さて、来年2022年4月に東証は新市場区分へ移行する予定です。

 

6月末は上場維持基準に適合しているかを判定する移行基準日ということもあり、

 

今回は、

 

・東証の市場再編・新市場区分の概要

・工程

・新指数の概要

 

を纏めておきますね。

 

 

 

図解がわかりやすいので、JPXの資料(新市場区分の概要等について)から抜粋します。

 

 

お馴染みの

 

東証第一部、二部、JASDAQ(スタンダート・グロース)、マザーズ市場

 

から、

 

プライム市場、スタンダード市場、グロース市場 

 

に再編されます。

 

 

 

 

最上位はプライム市場ですが、上記にあるように、現在属する市場により審査手続きが変わってきます。

 

 

プライム市場の上場基準

 

 

スタンダード市場の上場基準

 

 

グロース市場の上場基準

 

 

プライム市場(市場第一部との比較)

 

プライム市場(市場第一部との比較)

 

 

スタンダード市場(市場第二部・JASDAQスタンダードとの比較)

 

スタンダード市場(市場第二部・JASDAQスタンダードとの比較)

 

グロース市場(マザーズ・JASDAQグロースとの比較)

 

 

 

 

再編に伴い、

流通株式の定義見直しも行われます。

 

 

現行

 

流通株式数=上場株式数-(上場株式数の10%以上を所有する株主が所有する株式数+役員所有株式数+自己株式数+役員以外の特別利害関係者が所有する株式数※)

 

※新規上場・一部指定時のみ

 

再編後

 

上記に加え、

 

1、国内の普通銀行、保険会社及び事業法人等(金融機関及び金融商品取引業者以外の法人)が所有する株式

(直近の大量保有報告書等に基づき、5年以内の売買実績が確認できる株主の所有分で、所有目的が「純投資」であることが明らかな株式については、流通株式)

 

2.役員以外の特別利害関係者の所有する株式

 

3.その他、取引所が流通株式に含めることが適当でないと認める株式

 

この3点を流通株式から除くとのことです。

 

 

企業間の持合い株は流通しにくいですし、見直しにより、実態に即した計算方法になりますねニコ

 

 

 

「新市場区分の概要等について」に関するよくある質問と回答(FAQ)

↑こちらも併せてご覧ください。

 

 

☆今後の工程

2021年 6月末日 
移行基準日
6月末日を基準日として新市場区分の上場維持基準に適合しているか否かを確認し、7月末を目途に通知。
移行基準日において新市場区分の上場維持基準に適合していない場合は、新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書を提出。

2021年 9月~12月
上場会社による市場選択手続

2022年 4月1日 
新市場区分への一斉移行日

 

 

 

2022年4月以降に新設する移行指数の概要

 

2022年4月以降に新設する移行指数の概要

 

2022年4月以降に新設する移行指数の概要

 

TOPIX算出ルールの見直しの概要

 

 

そのほかの見直しと今後のスケジュールについて

 

 

各社、上場基準を満たすべく邁進されている様子。

私たちも、市場再編・スケジュールを頭に入れて銘柄選定を行っていくとよいですねニコニコ

 

 

 

参考資料

(個人的ヒットラブ

 

 

海外市場(上場審査基準)

 

 

海外市場(上場審査基準)

 

 

海外市場(上場維持基準)

 

 

 

 

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