『すれ違いや回り道を 後何回 過ぎたら 
 2人は触れ合うの?』


『タッチ』の主題歌でこのような歌詞がありましたね。


当時は目の前の事に必死で客観視できませんでしたが、大人になって私たちは、



「うまいこと行かへんかったなぁ。。」



と振り返りました。



今思えば、よくも、まあ、
あんなにうまいこと、うまくいかなかったなぁ。。
っと感心できます。笑



このすれ違い、回り道の中には、
実質的な、出会い、別れ、再会、そして、
内面的な喜怒哀楽が、凝縮されています。



さてさて。第3弾のpart2です。




ドラマや映画でもよくありますよね。



どちらかの主人公がピンチの時、
夢や恋愛を諦めようとする時に限って、
もう1人の主人公が目の前に現れる。


もちろん、意図的なものもそうでないものも含め、それは、神様からの


『助け舟のお試し』です。



part1の反対です。



もう、散々向き合って、一生分の力も出し切ってやり尽くして、それでもうまくいかなくて、もう悔いもないし、もういいや!!ってなった時のお試しです。




これでもその人を愛せないか?
これでもその夢(仕事)を愛せないか?



言い換えますと



これでもその人を愛している自分を信じる事
(思い出す事)ができないか?

これでもその夢(仕事)を愛している自分を信じる事(思い出す事)ができないか?



いわゆる、
自分の本当の気持ち、
蓋をして忘れたフリをして
眠らせて無かった事にしている気持ちに
気づきなさい
という神様からのお知らせです。


『ロングバケーション』では、
ピアノをやめると言っているセナをどうにか説得する為に、みなみは、ピアノを練習し、
いつもセナがひいていた曲をセナに聞かせます。
右手と左手同時に動かす際脳ゼロと言ってたみなみが一生懸命ピアノを弾く姿に、
「なんでこんな事すんの?」
と涙を流します。
この出来事を2人は『奇跡』と言っています。

そして、セナは救われ、もう一度ピアニストを目指し、自ら奇跡を起こすのです。



『バツ彼』では、恭介が、風邪で寝込んだ時、娘のあやかちゃんと会えずに弱ってる時に限って章子が現れます。
みっともないとこばっかり見られてると思いながらも、章子への蓋をしていた自分の気持ちに気付き始めます。




私たちも数々の偶然の出来事がありましたが、
一番、ドキっとさせられた助け舟のお試しがあります。


私は一度彼とは距離をおき、別の人との結婚を決めます。


彼とのうまくいかない関係に疲れ果て、
このままでは誰とも結婚できないと思ったからです。


ですが、彼との真逆のタイプの人であり、
自分が惹かれて好きになってのお付き合いではなかった為、結婚についてもこれでいいのか?という思いがありました。


そこで一つの決定機として、お相手のご両親に会う事で、その結婚を前に進めようと決めました。


そして、その当日、ご両親宅を訪れ、
暖かく迎えていただき、
お話が終わり、ホッとし、お宅を出る玄関で、
ご両親に挨拶をしながら、



『よしっ!!!』



っと私が結婚の決意をした瞬間です。



バッグの中で電話が震えました。



さりげなくバッグの中の携帯を覗くと
電話には彼の名前があり、着信し続けていたのです。



私はびっくりしましたが、
ご両親の前での緊張感もあり、
何事もなかったように、振る舞い、帰りました。



家に帰って、呆然としましたが、
その時の私はその時の出来事を
偶然と片付け、
その数日後、彼に、淡々と結婚の報告をしました。
その時の私たちは数年に一回、大きな出来事があると彼から連絡がある程度の仲でした。


この時の私はとても冷たかったと、
後に彼は言っていました。


結婚の報告をした時の私は、
自分の本当の気持ちがでてくるのを必死に隠そうとしていました。
また再会して好きになって傷ついて同じ事を繰り返すのを恐れていたのです。

私は、この助け舟のお試しをも無視してしまったのです。



ドラマや映画なら、ここで再会して
結婚を取りやめ即ハッピーエンドかな??



これでもその人を愛している自分を信じる事(思い出す事)ができないか。


諦めたり、その対象を忘れたフリをするのは簡単です。
ですが、本当の気持ちを思い出す事はとても難しいのです。


色んな思いが複雑に絡み合い、
こんがらがり、巻沿いになるように。。



わかります!!今までがいままでだから、
ねっ、そうでしょ?
わかります。



ですが、確かなものを心に思い出すきっかけとなる出来事、
皆さんにも心当たりありませんか?




もしかしたら、その助け舟のおためし出来事を私同様、無視してしまった事もあるかと思います。




ずっと後にならないとその事に気づかない場合もありますが、大丈夫です。



一度でもその人(夢)を本気で愛した経験があるのなら、
必ずその事を思い出すための助け舟は再度、
思い出すまで訪れるはずです。



偶然で片付けてしまっている
あのタイミングであの出来事、
という不思議な体験はありませんか??




意地悪編にしろ助け舟編にしろ
お試し的出来事が幾度も訪れると言う事は、

その人を、その夢を、愛しているからなのです。




きっとそれは、一生をかけてお付き合いしていく人、夢になるのです。





そして、、

愛すると言う事は、『無条件』なのです。



その事を学ぶ為に、お試しは繰り返されるのです。



ドラマや映画の世界を生きる為のヒント第5弾に続きます。