好きな少女漫画002

 

 

 
【こどものおもちゃ】 集英社
        小花美穂 先生
 
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通称こどちゃ。
伝説の少女漫画のひとつ。
 
僕が小学生の頃アニメ化もされ、当時の女子小学生はほぼみんな観てました。
僕の周りでは羽山派より直純くん派が多かった記憶があります。
僕は完全に羽山派ですが。
 
僕が憧れるのは羽山ですが、
どちらかと言うなら僕は中身は直純くん系の人と言われました。
(顔面は全然ちがいますが)
 
多分、非力なところや優しいところが直純くんぽいと言われてたんだと思います。
(突然ラッパを吹いたりはしません)
 
 
小学生当時は気づかなかったんですが、りぼんで連載されてた作品でメインの登場人物はほとんど小学生の子供達なのでもちろん少女向けの作品なんですが、扱っている内容は所謂こども向けの少女漫画とは少し違っている。
 
男女の恋愛ももちろんありますが、家庭崩壊・学級崩壊・いじめ・育児放棄・傷害事件・精神疾患などなど、重めのテーマがこどもの目線で描かれている。
 
小学生の頃はそんなの何も考えず、ただ面白いと思って読んでました。
 
大人になって読み返してみると、心にグサリと刺さる台詞やシーンがたくさんあります。
 
子供の頃にハマってて今大人になってる方にも是非また読んでいただきたい作品。
 
 
 
◉主な登場人物◉
 
倉田紗南(くらたさな)
    主人公。子役タレント。いつも元気。
    
羽山秋人(はやまあきと)
    紗南のクラスの問題児。家では姉から悪魔と呼ばれ忌み嫌われている。自分のせいで母親が死んだと思って荒んでいたが、紗南と出会って少しずつ心を開いていく。
 
 
 
◉超荒あらすじ◉
 
紗南が周囲で起こるいろんなトラブルとぶつかっていく話。まじでいろんなことが起こる。
 
 
 
◉僕が影響を受けたシーン◉
 
紗南が映画の撮影で羽山にしばらく会えなくなると言ったときに、羽山が、
「どこにいても、会う気があれば、死んでなければ、会える」
と言ったシーン。
 
この台詞が好きすぎて、高校生の時に当時付き合っていた彼女に電話でこの台詞をそのまんま言ったことがある。
 
その彼女は電車で3駅くらいのところに住んでたので
「いやほんまにいつでも会えるやん」
と言われた。
 
名言だと思って引用したのに、近すぎて全然響いてなかった。
 
 
 
◉名言が多すぎる◉
 
連載当時、りぼんっ子から大人気だった直純くんの台詞
「僕のことを好きだなんて言う紗南ちゃんは嫌いだ」
紗南のことが大好きだけど紗南のためにあえて突き放すような台詞を言ったシーンなのですが、じゃあ一生両想いになれんやんと思いました。
でもなんかめちゃくちゃ好きなシーンでした。
 
紗南のお母さん(育ての親)が、
紗南のお母さん(産みの親)に言った台詞
「産んだら育てる、そんな犬や猫やリスでもわかってることが、どうしてできない人間がいるのかしら?」
子供の頃は特に何も思いませんでしたが、大人になって読んだら深く考えさせられた。
 
 
他にも深い名台詞が多すぎるので是非チェックしてください。
 
 
 
 
◉あまり好きではなかったエピソード◉
 
紗南ちゃんが、人形病という表情がなくなる精神病にかかってしまうエピソード。
子供ながらにすごく怖かった。
治って本当によかった。
 
 
 
◉最後に◉
 
胸キュン度      ★★★★☆
キャラ             ★★★★★
設定                ★★★★★
ストーリー      ★★★★★
絵                    ★★★★☆
 
名言                ★★★★★★★★★★
 
 
 
 
作中に、劇中劇で紗南ちゃんと直純くんが出演する「水の館」という映画があるのですが、これも単行本で発売されてます。
 
けっこう怖い雰囲気ですが面白いのでこちらも是非!