好きな少女漫画027
ランダム・ウォーク 全3巻
吉住渉 先生
りぼん 集英社
とにかく恋愛をいっぱいする漫画！
吉住渉先生の他の作品『ママレードボーイ』や『ミントな僕ら』のような変な(?)設定などはなく、ある意味りぼんでは逆に珍しいくらいのシンプルな恋愛漫画です。
他の作品と比べて変わってる点と言えば、主人公が何人もの男と恋愛するということです。
(もちろん同時進行ではなく)
主人公の優架(ゆか)は、
父からの教えである『いっぱい恋愛をしていい女になりなさい』の通り、アグレッシブにいろんな恋愛をする。
全3巻で(過去に付き合ってたという軽いエピソードも1人含めると)5人もの男と恋愛しています。
そして優架の親友の、恋愛にポジティブで男関係が派手な塔子(とうこ)と恋愛未経験の消極的なバスケ美女の桂(かつら)もそれぞれ恋愛します。
あと優架が好きになって付き合った男が優架と別れてからの恋愛とかもあるので、全部で10個以上の短編恋愛漫画を読んでる感覚です。
少女漫画でよくある、運命的な出会いだったりとか、強い胸キュンシーンとかは、ありません。
ほんとに日常の恋愛という感じです。
とにかくふらっと現れた新キャラに恋して、まあまあすぐ付き合って、けっこうすぐ別れる、の繰り返しです。
ただそれがめちゃくちゃ読みやすくて面白いんです！！
適当にフラフラしてるわけじゃなく、ちゃんと本当の自分の幸せを探しながら恋愛して傷ついたり喜んだりしてる主人公がとても純粋で可愛いです。
けっこう異色の作品だと思います。
◉僕の好きなエピソード◉
中学時代に、大阪からの転校生の輝(ひかる)の押してダメなら引いてみる作戦に優架がまんまと引っかかって好きになっちゃうエピソード。
可愛すぎ！
2. 桂の人生初の恋愛エピソード
とにかく桂がピュアで可愛すぎる！
メインの女キャラ3人の中でぶっちぎりで奥手なので他の2人に比べると余計に純粋に見えます。
このふたつだけでも読む価値ありです！
◉まとめ◉
全3巻と短い作品でありながら、たくさんのいろんな男女が出てきますが、ちゃんとそれぞれ描き分けられていて見やすいし、ごちゃごちゃしてないです。
読んだ人にしかわからないかもしれませんが、個人的には桂と図書館の女の子(名前忘れた)が好きです！
吉住渉先生のりぼんでの作品の中ではリアル寄りの作品です。寄りというか、超リアルです！
マーガレットっぽい！
なので大人の女性でも楽しめる内容だと思います。
総評 オススメ度 8.5/10点満点中
胸キュン度 ★★★☆☆
キャラ ★★★★★
設定 ★★★★☆
ストーリー展開 ★★★★★
絵 ★★★★★
僕のイチオシキャラ⇨桂、図書館の女の子
ちなみにランダムウォークというタイトルの意味ですが、、、
いろんな男をランダムに渡り歩く、という意味ではなく、数学の用語からとってます。
、、、ということらしいです！
、、、ということらしいです！
全3巻で読みやすいし、いっぱい恋愛するけど深いのとか重いのがそんなにないので、爽やかに読めます！
オススメ！！！！