お知らせでーす!!
今週土曜、4月21日の「ニコめし」に出ます
バズりめしをつくるよー⭐︎
(ぼくはアシスタントだけど)
「そんなに声高かったの?」って言われるけど
これでも最近は低くなった方 笑笑
低い声をイメージしてる人が多いみたい・・・?
初対面の人にもよくびっくりされます ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)


🍞🍞🍞🍞🍞


6月に舞台があります。
なぜか大人気のwww偏執狂短編集です。
ご予約の勢いがすごいみたいで、嬉しいようー
大人向けの舞台ですがお楽しみに!!!


【舞台とお金】

こうして、舞台に来てくれているお客様は
その出演者の芸に対して「観たい」と思って
お金を払ってチケット買って
電車に乗って、劇場に足を運んでくれています。

という事は、お客様が観るために
よりたくさんの手間とお金をかけているのは
舞台>テレビ   

でも、出演者目線で考えると
舞台は出ても儲からないのに
テレビに出れば有名になって、お金も貰える。
だから、お金によって本人のモチベーションが
テレビ>舞台 

になってしまったり、
また社会的にも、
「収入になっている方は本業、収入にならないものは趣味や道楽」という扱いになってしまうのです。

そうしてどんどん役者のモチベが下がり
舞台の質も下がると
お客様はわざわざ高いお金を払って遠くまで
「売れてない役者だらけの
やる気のないクソつまらない
自己満足の舞台」ばかりを
見に行かされることになってしまいます。
これだけは避けなければならぬ。

なので貧乏だろうが何だろうが
何と思われようがどこ吹く風で
こまめにテンションをあげていきたいなと
思います。笑笑

【お客様の価値】

でもでもでも・・・
例えば、

いま無料で観ているテレビ番組が
明日から急に
「2時間視聴して4000円」ずつ
取られるようになったら
それでも、視聴者の皆さんは
今まで通りテレビを見ますか?
たぶん、ほとんどの番組を見なくなるのではないでしょうか?

芸能人のみなさんは
いざ、一時間二時間自分を観るごとに
お金が毎回4000円ずつかかるようになったら、
果たしてそのうちの何人が
自分の芸にお金を払ってくれると思いますか?

ちょっと冷静に考えれば出演者に取って
たとえ、どんなに小さなハコであっても

舞台のチケットを買って
実際に観劇に来て下さるお客様が
どれだけ自分にとって大切なのかが分かるはず。

「直接お金を払って来てくれる
舞台のお客様」を大事にできない役者に、
未来はありません。
やっぱり私たち演者のベースは、
劇場やコンサートやイベント会場に来て下さるお客様なのです。

だってその人たちは、
たとえテレビが有料になっても
自分の演技を観るために
お金を払ってくれるかもしれない人たちなのですから。

どんなに芝居で食えなかろうが、
客単価で考えたら
ひとりのお客様あたりの期待値は
舞台が遥かに上です。
10人でも100人でも1000人でも、
それだけの人たちが自分のために時間を割いて
お金を払って来て下さることは、
舞台人の立派な財産です。
だから私達はお腹がぺこぺこでも笑笑
全身全霊で、良いステージを提供して行きましょう。
少しでもみなさんの良き思い出となりますように・・・

【テレビの良さと弊害】

でもテレビ番組って一本つくるのに、
実はチケット代4000円の舞台よりも
たくさんのお金と人手がかかっているんですよ。
そのお金をポーンと出してくださってるのが
スポンサーである企業のみなさまです。
公共の番組にはいろんな制約があって、
スポンサーのイメージを損なう表現はNG😖
それは時には表現の自由を邪魔することもあるし嫌だなぁと思うこともあります。
でも、CMを出してくれる企業がなかったら
テレビという娯楽も、タレントという職業も、
一部の富裕層だけのものになってしまっていたでしょう。

ぼくは舞台が好きですが、
テレビがあったからこそ子役になれたし
こうして演劇の世界に触れることができました。
テレビはお金のない小さな子供にも、
芸術への間口や、将来への夢を広げてくれます。

企業が番組にCMをうち制作費を出し、
そのCMをみた人が商品を買い経済をまわし、
そのうちの一部が視聴率への貢献度として
出演者たちに支払われる。
経済の循環の中にある芸術のおかげで、
芸能人も生活をすることが出来ます。
とてもありがたいことです。

ただし、そのお金は
視聴者が自覚的に払っているわけではないので
「無料で見られるんならみてもいいかぁ」くらいのカジュアルさで
日々、大勢の人が頑張ってつくった番組が
視聴者に消費されていくのは寂しいところです
勉強しながら、本を読みながら、料理をしながら・・・
何かしらの用事をやりながら、テレビをつけっぱなしにして。

そして悲しいかな無料で貰えるものには、
だんだん人は慣れてしまう・・・
その先にあるものは「もっともっと」
道端でお笑い芸人を見かけて
「お前ちょっとネタやれよ」みたいな事を
平気で言う人たち、見たことありませんか?
ぼくも小さい頃はよくやられました笑笑
「泣いてみろ」って。
「いや、あれはお金をもらってやっているから、
仕事だし、無料ではできないんだよ。」って、
コンコンと説明しましたが笑笑
いつの間にか視聴者が、
無料で芸をみせてもらうことに
慣れて麻痺してしまっているんですね。

贅沢かも知れませんが、
テレビで真剣に何かをやればやるほど
視聴者がちょっと嫌になってしまうというのはあります。
しょっちゅうクレーム電話をかけてくる視聴者が
「漫画村で読んだけどお前のマンガつまんねー」
「YouTubeで見たけどお前の舞台つまんねー」
「違法DLして聴いたけどお前の新曲イマイチ」
って言っているように感じて、
「いやつまんねーのはごめんだし分かるけど
無料で見といて要求多すぎない?😢」って、
イラっとしてしまったり・・・

