノ痛ヲ治ス。」・「古方薬議」(浅田宗伯)・・・「味辛温、胸脇ノ痛、刀ニテ刺スガ如キヲ主リ、咽喉痛ヲ療シ、痰ヲ消シ、チョウカヲ破リ、血ヲ養イ、膿ヲ排シ、竅ヲ利シ、嗽逆、口舌ニ瘡ヲ生ジ、赤目腫痛ヲ治ス。」はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

    • 接遇研修会の画像

      接遇研修会

      みなさん、こんにちは。本店の裕史です。とても久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。はるにれ薬局では初の取り組みになります「全店合同による接遇研修会」今回は、接遇研修会の様子をアップいたします。全店舗の事務さんと有志薬剤師さんが本店に集まり、接遇のスペシャリストの先生をお招きし、研修を行いました。実際に例を見ながら学ばさせていただきました。自身でできているつもりでも、周りから見るとそうでもない。業務中はもちろんですが、普段の生活から改善する必要があるなぁ感じました。そして各々でも意識の違いがあったと思います。これを機にさらに接遇について勉強していきましょう。しばらく漢方についてもアップしていなかったので、少しずつアップしようと思います。今回はこれにて。はるにれ薬局 本店小寺裕史

  • 22Feb
    • はるにれ親睦会の画像

      はるにれ親睦会

      みなさん、こんにちは。久しぶりの更新になってしまいました。本店の裕史です。今年もどうぞよろしくお願い致します。先日行われました「はるにれ親睦会」の様子を写真に収めました。芦別店薬局長・栄通店薬局長・新琴似店(本店)薬局長の並び女子会焼き係親睦会という名の通り、各店舗のスタッフが集まり親睦を深めていました。また、退職される方が2名、新規に配属された方が1名。歓送迎会も同時に行いました。2次会ではビリヤードもそういえば…昨年は観楓会も行ったのですが、すっかりアップするのを忘れてました、ごめんなさい(;^ω^)ログホテル・メープルロッジさんにて写真もあまり残ってませんでした(;^ω^)今年は本店薬局長の新薬講座のコーナーを設けますのでそちらもどうぞお楽しみに!はるにれ薬局本店小寺 裕史

  • 31Jan
    • 草根木花 ~エゾエンゴサク~の画像

      草根木花 ~エゾエンゴサク~

      エゾエンゴサク(延胡索)春の妖精科 名: Papaveraceaeケシ科学 名:Corydalis fumariifolia ssp.azurea 学名の意味:Corydalis: ギリシャ語の「Korydallis(雲雀:ひばり)」が語源。距のある花の形がヒバリに似ているから。名前の由来:エンゴサクは延胡索の漢名。別 名: 玄胡索(げんごさく)性 味:辛・苦、温薬効と主治:延胡索はかつて玄胡索と言われていたが、宋代の眞宋の諱(いみな)を避けて玄を延に改め、以後延胡索と呼ばれるようになった。*避諱(ひき)・・・目上の者の本名である諱(いなみ)を用いることを忌避すること。特に中国の皇帝の諱に使われた漢字は、口に出したり書物に記載することも一切さけた。他に玄武湯が真武湯に変わったのも同じ理由からです。効能:活血、理気、止痛。・延胡索は、気血の流れを促進するために「血中の気、気中の血を行らせる」と言われている。また、止痛薬として、気滞や血瘀(けつお)による痛みに効果があり、「一身上下の諸痛を治す」と言われ、特に胃痛や月経痛の治療に優れている。OTCでも胃薬や婦人薬にしばしば配合されている。アイヌ名: トマ・塊茎はアイヌイモ(トマ)とも呼ばれ、アイヌの食療として用いられていた。幕末の探検家松浦武四郎の日誌にも、釧路から阿寒をへて摩周を一回りした際、宿でこのアイヌイモをかゆにして食べたという記録がある。・安中散の中にも入っています。安中散は、アニサキスを疑うような胃痛にとても良く効きます。新鮮な魚介類を食べるときには、ぜひ持参しておくと心強いです。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 02Nov
    • 草根木花 ~カロコン~の画像

