※この記事の情報は2023年のものとなっています。最新情報やメニューは記事下部の店舗Instagramなどからご確認いただきますようお願いいたします。
札幌市で話題のトリノスジェラート。2台のキッチンカーで営業しており、走るジェラート屋さんとして親しまれています。
主に南区石山の「flock」という名前の広場でお店を構えていて、青空の下でジェラートを楽しめました。
そんなトリノスが、実店舗「GELATERIA torinosu(ジェラテリア トリノス)」をオープンしました!
実店舗の場所は、札幌市南区石山2条2丁目7−33です。今後はキッチンカーと実店舗の両方を、好きに選んで訪れることができますよ。
キッチンカー営業のときとは違うポイントは、主に3つあります。
1,冬でもOK! 一年中トリノスのジェラートを味わえる
2,悪天候でも営業しているので、キッチンカーが閉業しているときに行ける
3,オリジナルドリンクや約10種類のフレーバーを恒常販売
キッチンカーでは4,5種類のフレーバーを販売していますが、店舗ではその倍のフレーバーをいただくことができます。トリノスでしか味わえないような素材を使った変わり種ジェラートは、この店舗の方で多く展開される予定です。
お店へのアクセス
お店は平岸通り沿いにあり、向かい側には石山北公園と交番があります。
駐車場はお店の右側にあります。スペースは4台分まで。奥のスペース2つは近隣住民の方専用ですので、手前から駐車してください。
最寄りのバス停留所は、じょうてつバス「石山中央」です。
二階建てになっており、階段を登った先に出入り口があります。
アンティーク系家具で揃えられた店内
どこを見てもオシャレ!!
この青いソファーチェア、フッカフカでした。ずっと座っていられそうなくらい、居心地がいいです。
奥のガラスで仕切られた空間は、ジェラートを作るキッチンになっていました。店長さんは、「いずれは、ジェラートを作る様子をお客さんに見てもらいながら食べてほしい」と、ライブ感にもこだわられていました。
カウンター席も開放感があり、テーブルの上の小物がかわいい!
こぢんまりとした店内ではありますが、狭さを感じさせない空間づくりがなされています。
大きな窓からは、石山北公園が見えます。
絵本も何点か置かれていました。お子様連れの方でも、くつろぎやすい空間だと思います。
カウンターのメニュー表から、ジェラートの数を選んだ後にフレーバーを決めます。
紅茶やコーヒーもこだわられていて、トリノスならではの味を楽しめますよ。
店舗だからできる、ジェラートの品質の徹底管理
一般的なアイスクリーム屋さんなどでは、ショーケースからフレーバーを見ることができますよね。
トリノスでは……このように銀色のフタで閉ざされています。
これが社長さんのこだわりポイントです。フタを開けっぱなしでいると、温度や乾燥によってジェラートの質が変わってしまいやすいのです。
「お客さんに、ジェラートを見て選んでもらうことがしづらくなるけれど、それでも品質を優先したい」という思いから、このケースを選んでいたのだそう。
キッチンカーで味わうジェラートも美味しいですが、この店舗内のジェラートはもう一味違うでしょう!
もしメニュー選びに迷う際は、店舗サイトにジェラートの画像があるので参考にしてみてください。また、スタッフさんに聞けば、優しくオススメを教えてもらえますよ。
トリプル(税込み550円)
定番のフレーバーも良いですが、やっぱり新商品や期間限定品がすごく気になる!
ということで、「桜チップ」「黒胡麻くるみ」「しらぬい」のトリプルを実食しました!
桜チップ
まるで桜餅をまるまる一個食べているような、とびきり濃厚な味でした!
甘く、深い桜の香りがするのに塩気が強い。和の風味です。一体どんな材料を使っているのか見当が付きませんでしたが、桜と梅とチョコチップを合わせていると聞きました。すばらしい組み合わせでしたよ。
粘り気も、心なしか他のフレーバーより強く、舌が楽しい食感でした。
普通の桜味のお菓子とは一線を画す桜味です。ぜひご賞味あれ!
黒胡麻くるみ
皆さんご存じの札幌軟石をイメージしたという、優しい鈍色のフレーバーです。
黒胡麻の本来の香りを、砕かれたクルミが強くリードしているような風味です。
まったり、こっくりとした味わいと舌触りで、桜チップに負けない濃厚な味。
でも、不思議と爽やかさがあって、重くならない絶妙な重量感があります。こちらも、和風テイストが好きな方にはぜひ食べてほしいです!
新登場!「しらぬい」
柑橘類のデコポンの糖度が低いものを、「しらぬい」と呼ぶそうです。みかんやデコポンの酸っぱい味が好きな方には、打ってつけの一品です。
まるでバニラのような色合いですが、これは着色料などを全く使っていない証拠です。舌を包み込むような、優しくもしっかりした柑橘系の酸味が弾けます。
柑橘類の氷菓子というと、シャーベットのようなものを想像する方が多いかもしれませんが、トリノスの「しらぬい」は完全にジェラートとして加工されています。
なめらかで、果肉の粒感などはないのに、薄皮までまるごと使ったような素材の味に仕上げられています。
このフレーバー、しっかりした酸味なのに、他のフレーバーと混ざってもケンカすることがありません。むしろ、他のフレーバーの味を底上げして、また違った風味が楽しめます。
今回私が食べた「さくら」や「黒胡麻くるみ」の味が、より濃く感じられました!
カフェラテ(税込400円)
カフェラテもいただきました。美しいラテアートが施されています。
飲んだ瞬間に「あ!豆だ!」と実感するくらい、コーヒー豆の風味が際立っています。それでいて苦味はまろやかで、飲みやすいです。
「ドリンクだけ頼んで、ゆっくりとカフェで時間を過ごすのもイイよね」と店長さん。ドライブやお散歩の休憩がてら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう?
まとめ
往来のキッチンカー2台での営業に加え、実店舗として新たに開店したGELATERIA torinosu(ジェラテリア トリノス)さん。
「この食べ物がジェラートになると、こんなに美味しいんだ!」「あの食品が、こうなるのか!?」という驚きを届けたいと語る店長さん。アスパラを使ったジェラートも考案予定らしく、今後が楽しみです。
去年食べたトマトピーチも美味しかったから、次の野菜フレーバーも美味しいはず……!
トリノスさんの変わり種フレーバーは外しません!
これからも全国各地の野菜や果物を使った、他ではお目にかかれないフレーバーが登場することでしょう。
ぜひ皆さんも、石山の静かな空気を感じながら、ジェラートを味わってみてくださいね。
素材の味を何倍にも引き出した個性的なフレーバーが、あなたを待っていますよ。
GELATERIA torinosu(ジェラテリア トリノス)
住所 〒005-0842 北海道札幌市南区石山2条2丁目7−33
電話番号 090-6214-1433
営業時間 11:00〜18:00
定休日 毎週木曜日
駐車場 4台