パフェちっく! 10巻
ななじ眺 先生
個人的に、良くも悪くもけっこうヤバい巻です。
全部刺さる。
このブログを書くために読み返したとき、僕の心に刺さりすぎて、泣きかけました。
弱ってる時に読んだらトドメさされちゃうくらいキツい巻になっております。
お気をつけて。
懐かしいけど読み返す時間はない、でもどんな話だったか気になる、という方のために超ネタバレあらすじブログを書いてます。
言わば時短少女漫画です。
もちろん、このブログで思い出を刺激されたなら、ブログだけじゃなく漫画もちゃんと読んでほしいです。
〜〜以下、超ネタバレあり!!〜〜
前巻の終わりで、壱から貰った誕生日プレゼントの手袋が、実は伊織さんが選んだものだったと発覚した風呼。
別にこんな経験があるわけじゃないんですが、もう10巻ともなると愛着が湧いてるから感情移入しすぎて、すぐ刺さる。
想像したら泣きそう。
壱はシャイボーイなので、たぶん女性ものの店にひとりで入れなくて伊織さんについてきてもらったんだろうけど、せめて自分で選んでほしかったなぁ。
まあ伊織さんが勝手にぐいぐい選んでそうやけど。
にしても、それわたしが選んだんだよーって風呼に言うか普通!?
思い出したら腹立ってきた!!
それわたしが選んだんだよ事件の翌日。
壱は風呼に
「伊織さんとはご飯食べて喋ってるだけだから。何もないよ」という感じのことを伝えるが、風呼には変な言い訳にしか聞こえない。
風呼も風呼で、素直になれず、
「わたしには関係ないからどうでもいい、友達として忠告するけどあんな女の人やめといた方がいい」など、嫌なことを言っちゃいます。
壱は「あの人は弱い人だから俺がいてあげないとダメなんだよ」みたいなことを。
そんなこと言われると風呼はつらすぎますよね。
壱はもっと風呼の気持ちをよく考えるべき!
もっと思いやれ!バカ野郎が!
大也はそんな精神ボロボロの風呼をずっと元気づけようとしてくれてる。
夜景が綺麗な山に連れてってくれたり、風呼が我慢できず泣いたときには黙ってずっと涙を拭ってくれたり。
そのときは壱が励ましてくれてた。
今はまったく逆。
大也は風呼のためにサプライズパーティーを企画。
でも風呼の世界は、確実に壱を中心にまわってるみたいです。
こんな切ない終わり方ある?
親友の大林・小森
かつてのライバル 秋桜(あきお)先輩
秋桜先輩の彼氏となった磯っちくん(ちょっと前は風呼のことが好きだった)
などパフェちっくオールスターズ(?)集合!
そう、壱だけ来てなかったんです。
もちろん大也は壱のことも誘ってましたが!
実は同時刻、壱は伊織さんと会ってました。
何やねん壱!!
1番いてほしい人がいなかったんですけど。のコマの風呼が可愛すぎる。
こんな顔させないでほしい。ちゃんと両思いなのに。
僕も次の1月の誕生日には、祝ってくれる彼女ができてたらいいなと思いました。
そして、また壱に会いにくる伊織さん。
もう平気で放課後校門まで車で迎えに来たりします。
すっかり学校中の噂になってる。
大人の女がいつも壱を迎えに来てる、と。
伊織は風呼に「壱のことが好きなの?だったらわたしが応援してあげるよー」と言うが、壱が現れたらすぐ壱の方に走って行って抱きついたりベタベタする。何なんこいつ。
風呼もびっくり。
それを見かねた大也が伊織に物申す。
大也は伊織に、そういう小悪魔的なところ直せよ的なことを言う。
もっと周りを見ろ、周りの迷惑とか傷ついてる人がいることに気づけよ、と。
壱は伊織をかばう。
一方的に大也に責められる伊織さんをかばいたくなるのはちょっとわかるけど、風呼的にはだいぶきついシーンです。
ついに爆発!
こんな気持ちにさせた壱が悪い!
風呼のこと好きなのに伊織さんに呼び出されたら毎回のこのこ行きやがって!
↑↑本当にこれは、失恋してる途中というか、もうすぐ彼女にフラれそうみたいな状態のときに毎回思う。
愛されるより愛したいとか、逆に、
愛するより愛されたいとかあるけど、
結局ほぼ同じくらいじゃないと絶対つらいと思うんです僕は。でもそんなうまくほぼ同じくらいの気持ちにはなれないから難しいんです。バランスが。
バランスとタイミング。
大也が優しく風呼を慰めてる場面を目撃して苛立つ壱に、風呼が、
「壱だって伊織さんと仲良くしてるじゃん、世界は壱を中心にまわってるんじゃない!!」
と子供みたいなことを言い出す。
↑↑悩んでる風呼を慰めるお泊まり会。
with小森と大林
親友ふたりに話を聞いてもらって少しだけ勇気を持てた風呼。
次の日、決戦。
泣き疲れて腫れた目の風呼。
奇跡!!絶対嫌がると思ってた!!!!
今更かい、
じゃあ最初から会うなよ、
ずっと風呼は嫌がってたやん、
とも思ったけど。
ちゃんと風呼の前で、伊織にもう会わない宣言をする壱。
ついに障害がなくなった壱と風呼。
両想いってわかってたんや!
まあ、さすがにわかるか!
伊織さんという障害を乗り越えて、何も邪魔するものがなくなった壱と風呼だが、、、
こんな切ない終わり方ある?
ここで10巻終了です。
壱も、なんでそんな顔してんねん。
せっかく両想いになったのに。
つらすぎる。
全部タイミング。
風呼がもっと早く壱のこと好きになってたら、絶対うまくいってた。
悔しい。全部自分に重ねて読んでしまう。
これが僕の大嫌いな【伊織編】です。
大嫌いなって言っても、つらすぎて夢中で読んでしまうんですが。。。
〜〜11巻につづく〜〜