      草根木花 ~カロコン~

      カロコン(栝楼根)科 名 ウリ科学 名 Trichosanthes kirilowiiトウカラスウリ(唐烏瓜)Trichosanthes kirilowii var.japonicaキカラスウリ(黄烏瓜)学名の意味:Trichosanthes :カラスウリ属ギリシャ語の「thrix(毛)+ anthos(花)」が語源。花冠の先が細裂して糸になることから。cucumeroides : キュウリ属に似たkirilowii :  採集家「キリロフ」に由来使用部位: 皮層を除いた根別名:天花粉・瓜呂根・瓜蔞根・花粉植物の特徴:・つる性植物。・夏の夜に花が咲く。・実を、烏が好んで食べることから「烏瓜」。成分: デンプン、アミノ酸、脂肪酸(trichosanic acidなど)、ステロイド、トリテルペン、レクチンなど。効能:解熱、止瀉、鎮咳、排膿、の目的で、虚弱な傾向のある人で口渇のある疾患に用いられる。民間では催乳、解熱、利尿、咳止めに用いられる。原産地:中国(安徽・河南・山東省など)。応用:粉末 (天花粉) は幼児の皮膚病に外用する。根のデンプンは天花粉といい、かって乳児の汗疹の治療に用いられた。ちなみに最近のベビーパウダーはデンプンに亜鉛華などを加えたものが殆んどである。また、基原が同一で薬用部位の異なる生薬に、栝楼実、栝楼仁、栝楼皮があり、用途も違う。処方:柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯、柴陥湯。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 26Oct
    • 草根木花 ~ライラック~の画像

      草根木花 ~ライラック~

      ライラック科 名 モクセイ科学 名 Syringa vulgaris学名の意味: Syringa : ハシドイ属      vulgaris : 普通のSyringa(シリンガ)は、ギリシャ語の「Syrinx(笛、パイプ)」が語源。 枝から笛、パイプを 作ったことから。植物の特徴:ひとつひとつの花は筒状で、先が4つに切れ込んでいます。5つに切れ込んだ花もごくわずかあって、幸せを呼ぶものとして喜ばれています。開花時期は、 4/15 ~ 5/ 15頃。・「ライラック」は英語名。・イギリスでは 5月祭の花になっている。・花は紫、白、赤など色さまざま。・密生して咲く。・とてもよい香りで香水の原料にもなる。・冷涼地を好み、札幌市の「市の花」。別名:リラ・・・英語のLilac(ライラック)を、フランス語では 「Lilas」と呼ぶことから。フランスで「リラの咲く頃」とは、一番良い気候のことを指す。・和名では紫丁香花(むらさきはしどい)やハナハシドイと言う。花言葉:白…年若き無邪気さ青春の喜び。    紫…恋愛のはじめての喜び。原産地:バルカン半島、アフガニスタンなど。ライラックまつり:1959年に第1回が行われた。大通公園4丁目で行われたこの最初のまつりでは、トラックでパレードが行われた。・1889年に学校法人北星学園の創始者、サラ・クララ・スミスがアメリカ合衆国から持ち込んだものが札幌市におけるライラックの始まりであり、その後札幌市内に広まったライラックは。第1回が行われた翌年の1960年、市民の投票が行われ「札幌市の木」に選定された。(2位はニセアカシアでした)最古のライラック:明治23年、北星学園の前身であるスミス女学校の創始者サラ・C・スミス女史が、故郷アメリカから携えてきたもので、北大付属植物園に現存しています。※本年度は終了いたしましたはるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 05Oct
    • 草根木花 ~カッセキ~の画像

