好きな少女漫画030

 
僕等がいた 第2巻
   小畑友紀 先生
     ベツコミ 小学館
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『指を、折ってくださいの第2巻!
 
いやー久々に僕等がいた読み返してますが、やっぱり面白いですねー!
 
このキラキラ華やかな恋愛だけじゃない、暗くて深くて重い感じ。
 
りぼんにはない雰囲気で、りぼんっ子の僕には刺激的です!
 
 
 
◉前巻のあらすじ◉
(裏表紙から引用)
調子だけよくて、意地悪な同級生・矢野。
そんな彼が不意に見せる優しさは、七美を不覚にも(?)恋愛モードにさせてしまったのです。
でも矢野がかつて亡くした恋人が、有里の姉だと知って大ショック!!
閉ざされた矢野の心に七美の声は届くのか。。
そして有里と矢野、二人の微妙な関係は…!?
 
 
 
以下、ネタバレあり!!
 
 
 
 
◉2巻のネタバレ感想◉
 
夏休み突入。
 
学校がないと矢野に会えない、矢野に会えないとつまらない、という決定的なことに気づいたから。
 
夏休み中に、2学期に学祭でやる小劇の練習日もあるが矢野は休み。夏祭りにも矢野は来てなかった。
 
矢野の地元の親友の竹内くんから、
奈々さんの命日だったから矢野は練習も夏祭りも来てないんだよーと教えてもらい、七美は矢野の様子を見に家まで行くことに。
 
矢野のすごくすごく好きな人は
もういないのかもしれないけど
それは淋しいことなのかもしれないけど
でも矢野のことをすっごくすっごく好きな人間がいるってことは
それってプラマイゼロなんじゃないかなあ。
だから、ひとりだと思わないでね。
あたしがずっと見守ってるから。
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それを伝えて七美は帰ります。
 
 
次の練習日、矢野は学校に来てくれました。
 
矢野はこの前七美が家に来たことについて、
 
俺のこと「ずっと見てる」って
できんのか、そんなこと。
だいたいむちゃくちゃなんだよおまえは。
「プラマイゼロ」ってそんな理屈あるかよ。
「見守る」?男みたいなセリフ吐きやがって
生意気なんだよてめえは。
 
、、、うそ、
ホントはうれしかった
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はじめて七美に弱い部分を見せてちょっと甘えてくる矢野でした。
 
 
 
そして、居眠りする矢野の夢の中?で
 
中2の冬に矢野と山本姉が付き合い始めてから中3の夏に山本姉が亡くなるまでの回想シーン。
 
出会った頃の山本姉(奈々)は年上のDV男と付き合っていた。
でも山本姉は、そういう悪いところも魅力でかっこいい、と言うヤバい女でした。
 
矢野と山本姉は少しずつ仲良くなっていく。
 
彼氏からのDVの相談を矢野にする山本姉。
 
ねえ、わたし、どうしたらいいと思う?
 
自分のことは自分で考えろ
 
バカだからわかんないんだもん。。
 
…教えてやってもいいけど
そのかわりぜったい言ったとおりにする?
 
…それはわたしを幸せにする?
 
ふたりで幸せを探しに行こうか。
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そして二人は付き合うことになりました。
 
付き合ってからも奈々はDV男とちょこちょこ会ってたみたいで、矢野とそのことで喧嘩する。
 
矢野はDV男の学校に乗り込み、男と殴り合いの喧嘩をする。
 
そして奈々に、もう裏切らないって約束して、と。
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なのに、このあとすぐ、奈々はDV男の車に乗ってて事故で亡くなるのです。
 
 
 
過去編終了。
 
 
 
文化祭。
 
七美のクラスの小劇は成功に終わりました。
 
後夜祭。
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↑これは僕的にかなり衝撃を受けた七美のセリフです。
読んだ方にしか意味わからないと思いますけど、愛を誓うニュアンスのセリフなんです!!
 
めちゃくちゃいいシーンなので是非読んでみてください!!
 
 
これに対して矢野は、おまえイカれてるよ、と笑いながらも、
 
一度しか言わないからよく聞いて。
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急に告白してきたー!
 
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矢野の気持ちの移り変わりがほとんどと言っていいほど描かれてなかったので、読者的にはけっこうな不意打ち告白だったはずです。
 
いつから好きだったんや!
ポーカーフェイス過ぎ🤣
 
 
そして両想いになったふたりは、映画館デートしたり幸せな日々を過ごします。
 
クリスマスが近づいてきて、七美は矢野に、プレゼント何が欲しいか聞きますが、矢野は七美のお小遣いが少ないことに気づいて気遣ってるのか、はぐらかしてばかりで欲しいものを言いません。
 
そして、
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矢野は前向きに生きようとしてるんだろうけど、やっぱり奈々に裏切られたことをちょっとは引きずってるんでしょうね。
 
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そんなことを言う矢野を七美は愛しく思い、抱きしめます。
 
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矢野は奈々のことを多少引きずりながらも、ちゃんと七美と向き合おうとしているみたいです。
 
 
今回あんまり出てきてないけど、山本有里が矢野との間に何かあった雰囲気はやっぱりめちゃくちゃあります。
 
 
いろいろ気になることはありますが、とりあえず七美が矢野と両想いになれてよかったです!
 
〜〜3巻へつづく〜〜