5年ぶりの春の苗場山。

 

秋山郷の小赤沢コースは無雪期なら3合目まで車で入れ比較的楽に山頂まで行けるのだが積雪期はそうはいかない。

ゴールデンウィークくらいになれば除雪が進み3合目の駐車場まで車で行けるのだが3月4月の上旬はまだ無理で小赤沢の集落の少し先の除雪終了点から登るしかない。雪の状態によるが2時間近いアルバイトを強いられる。

 

 

除雪終了点手前の広くなっている所に車を止めて準備して出発する。

 

 

暖かい日が続いていたので雪も締まりツボ足でも踏み抜く事もなく普通に登って行ける。

シールで登るのも良かったかもしれないがなん箇所かシートラになるのでさいしょからシートラで登ることにした。

 

 

途中何度か林道を横切るが注意していないと通り過ごしてしまい無駄な登りをしてしまう。

登る人が多くてトレースが少しでも残っていればいいのだが積雪期は決して登る人が多くはないので気温が高いとすぐに消えてしまう。

 

3合目駐車場に続く林道は長くあまり歩きたくない所だ。

 

 

1時間半以上かかって3合目駐車場に到着、入り口にあるトイレの建物は普通はほとんど埋まっているのが今年は小雪で半分以上出ていた。

 

 

駐車場から鳥甲山が姿を現してきた。

ここからが本来の苗場山の登山。

 

 

駐車場からは夏の登山道に沿って登って行くが例年この時期登山道が通っている小尾根は雪が切れていることは無いのだが高温が続いたせいで雪切れしている所が有って登りにくい。

 

 

馬の背状の小尾根は両側が切れていて状態が悪い時はスキーでは結構苦労する。

 

 

5合目の水場あたりからは広くなった樹林帯で何処でも登れそうで意外とルート取に苦労する。

 

 

6合目の高原状のところからは夏の鎖場の登りに向かってひたすらトラバース、標高が上がってきたことも有ってクラスト斜面だったり緩んだ雪が交互に現れ滑落注意だ。

写真の斜面が鎖場になっている所。ここを登りきると山頂台地に出。

帰りはこの斜面を滑ることになるのでシッカリ雪の状態を確認して登りましょう。

 

 

台地に出る手前の最後の詰め、見た目より斜度は急だ。

雪の状態ではピッケル、アイゼンが必要。

 

 

今回は山頂ヒュッテまで行かず2030mピークまで。

(ここから山頂ヒュッテまではただ歩くだけで帰りもほとんど滑らない。)

 

 

 

山頂台地でまったり休んだ後待望のダウンヒル。

急斜面は雪崩の心配は無いものの雪質はあまりよくなくて苦労した滑りになってしまいました。