      草根木花 ~カッセキ~

      カッセキ(滑石)学 名 Kasseki基原:主として含水ケイ酸アルミニウム及び二酸化ケイ素からなる組成式:Mg3Si4O10(OH)2別名:白陶土、唐滑石、軟滑石、硬滑石、タルク・軟滑石・・・天然の含水ケイ酸アルミニウム(加水ハロサイト)・硬滑石・・・滑石(タルク)で天然の含水ケイ酸マグネシウム・正倉院に保管されていた滑石は軟滑石であった。現在は中国では主としてタルクを用いているが、日本では加水ハロサイトやカオリナイト(白陶土)を用いている。特に、白くて滑らかで、水で潤すと全体が軟化して崩壊するものを唐滑石と呼んで上品とする。・滑石はモース硬度1の基準となる標準物質で、鉱物の中で最もやわらかいもののひとつである。・爪で傷つけることもできる(爪の硬度は2.5度)。薬用部位:鉱物温寒:涼帰経:胃・膀胱薬味:甘 薬能:利尿通淋、清熱解暑、去湿斂瘡、熱淋、石淋、尿熱渋痛、暑湿煩渇、湿熱水瀉に用いる.湿疹、濕瘡、汗疹に外用する薬徴:小便不利を主治する也。傍ら渇を治す。薬効:利尿作用  消炎作用成分:含水ケイ酸マグネシウム、加水ハロサイト(酸化アルミニウム)効能:消炎性利尿、止渇薬として、膀胱、尿路疾患に応用する.また切傷に外用する.薬理作用:膀胱炎・尿道炎の要薬です。硬滑石には吸着及び収斂作用があり、腸管を保護し止瀉作用がある。また、その粉末は傷口を保護し、分泌物を吸収、かさぶた形成促進作用がある。用途:消炎、利尿、止瀉薬として、利尿減少、口渇に応用する。膀胱、尿道、腸管の炎症をおこした粘膜面を緩和包摂させるのである。また、切傷などに外用する。臨床応用:去湿清熱の常用薬である。尿量減少に熱象をともなうときによく用いる。 熱淋(急性尿道炎、膀胱炎など)・石淋(尿路経結石)に用いる。利尿清熱作用があるので尿路系結石・急性尿路感染症などの方剤に広く用いる。 熱射病・日射病に用いる。 熱性疾患の中期か極気で、持続性発熱・身体が重たい・口渇・舌苔黄などの症状があるとき(湿熱病の気分証で湿象をともなったもの)には、滑石を補助薬として用い、他の清熱利湿薬を配合して湿熱を尿とともに除去する。 このほか、温熱病の回復期で、脱水・栄養障害をきたし、炎症(余熱)が残存しているときにも、滋陰薬に滑石を少量加えて利尿して熱をさます。 皮膚湿疹・皮膚炎などに、黄柏末などを配合して外用する。滑石を創面に撒布すると、皮膜を形成して創面を保護し・分泌物を吸収し・痂皮形成を促進する。処方:五淋散、猪苓湯、猪苓湯合四物湯、防風通聖散

  • 08Sep
    • 北海道胆振東部地震の影響による開局について

      このたびの北海道胆振東部地震で被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。はるにれ薬局ではすでに開局を再開しており、処方箋受付を行っております。開局時間はホームページ掲載の通り行う予定でございます。また薬の流通により一部お渡しできない部分がございます。ご了承ください。はるにれ薬局本店小寺 裕史

  • 16Aug
    • お祝いの画像

      お祝い

      みなさん、こんにちは。お盆はいかがお過ごしでしょうか?札幌では雨が続いておりまして、帰省中に風邪を引いたという方が多く見受けられました。急に寒くなりましたものね。私はまだ扇風機を使っておりますが。本店の裕史です。実は2018年8月ではるにれ薬局は開局25周年を迎えました。お祝いのお花まで頂いてありがとうございます。25年前、はるにれ薬局は私の父が開局しまして、当時、私はまだ小学生でした。なにかあるとすぐに薬局に「お母さんいますか?」と電話し、今でも電話番号は暗記しているほど電話をかけていましたね。25年たった今では、父と兄と一緒にはるにれ薬局で働いている。いつの間にか薬剤師一家になってしまいました(長男は薬剤師ではありませんが)。25周年を迎えましたが、『For The Patients.』を胸にこれからもがんばっていきます。みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。はるにれ薬局本店小寺 裕史

  • 10Aug
    • 草根木花 ~カゴソウ~の画像

      草根木花 ~カゴソウ~

      カゴソウ(夏枯草)科 名 シソ科学 名 Prunella vulgaris      var. lilacina学名の意味:Prunella : ウツボグサ属vulgaris : 普通の、通常のlilacina : 藤色の、 ライラック色の使用部位:花穂・・・花穂が半分くらい枯れたころに採取する。植物の特徴:夏、紫色の唇状の花が咲く。 毛ばだった花穂のようすが、 弓矢を入れる靫(うつぼ)に  似ていることから「靫草」。・「靫(うつぼ」とは、 武士が矢を入れて持ち歩いた用具のことで、長い竹かごで作り、その外側を虎や熊、猿などの毛皮や鳥の羽根で覆った。・日本全土の日当たりのよい山野の草地、路傍に多く自生。北海道でも各地に自生しています。別名:夏枯草(かこそう)・夏枯草(カゴソウ)は8月ころの真夏に花穂(かすい)だけが急に変色して褐色になり、まさに枯れたようになるために夏枯草(かごそう)の名前があります。成分:トリテルペノイド (ウルソール酸及びその配糖体ブルネリン、オレアノール酸、フラボノイドを含有する。)薬理作用:弱い強心利尿作用 (ウルソール酸、ブルメリン)原産地:中国 (江蘇、安徽、河南省など) 、韓国、日本(長野、四国)応用:降圧利尿、消炎薬として、水腫、小便不利、淋疾等に用いる。漢方では肝熱を清し、硬結を散じる効能があり、高血圧や結膜炎、めまい、頚部リンパ節腫大甲状腺腫、乳腺炎、乳ガン、肺結核、帯下などに用いる。日本では利尿薬として膀胱炎 (淋疾) 、腎炎に用いる。家庭薬の利尿剤としてしばしば配合されている。1.清熱作用眼の充血や高血圧の諸症状に用いる。眼の充血・疼痛、頭痛、ままいなどに石決明、菊花と配合する。夜になると眼がはげしく痛むものには当帰・玄参・芍薬などと配合する。 (夏枯草散)流涙をともなう眼痛には夏枯草と香附子の粉末を服用する。そのほか口内炎や扁桃炎にうがい薬として夏枯草の煎液を用いる。夏枯草には降圧作用もあるため、めまい、頭痛などの高血圧随伴症状や高血圧予防に単独あるいは決明子などと配合して用いる。2.抗腫瘤作用頚部リンパ節腫瘤や甲状腺腫に用いる。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 30Jul
    • はるにれ納涼会の画像

