あるいとう 11巻(最終巻)
ななじ眺 先生
マーガレット 集英社
ついに最終巻です!
表紙は作中に何度も出てきたあの坂!
多くは語らないので、詳しくはコミックスで読んでみてください!
〜〜以下、ネタバレ超あり!〜〜
◉11巻のあらすじ&感想◉
悩みすぎて行方不明になったくこ。
正直ちょっと「悲劇のヒロイン」感が出てる感じしてちょっとだけ嫌でしたけど。
4人はくこを探しながらそれぞれ自分たちがくこに精神的な「荷物」を背負わせてきたことについて考えていました。
笑わんといて、って言ったりも。
衣舞もキヨとほぼ同じ。
授は何もできなかった自分を反省。
そしてまだ少し悩みながらもみんなそれぞれの日常に戻る。
キヨは、くこを笑わせようとして、弱い部分を封じ込めようとしたりしてました。
みんなくこのことが好きなんだなと思いました。
桜太はちょっと違うけど、キヨと衣舞はくこのことを思って強がらせてたし。
ということで
くこはみんなの言葉に抱きしめられて少し気持ちが軽くなり、行方不明事件は解決しました。
授は、サックスでジャズのライブに出演することに。
くこに伝えたい音があるらしい。
授はライブにくことキヨと桜太を招待するが、衣舞とは絡みがないので招待せず。。。
キヨは、衣舞とは今までもこれからもずっと仲良しや、と言う。
それに対して衣舞は、
誰のおかげでずっと仲良しやと思ってんねん
私がキヨへの想いを隠してるおかげや
告白してふられたらもう一緒におれんから、
ただの地味な友達でもいいから近くにおらせてほしいから、
ずっと仲良しでいたいから、
だから、、、
と。。これもう告白やん。。
いや、こんな可愛い告白ある!?
このタイプの告白の仕方は他でも見たことあるけど、関西弁やから余計に可愛く見えるんかな。
僕的に少女漫画史上1番可愛い告白シーンです!!
くこ以外まったく可愛く見えない、と言ってたキヨが。。。
これは衣舞のことを意識し始めてるってことか。。。🤔?
だけどやっぱりこれからも強がって生きていくと思う、とみんなに伝えるくこ。
くこの人生はまだ坂の途中。
これからも悩んで苦しんでみんなと一緒に歩いていく。
ラストシーンでは坂道を歩くくこの隣には授が。。。
〜〜完〜〜
ラストがちょっと抽象的というか、みんなそれぞれちょっと成長して終わるという感じなので、文字に起こすとわかりにくいですが。
終わりです。
賛否両論ありますが、ぼくはほんとに面白かったので、ほんとに読んでほしいです。
オススメ!
ちなみに、衣舞とキヨのその後は、、、
この作品は恋愛を軸にしていないので、
キヨ衣舞も、授くこも、くっついたかくっついてないかフワッと濁されたまま終わってます。
でもそれがよかった!
逆にラストで急にくこが授のこと好きになってキスしてハッピーエンドとかになってたら、極冷め(ごくさめ)してた。
陳腐なラブラブエンドじゃなくてよかった!
次は、あるいとう感想まとめを書いて終わりです。
あと1ブログだけお付き合いください!