無茶だとは分かっていても、
舞台みたいにチケットを買って、劇場に来て、
お菓子も食べられず、トイレも行かず、
携帯の電源を切って、とまでは行かなくても
「もっとテレビの前でワクワクして全裸待機してほしい」って思ってしまう。

無料で貰えるものに慣れ、もっともっと!を要求するようになるのが人の常なら
無料で消費され続ければムッとするのも人の常・・・
無料でみている視聴者も、
無料でみられている演者も、
無料文化はお互いをちょっぴりワガママにするのです。笑笑


【テレビと舞台】

もし、舞台やライブやコンサートが
お小遣いを握りしめて行く本屋なら
テレビとは「図書館」のようなものだと思います。
実は私達が払った税金で運営されているけど
直接お金を支払うことはなく
お金をまだ持っていないちびっ子たちも、
本が高くて買えない人たちも、
みんな平等に芸術や娯楽に触れることができる。
貧富の差なく誰でもが、音楽や歌や本や芝居の
喜びや楽しさを知ることができる。
本来、無料のサービスの目的はそう有るべきなのです。


本やCDが売れない時代だと言われてから
もうだいぶ経ちました。

マンガは漫画村で、音楽は違法DLで、
動画はネットで、
「無料で」
「手軽に」
「どこでも」
敷居の低さが、いまや人気のバロメーターになりました。

それでも!!
どんなに便利な世の中になっても、
本を紙の本で買って読む人
映画を映画館でみる人
ライブやコンサートに行く人
演劇を生で観る人は
ゼロにはならないと、ぼくは信じています。

紙の本や映画館や劇場でしか
絶対に味わえない感動があるし
その魅力に気づいた人は
必ず他人にその感動を伝える。
絶対にいなくはならない!!


【芸術を育てる】

最初は無料でも構いません。
テレビを無料でたくさん楽しんで、
そこから少しでも興味を持ってくれたなら
お小遣いを貯めて、
初めての本やCDやチケットを買うという
最初の一歩を踏み出してみて、
そして願わくば、自分の生活に余裕ができた時は
「芸術にお金をかける側」の人になってほしい。

全国の本屋さんでは試し読み冊子が置かれ
TSUTAYAではCDの試聴ができるように
いまだ敷居の高い小劇場も、
これからは変わってゆくと思います。

だから・・・

たくさん無料で楽しんだら、
今度はその世界へのお礼に少しだけ
「自分へのおみやげ」を買ってみませんか?


ぼくは小さい頃、
お客様の顔が見えていませんでした。
ただ仕事をするのが楽しくて、
現場のスタッフやクライアントに喜んでもらえればそれで良かった。
それがTwitterで直接視聴者の皆さんと話せるようになって少しずつ意識がかわり、
舞台で目の前にいるお客様から直に反応をもらえるようになり、本当に感動しました。
今ぼくには舞台に来て下さるお客様がいて
いつしかテレビに出ても、その人たちの顔や
拍手の音が思い浮かぶようになりました。

テレビに出てもラジオに出ても、
今は、常にお客様の方を向いている感覚がある。
お客様と一緒に演じることが出来るようになりました。
それはぼくが舞台に立った時に
実際にチケットを買い、劇場に足を運んで来てくれ、たくさんの拍手をくれたみなさんがいたからです。
また、自分もお金が無くても、
他の人の芝居を観るために努力してお金を貯めたり、お金をかけるようになりました。
舞台を見たり本を読んで楽しんだら
なるべく見える場所に感想を書くようになりました。

本当にありがとう☺️

たった一人の笑顔、たった一人の拍手、
たった一人の応援が、人を変えることがある。

芸術にお金をかけることは、
その芸術に関わる人すべての意識を育てることです。

少しでも面白いと思った本を買い、
少しでも良いと思った音源に課金して
少しでも気になった映画は映画館で、
少しでも気になった役者がいれば、
ぜひ、その人扱いで舞台のチケットを取ってあげてください!!
(役者扱いのチケットの枚数は役者の評価になるよ)


感動をもらったら、
きちんと感謝を伝える。
それがアーティストや役者やクリエイターの
幸せや喜びになり

この人たちのために
より良い作品をつくろうというモチベーションになり


芸術の未来につながるのです。


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↑去年の偏執狂台本単行本。
今年のも物販で出るよ☺️
春名風花扱いチケットはこちらから⭐️
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🌼🌼🌼🌼🌼🌼



ぜんぜん関係ない話なんだけど

実はサンドリヨンとグリーゼの本番前に
稽古で捻挫してしまったのを隠してました。
内緒にしててごめんなさい🙏
※完治しました

謎のテーピングに気づいた方も
たぶんいると思うのですが
明らかにめっちゃ怪しいのに笑笑
あんまり触れずにいてくれてありがとうございます。

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舞台に立つのは身体が資本・・・
とにかく大変な事態にはならず
何とか無事に2つの舞台が終わりました💦

次の偏執狂までにもう一度
コンディションを確認し、
これからはこのような事がないように気をつけます!!
本当に本当にごめんなさい🙏
いまはもう大丈夫です!!ピンピンしています!!

ちなみに堀さんや村本さんは知っていて
堀さんの講座の方がお客様で来て下さったのですが
面会のときに「足大丈夫???」って言われて
めっちゃ焦りました笑笑
内緒って言ったのにーーー
しゃべったな!!堀さん!!www


🍞ふうこ🍞