      はるにれ納涼会

      みなさん、こんにちは。今日は暑いですねー。札幌でも30℃あるそうです。本州とは違い、北海道の住居にはエアコンがついてないのが標準ですよね。みなさん熱中症には十分気を付けてください。暑ければ涼しいところに逃げましょう。本店の裕史です。今日は漢方・生薬のお話は一切ありません。ご了承ください。はるにれ薬局では全店が集って行う催しが年2回(くらい?)ありまして、その中の一つ。『はるにれ納涼会』の様子をアップします。0次回(フライングビール)&一次会 サッポロビール園ジンギスカン食べ放題でした。いくら好きでもあと2か月はジンギスカン要りませんね。二次会ではビアガーデン。社長は一次会で離脱。ビール園→ビアガーデンと夏を満喫しました。三次会は居酒屋にて、はるにれ元職員も駆けつけてくれました。写真はないです。なかなか全店で集まることがないですからねー。初めまして。という方もいらっしゃいました。まじめな時はまじめに。楽しいときは楽しく。さて、暑い日が続きますが引き続きがんばりましょ!

  • 27Jul
    • 草根木花 ~ガイハク~の画像

      草根木花 ~ガイハク~

       ガイハク(薤白)科 名 ユリ科学 名  ラッキョウ Allium chinense      ノビルAllium grayi学名の意味  Allium : ネギ属         chinense : 中国のAllium(アリウム)は「ニンニク」の古いラテン名で、 「匂い」という意味が語源。使用部位:鱗茎別名: エシャレット成分:フルクトーゼ、グルコーゼなどの糖類と精油効能:理気、 止痛、通陽、活血。方剤:栝蔞薤白白酒湯(金匱要略)原産地:らっきょうの原産地は中国のヒマラヤ地方とされ、中国では紀元前から栽培が行われ 薬用として使われていたといわれています。日本に伝わったのは9世紀頃で、平安時代の「新撰字鏡」や「本草和名」では「薤」という名で、「延喜式(えんぎしき)」では「薤白」の名で登場しています。当初は薬用として利用していましたが、江戸時代に入ると食用としても用いられるようになり、広く栽培されるようになりました。・鱗茎には特有の香りがあり、この茎の根元近くの部分を食用にする。甘酢漬け(あまずづけ)などに利用され古くから親しまれている。・エシャロット・・・らっきょうを軟白栽培して若採りしたものは「エシャレット」の名前で流通しています。「エシャロット」と表記されることもありますが、正しくはエシャレット。らっきょうと比べ風味がマイルドでそのまま食べられます。五葷(ゴクン)・・・臭気の強い五種の野菜。仏家では大蒜(ニンニク)・小蒜(ヒル)・興渠(ニラ)・慈葱(ネギ)・茖葱(ラッキョウ)の五種をいい,これを食べると淫欲(いんよく・憤怒(ふんぬ)が起こるとして禁じる。薬徴・・・心胸痛みて、喘息、咳唾するを主治するなり。背痛、心中痞を旁治す。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 13Jul
    • 開局時間変更のお知らせ

