※この記事は、私が「Yahoo!ニュースエキスパート」で公開していた2023年の情報の再投稿版です。
お店の最新情報は、記事下部の店舗Instagramをご確認ください。
「リスのくるパン工房」さんは、週2日間のみ営業中のこぢんまりとしたパン屋さんです。
所在地は札幌市南区川沿1条2丁目8-18。国道から向かうと、急勾配の坂を超えた公園の先にあります。
坂の上にあるお店なので、よく晴れた日は支笏湖方面の山々まで見ることができるそうです。
工房では、今年から天然酵母や水素水を使ったパン作りが行われています。お総菜パンをはじめとして、パンの種類が多いです。
さらに、日によってはグラタンやサラダなどのお料理を販売していることも!
常に販売しているわけではありませんが、ご家庭の献立に迷ったときは、とっても頼れるお店だと思います。
店名の通り、実際にお店の裏庭にはエゾリスがやってくることもあります。
お天気がいい日は、お庭のテーブルでパンをいただくことも可能です。
周囲は少し虫が多いので、苦手な方は虫よけスプレーなどの対策をしましょう。
植物など自然のものに囲まれ、地域に根差したのびのびとした空気のお店でした。
店内は土足厳禁
お店の中には、スリッパに履き替えて入店します。左側に貸し出しスリッパがあります。
右側の廊下の奥で、パンが待っていますよ。
店内入り口の左の壁には、店主の吉岡さんの今までの経歴が貼られています。
栄養士であり、札幌市名誉調理師でもある吉岡さん。講師をしたり、お料理教室を開いたり、とても精力的に活動されています。
週替わりで焼かれるパンたち
その実力が伺えるような、パン作りだけでない、お料理への知識と経験が生かされたおかずパンやボリューミーなパンが多かったです。
販売商品は週によって変わります。野菜サンドやサバサンドなど、そそる品々がいっぱい。詳しくはぜひ、お店のInstagramをご覧ください。
お値段は280円~300円台のものが多かったです。プルマン(食パン)は600円ほどでした。
どのパンも大きく、しっかりとした生地のハリ! フカフカ系からフランスパン系、甘い系までいろいろな種類がありました。
内装もお美しい!
テーブルには、吉岡さんが受けた取材に関する冊子がありました。雑誌や広報誌にも掲載されるほど、親しまれているパン屋さんです。
店内には他に2人の奥様がお客さんとしていらっしゃいましたが、分け隔てなく気さくにお話してくださりました。
陽気で朗らかな、すてきな店主さんが皆さまを待っていますよ!
いざ実食
ハート形のかわいいお総菜パンは280円でした。
生地はフッカフカ!
少しもちっとしたパンの柔らかさが絶妙な塩梅で、いくらでもパクパク食べてしまえそうです。マヨネーズも濃く、しっかり効いています。さりげない美味しさのパンでした。
こちらは、あんことバターが挟まれた大きなパン。
パン生地は塩気があり、ややハードめに作られています。このパンのしょっぱさが、粒餡とバターによく馴染む~!!
分厚く、惜しみなく詰め込まれた餡の甘過ぎない味に大満足でした。
ちくわツナパン! 280円でした。
ツナの油はしっかりと切ってあり、ちくわも香ばしくパンと馴染んでいます。さらりと食べられる、和風ロール系の王道!
このパンの生地の柔らかさとコク、ぜひ味わってみてほしいです。
「年に一回くらいしか焼かないの」と、店主の吉岡さんにおススメされたカレーパン!
他のお店で見るものよりもずいぶん大きい……。もちろんいただきました!
ご覧のように、厚みが4~5センチはありそうな、ごろんとしたカレーパンでした。
衣がサックサクでカリッカリ。
油でギトつく感じがなく、とても美味しかったです。後引くほのかな辛さで、カレーの良さが存分に活かされています。ごろりとしたジャガイモが入っていて嬉しくなりました。
恒常で販売してくれないかなあ、と恋しくなってくるパンです。
自然豊かな場所で、明るく楽しくパンをふるまってくれるリスのくるパン工房。
店主の吉岡さんとの会話も楽しく、ご近所の方に慕われている様子でした。もちろん、パンやおかずの美味しさも確かなもので、飽きの来ない味となっています。
金曜日と土曜日の週2日間の営業ですので、毎週のラインナップを楽しみにしながら訪れてみてくださいませ!
リスのくるパン工房
住所:札幌市南区川沿1条2丁目8-18
電話番号:090-5076-4675
営業日:毎週金・土
営業時間:12時〜17時
店舗公式Instagram