ながさんのもってるシャツですが…

服の後ろ側についているタグがとれてしまい、前後がわからなくなってしまいました( ゚д゚)

仕方ないので、100均でボタン買ってきて、シャツの内側に縫い付けて目印というか手印にしようと思います( ̄▽ ̄)

ところで、ほとんど目が見えていないながさんが、どうやってボタン付けをするのでしょう…

まず、便利針といって針のおしりのところがくぼんでいて糸を通す場所が手で触ってわかるようになっている針と、糸は普通の糸を使います。

肝心なボタンは2つ穴ボタンにしました。まぁ四津つ穴の方が強度はあるけど、2つ穴の方が感嘆だからね。

あとは目が見える人がやるのと同じ手順です。

前にも書いたことがあると思いますが、盲学校の家庭科のセンセがとても厳しい先生で、全盲生も含めてまずは針穴に自力で糸を通す練習からさせられました(苦笑)

自分で針穴に糸を通せるようにならないと、その先へは進まないので、みんなイライラしながらも仕方なしにやってましたよ(´;ω;`)ウッ…

それで、針穴に自分で糸を通せるようになると、指を使って玉結びの練習をさせられました( ゚д゚)

まぁ、玉結びは糸通しに比べれば簡単だったので、すぐにできるようになりました。

そうしたら、先生が1枚のボロ切れをもってきて、そこに直線縫いの練習がはじまりました。

といってもチャコペンで書かれた線は薄くて弱視生でも見えずらいので、先生が布に直接ガムテープを貼ってくださり、そのガムテープを目印あるいは手印に直線縫いをするようになっていました。

ながさんは、不器用だったので、いつも縫い目が粗くなってしまい、しかもうっかりガムテープごと縫ってしまったこともあり、その時は針も糸もガムテープでベタベタになってしまいましたよ(/_;)

直線縫いがある程度できるようになってきてから、雑巾縫い、ボタン付け、穴の開いた靴下の補修などをやりました。

なお、お裁縫の授業はそれでおしまいで、普通の学校のようにエプロンとかワンピースとかちゃんと着られる服は作りませんでした。

というか、授業時間数も限られているので、そこまでのものは実際作れなかったのだと思います。

その他の家庭科の被覆の授業は、編み物、アイロンがけ、手芸、そして洋服のコーディネートなどをやりました。

まぁ、洋服って作るよりも買うことが多いし、実際に着られる服を作らなくても、盲学校の家庭科で習ったことは、直接的に生活に役立つことばかりだったので、これはこれで良かったのではと思います。