      みなさん、こんにちは。久しぶりの更新になりますね、本店の裕史です。この時期は特定の疾患が多くなるわけではないのですが、暖かくなってきたので血圧が下がりやすくなります。高血圧症で薬を飲んでいる方、反対に血圧の下がりすぎには気を付けましょう。また、毎年のことですが脱水で運び込まれる方も多数いらっしゃいます。こまめに水分摂取を心掛けてください。さて、今日は開局時間変更のお知らせです。はるにれ薬局 本店今まで平日 9:00~18:00土曜 9:00~13:00だったのですが8/1より平日 9:00~17:30土曜 9:00~13:00と変更になります。ホームページの方も変更いたしました。ご迷惑をおかけしますが、ご来局の際にはご注意を願います。はるにれ薬局 本店小寺 裕史

  • 12Jul
    • 草根木花 ~キク~の画像

      草根木花 ~キク~

      キク(菊花)「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」百人一首の一つで、古今集の凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の作である。科 名 キク科Compojitae学 名 Chrysanthemum morifolium学名の意味は・・・Chrysanthemum : キク属 morifolium : クワ属(Morus)のような葉の使用部位:頭状花、頭花性味:甘・苦、微寒薬効と主治:解表、清熱解毒、平肝、明目。「きく」は、漢名の「菊」を音読みしたもので、また「菊」という漢字は、散らばった米を1ヶ所に集めるの意味があり、菊の花弁を米に見立てたものです。漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられた。中国では菊は、不老長寿の薬効があるとされ、陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み長寿の祈願をした。これがしだいに日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する「重陽の宴」が催されるようになった。のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。(日本の国花は、菊と桜の2つです)なぜ、菊の花が葬儀に使われるか…ヨーロッパ諸国において白菊が墓参に用いられ、日本や中国、韓国でもこの影響を受けて葬儀の際の献花には菊が用いられることが多くなった。この習慣の影響で病気見舞いに菊の花を贈ることはタブーです。はるにれ薬局 屯田店後藤 伸佳

  • 29Jun
    • 薬剤師募集の画像

      薬剤師募集

      みなさん、こんにちは。本店の裕史です。以前にも書きましたが、薬剤師が不足しております。募集していますのは栄通店です。はるにれ薬局では薬剤師会会費を始めとし、研修認定薬剤師、漢方認定薬剤師、スポーツファーマシストなど資格取得の助成をしており勉強しやすい環境にあります。また引っ越しが必要な場合には引っ越し金も考慮致します。お気軽にご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。なお、仲介会社を通しての求人はしておりません。ご了承ください。はるにれ薬局 本店小寺 裕史TEL:011-765-4693

  • 28Jun
    • 草根木花 ~オンジ~の画像

      草根木花 ~オンジ~

      オンジ(遠志)科 名 ヒンメハギ科学 名 Polygala tenuifolia学名の意味:Polygala:poly(多い)+gala(乳)乳牛の乳量を増す。tenuifolia:細葉の植物の特徴:多年生草本、葉は互生し披針形総状花序に緑白色の花、さく果は心臓形。出典:神農本草経 上品別名:糸姫萩(イトヒメハギ)・・・日本に自生するヒメハギに似て葉が細いことによる。北アメリカには同属植物の薬草、セネガP.senegaがあり、中国では美遠志と言う。使用部位:根名前の由来: 志を遠大にするので遠志と言う。成分: トリペルテンサポニンのオンジサポニンA~G、キサントン誘導体、トリメトキシケイヒ酸が含まれる。サポニン:saponinとは、ステロイドやトリテルペンの配糖体で石けんのように水に溶けて発泡する物質の総称。性味:苦・辛主治: 安心、袪痰、消腫薬理:去痰作用、抗浮腫作用、利尿作用[訂補薬性提要]・・・苦辛、温、心腎を補い、志を強くし、智を益し、健忘驚悸を治す。遠志の入ってる方剤は帰脾湯・・・心と脾の虚による諸病を治す方剤です。朝起きにくく日中は眠くてうとうとする。しかし、夜になって眠ろうとすると眠れない(気虚)、寝ついても眠りが浅く、目覚めやすくて夢が多い(血虚)。加味帰脾湯・・・帰脾湯に柴胡と山梔子を加えた方剤。帰脾湯証にのぼせ、ほてり等の熱状(山梔子)あるいは、胸苦しい、イライラ等(柴胡)の肝火旺の症状のくわわったもの。人参養栄湯・・・脾肺の気虚、すなわち食欲不振、下痢、四肢倦怠、肌肉消痩、面黄、短気、自汗、咳に心血虚、即ち不眠、驚悸、健忘等の症状を呈するもの。もしくは、気血両虚してさらに虚寒証現わすものをものを治す。遠志は催吐作用があり副作用として悪心嘔吐があるので、気を付けましょう。はるにれ薬局屯田店後藤 伸佳