ヨーロッパの音楽はいわゆるクラシック音楽として世界中で演奏されている曲がたくさんあります。

イタリア歌曲は「愛」について歌うものが多く、邦訳のタイトルだけ並べてみても、「愛しい彼女」「私のお父様」「かわいい唇」などなど、日本人の作曲家ならまず絶対につけないであろうタイトルがたくさん並びます。

こういうところにも陽気で情熱的なラテン系ヨーロッパ人の気質が出ているのでしょうか。

またスペインのフラメンコ音楽も陽気なリズムのものが多かったです。音階は短調ですがそんなに悲しそうな感じでもないのです。

北欧の国々の音楽は美しいメロディが多く、国歌もキリスト教の賛美歌のような響きです。

また古くから王室制度のあるヨーロッパの国々の国歌の歌詞は国王(女王)陛下万歳というものが多かったです。

ヨーロッパの中でも悲惨な歴史をたどってきたポーランドの音楽には楽しいダンスの曲だけでなく、悲しい労働歌もありました。

地理的にも東西ヨーロッパの板挟みで、その時代の強い国に搾取され、国事態が消滅した時期もあったため、祖国を思った曲(歌詞なし)などもあります。