ある研究によると、人の幸せの40%は、自分自身の行動によって決まるのだそうです。
残り10%は環境や境遇、50%はなんと遺伝です!
つまり、みなさんの日々の行動を変えることによって、今より幸福になれます。
これは2001年頃から始まったポジティブ心理学の専門家たちが、口を揃えていっていることです。
毎日を楽しく!ポジティブ日記をつけよう
「ありがとう」です。
つまり、つながりと感謝です。
多様な人とつながりを持ち、人を喜ばせたり、人に親切にしたり、感謝したりすることが幸せをもたらします。
『人を幸せにしようとすれば、自分も幸せになる』わけです。
身近な人から世界中の人々に至るまで、感謝が広くて深い人ほど幸せを感じやすいです。
たとえ苦手な人がいても、先入観を取り払えば、相手のいいところや素敵なところが見えてきます。
まずはそれを見つけ出して感謝することです。
それが幸せになる第一歩です。
過去24時間のポジティブな体験を、日記に書きましょう。
たとえば「今日は天気がよかった」「朝食が美味しかった」「面白い本を読んだ」など、些細なことで構わないのでポジティブな体験を書くのです。
日記を付けることで、自然とポジティブなことを探す癖がつき、その結果ネガティブなことを考える時間が減ります。
逃げ込める場所を作っておこう!
辛いとき、不安なとき、怒りが収まらないときは、「自分だけが逃げ込める場所」を作っておくと良いです。
それは想像上の場所でもかまいません。
辛いことがあれば、いつでもそこに逃げ込むのです。
規則正しい生活を送ろう!
睡眠は十分にとりましょう。
また、適度な運動も日常的にすると良いでしょう。
ヨガや座禅のような、心をリセットするエクセサイズも良いですね。
お気に入りの音楽・動画を持ち歩こう!
自分が気に入っている動画や音楽をiPodなどに入れておき、見たり聴いたりするのも◎。
その歌詞や動画の内容が、ポジティブにしてくれるものだったり、心を落ち着かせてくれるものだと良いでしょう。
友達に相談しよう!
みなさんが困った時に相談にのってくれる人がいると、心は安定します。
みなさんのことを好きでいてくれる友達と会ったり、連絡をとってみましょう。
最近連絡をとっていない昔の友達に連絡をとっても良いでしょう。
手当り次第に会ってみてください。
不安や苦しみは、1日では解消しないでしょうから、どんどん約束をとりつけ、その月は友達と会って元気やヒントを貰う月と決めても良いと思います。
指南書を読もう!
苦しみを取り除きたいなら、そういう本を探して読みます。
本屋に行き、手当り次第に試し読みをし、自分に役立ちそうな本を購入して読みましょう。
図書館に行って、一日中読みふけっても構いません。
共感できる著者の本を読みあさり、付箋を付けまくっているうちに心は落ち着いてくるでしょう。
祈ろう!
十字架でも、だるまでも、お守りでも何でもかまいません。
近所の神社でも、亡くなったおじいちゃんでも、特定の宗教でない漠然とした「神様」でも構いません。
自分が信じているもの、信じられるものに祈りましょう。
その内容はどこまで利己的でも自分勝手でも構いません。
「何でも叶えられる神様に祈る」ということで、心は安定していきます。
人に共感し、許そう!
日常生活の中で許せないことは度々起こります。
自分をネガティブにする許せない気持ちを取り除くことができたら、それだけで幸福度は増すでしょう。
幸福になるために重要なのは、相手を表面的に許すことではなく、自分の心の中で許すことです。
相手の立場を心から理解すると、許せることも多くなります。
考えすぎたらノートに書き出そう!
考えすぎることは幸福度を下げます。
たとえば解決しない問題、他人との比較、許せないことなど、考えすぎていることをメモやノートに書き出し、頭の中で決着をつけましょう。
頭の中だけで考えると、同じ考えがぐるぐると回り、一度結論が出たことも、いつのまにか蒸し返したりします。
それを避けるために書くのです。書くことは客観的な視点も生み出します。
また注意をそらす方法も効果的です。
たとえば小説などを夢中で読んでいるとき、その小説の中に心が引き込まれ、幸福度が増します。
幸福の先にあるもの
幸福になりたいなら、現実の目標に向かって努力するより、日々の行動を変えた方が良いことをポジティブ心理学は教えてくれます。
そうして幸福な状態になると、現実における成功にも近づきやすいのだそうです。
ぜひ実践してみましょう!