応援したい心理が働くときは、ポジティブな感情がきっかけになっている場合が多いでしょう。

 

 

 

がんばっている人が周囲にいて、その人を心から応援したくなるときは、どのような内容が理由になっているのでしょうか。

 

 

 

 

  自分もがんばっているから

 

 

 

 

自分だけががんばっていて、周囲はのんびりと過ごしているという状況を遠慮したいと思うと、この気持ちが応援したい心理につながります。

 

 



自己中心的な性格だと、自分の努力を認めてもらうだけでなく、ふさわしいがんばりを周囲にも求めてしまうのでしょう。

 

 

 

 

他人がどのような状況かということより、自分自身の感じなどによって、色々なものごとを判断してしまう場面もあります。

 

 



ですが「あの人はいつも一生懸命だから、自分もがんばろう」とやる気を引き出されるのは、相手にふり動かされているためかもしれません。

 

 

 

 

他人ごとなのに、まるで自分の身に起きた出来事のように捉えるため、つい自分自身のがんばりと一緒くたにしてしまうのでしょう。

 

 



自分もがんばっているから、相手にもできるだけのことをしてほしいと考える人とは、お互いを高め合う関係が築ける、その可能性も高いものです。

 

 

 

 

同じ着地点を目指して進んでいったり、競争相手として競い合ったりしながら成長できるのです。

 

 

 

 

  陰で努力をする人だから

 

 

 

 

応援したい心理は、努力しているのを周りに引き付ける人より、だれにも言わずにこつこつとがんばる人に対して働きやすいでしょう。

 

 


たとえば、職場仲間の仕事に対する努力が見られず、それとなく注目してみた場合です。

 

 

 

周囲に気づかれないところで謙虚に頑張っている姿を見た時、思わず応援したくなってしまうケースは多いのです。

 

 



それ以来「何か困っていることはない?」と優しく声をかけたり、プライベートの話もして親しくなろうとしたりする場合もあるかもしれません。

 

 



陰で努力するというのは、その分せっかくのがんばりが成果につながりにくいケースもあるでしょう。

 

 

 

 

上司や先輩の目に触れないところだとしたら、応援したい心理の人は「この人の努力は自分だけが知っている可能性があるから、周りの分まで応援しよう」と思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

  応援すれば伸びる部類だから

 

 

 

 

 

褒められたり応援されたりすると、仕事などの作業がはかどるという人は、とても多いですよね。

 

 

 

特に自分にとって、目上の立場の人に褒められると、努力や才能を認めてもらえたようでうれしくなります。

 



応援したい心理は、部下や後輩の成績を伸ばしてあげたいときにも働くものです。

 

 

 

 

自分から「応援してもらって伸びるタイプなんです」と主張する人は、逆に自分に甘い可能性があるでしょう。

 

 



ですが、自分に厳しくしながら、じっくりとがんばる人は、周りが支援したり、応援したりしたくなる存在です。

 

 

 

 

だれかが、優しい声かけをしてくれるようなことがなかったとしても、決して手を抜いて仕事をすることはないのです。

 



ですが、実際は味方がそばにいてくれると思うと、なんでもがんばれそうという活力も湧いてくるでしょう。

 

 

 

応援したい心理は、そのままの気持ちを伝えているのでなく、相手のために励ましの言葉をかけている可能性もあるのです。

 

 

 

 

  応援されてうれしかった経験があるから

 

 

自分が以前応援される側で、とてもうれしい気持ちになった経験がある場合は、相手がだれであっても、応援したい心理になるかもしれません。

 

 



身近な存在の人や信頼している人や、自分を大切に想ってくれている人などに応援されると、もっとがんばろうという気迫につながるものです。

 

 



たとえ挫折しそうになっているときでも、元気づけてくれる人が近くにいることにより、ここであきらめてはいけないと気づくのです。

 

 

 

 

このように「応援」にまつわるよい思い出があると、今度は自分からだれかにパワーを分け与えてあげたいと感じるでしょう。

 

 

 

 

相手を承認する、最も簡単で効果的な言葉を、お伝えさせて下さい。

 

 

 

 

それは「ありがとう」です。

 

 

 

 

結果が出たり、良い行動をしてくれたら、当然「ありがとう」なのです。

 

 

 

 

ですが、結果がでていなくても「〇〇してくれてありがとう。」

 

 

 

行動できていなくても「いてくれてありがとう。」「そう思ってくれてありがとう。」「そう考えてくれてありがとう。」と伝えることができます。

 

 

 

 

 

では「ありがとう」の反対の言葉は、なんだと思われるでしょうか?

 

 

 

 

オンラインサロンでは、それは「あたりまえ」とお伝えしています。

 

 

 

 

みなさんは、周りの色々なことに対してつい「あたりまえ」と思ってしまいがちです。

 

 

 

 

「結果を出すのがあたりまえ。」

 

 

 

「行動するのがあたりまえ。」

 

 

 

「居てあたりまえ。」

 

 

 

「そう考えるのがあたりまえ。」

 

 

 

このような思考になってしまうと「あたりまえ」でなかったときに、苛立ちや怒りの感情が、湧いてきがちになります。

 

 

 

「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」です。

 

 

 

私たちが「あたりまえ」と思っていることは、本当は「有ることが難しい」と考えると、結果をだしてくれて「ありがとう。」

 

 

 

行動してくれて「ありがとう・」

 

 

 

「いてくれてありがとう。」

 

 

 

「そう思ってくれてありがとう。」

 

 

 

といいやすいと思うのです。

 

 

 

いかがでしょうか?