こんにちは。ふゆママです。ご訪問ありがとうございます。

 

今回は小学生にも地政学についてお伝えします。

 

先日新聞の広告欄を見て「おっ!」と思いました。

 

そこに載っていたのは船橋洋一先生「こども地政学 なぜ地政学が必要なのかわかる本」です。

 

 

地政学は、「民族や国家の特質を、主として地理的空間や条件から説明しようとする学問」と辞書では説明されているそうです。国がとこにあるか=地理的条件からその国がどう行動するのかや国同士の関係がどう変化しているのかを見ていく学問です。

 

以前もちらっと「サクッと分かるビジネス教養地政学」をご紹介したときに話題にしました。

 

 

 

 

 

 

 

この学問は主に国際政治にかかわることなので、中学受験の社会である日本地理や日本の歴史にはあまり関係ないように見えますが、けっこう役に立つと思います。

 

”日本の歴史”と言っても、ナウマンゾウが大陸から来たり、稲作が中国から伝来したりはかなり始めの方から多大な影響を受けているからです。漢委奴国王から金印をもらったのは後漢の歴史書である後漢書、邪馬台国の記述があったのは魏の国の書物である魏志倭人伝。中国の勢力が変われば使者の船も遣隋使から遣唐使に名前が変わるなどなど、大陸の影響は日本の歴史の随所に見られます。戦国時代に鉄砲をもたらしたポルトガル人が漂着したのは大航海時代の流れです。高価な香辛料欲しさに、オスマン帝国の高い関税をかけられる地中海航路を避けて輸入するためにインドの航路が開発され、アジアとヨーロッパが行き来することができるようになったのも地政学=国がどこにあるのかから紐解くと背景が分かりやすいですね。

 

地政学の本には現代の国際社会の問題が解説されていることが多いと思いますが、世界情勢と日本をつなぐという考え方を身に着けることで歴史を深く理解することができる上、中高で習う世界史や世界地理の足掛かりにもなります。

 

中高へつながる中学受験勉強という意味でも地政学を取り入れるのはおススメです音譜

 

早速ゴールデンウイークを前にこども地政学を探しに本屋さんへ行ってみようと思いますキラキラ

 

次回は中高へつながる中学受験勉強をお伝えします。