あるいとう 2巻
ななじ眺 先生
マーガレット 集英社
前巻で、くこの写真のアイディアを、絵でパクった桜太。
絵を見たいというくこを乱暴に止め「くこちゃん笑わんといて」と言う桜太。
くこは自分の笑顔が人を傷つけていたと思い傷つく。
超人間ドラマです。恋愛もあるけど。
ほんとに是非コミックスで読んでほしいです!
僕はほんの一部しか紹介しないので!
〜〜以下、ネタバレ超あり!!〜〜
◉2巻のあらすじ&感想◉
2巻は過去編から始まる。
くこ0歳。
3人家族で幸せに過ごしていたが、阪神大震災でくこのお母さんが亡くなってしまう。
キヨは笑えてないくこに気づく。
そのキヨに対し、あの謎の男は、あの女に無理させてんのおまえか、と。
くこは衣舞に相談する。
まだお母さんが生きてる。
当時0歳だったくこは震災を知らない。
でも、母の願い通り「強く朱るくたくましく」成長する。
小さい頃から、
誰かが笑うと自分も笑う、
自分が笑うと周りも笑う、
となんとなく気づいていたくこ。
少しずつ大きくなるにつれて震災のことも勉強していき、普段笑ってる人たちも抱えてるものがあってそれでも誰かのために笑ってるんだ、ということに気づく。
だから、強く朱るくたくましく笑顔で歩いていこうと決めたくこ。
現代にシーンは戻り
前巻での桜太の「笑わんといて」という言葉が突き刺さって笑えなくなったくこ。
くこをずっと笑わせていたいと思っているキヨは、くこの笑顔を奪った桜太を許せない。
桜太だけじゃなく、こいつもくこが無理してることに気づいてた。
ちなみにやっとこいつの名前出てきました!
授(さずく)です!名前しぶー!
逆に1番近くにいる幼馴染のキヨだけがくこの無理してる笑顔に気づいてなかった。
窓から現れて「そんな顔、誰がさせとんねん」ってめちゃくちゃかっこよかったけど、やっぱり噛ませ犬感出てしまってるなぁ。。
桜太に笑わんといてと言われたことを。
その翌日くらいに、
桜太への気持ちが少し特別だと自覚するくこ。
衣舞は、それ恋なんちゃうか?と。
くこは
自分に笑ってほしいと思うのが恋なら
笑わんといてと桜太に言われたってことはもうあかんやん、と思ってしまう。
自分の笑顔は桜太にとってトゲなんじゃないかと。
トゲだと思っても笑顔は捨てれないし
トゲだとわかってて笑顔を向けれない
と思ったくこは、桜太への気持ちをなかったことにしようとする。
ちなみに、桜太はこのときアトリエのオーナーの奥さんの有名(うな)ちゃんを抱きしめてました。
全然相手にされてなかったけど。
片想いしてるみたい。
自分のアトリエのオーナーの奥さんに。
めちゃくちゃや!
キヨが急に告ったーー!
坂道を歩いてるくこを急に呼び止めて告白した!!
キヨの気持ちに気づいてて気づかないフリをしてたくこ。
自分もキヨも笑えなくなってしまうから。
キヨは、くこが自分に気持ちがないことくらいわかってた、ただ伝えたかっただけだと言う。
今までどおりのくこでおって
って
これ、けっこういいシーンのようにも見えるんですが、、
逆にくこを余計に苦しめてしまうことになってた!!
キヨーーー!何してんねん!!
まだ11巻中の2巻ですが、早くもキヨがくことくっつくハッピーエンドは絶対にないと確信しました。
キヨ。。。噛ませ犬すぎや。。。
くこの『日常』が崩れてだんだん変わり始めていく。。。
おもろー!
〜〜3巻へつづく〜〜
2巻では授の名前も出てきたし、授とキヨ、授とくこ、の距離も少しだけ縮まりました。
授は思ってたより悪いやつではなさそう。
もしかしたら、パフェちっく!でいうところの壱みたいなやつかな?まだわからんけど。
◉2巻の衣舞◉
僕の好きな衣舞(いぶ)というキャラ
ちなみにこのとき衣舞が読んでる王道の少女漫画は、ななじ眺先生の【コイバナ!-恋せよ花火-】の2巻です。
衣舞がこの先メインのストーリーにどんなふうに絡んでくるかも楽しみ!
絡んでこないまま終わる可能性もあるけど。
ていうか、
くこ、清盛(きよもり)←キヨ
授(さずく)、桜太(おうた)
衣舞(いぶ)、有名(うな)、
乱(らん)←アトリエのオーナー
名前変なキャラ多ーー!!