どうして、ポジティブな言葉が良いのでしょう?

 

 

 

ネガティブな言葉では、だめなのでしょうか?

 

 

 

 

ものごとをポジティブに考えられる人は、過去にとらわれず、人生を楽しんでいる印象です。

 

 

 

ポジティブシンキングができる人の特徴は、好奇心旺盛なことです。

 

 

 

好奇心の先には行動力を伴うことがあり、ポジティブな人ほどフットワークが軽く、行動範囲が広くなります。

 

 

 

ネガティブな人が「じっくり検討してからやろう」と考えた場合、ポジティブな人は、「まず始めてみよう」と考える人が多い傾向にあります。

 

 

 

興味のあることには、迷うことなくチャレンジできるため「やっておけばよかった」という後悔とは縁がないのでしょう。

 

 

 

いろいろなことに興味を持って取り組むさまは、生き生きとして楽しそうに見えます。

 

 

 

周囲から「前向きでうらやましい」といわれる理由も納得できます。

 

 

 

 

ポジティブシンキングをする人は、人の悪口や陰口といったネガティブな話題を口にしたがりません。

 

 

 

明るい口調や笑顔は、一緒にいる人まで前向きな気分にしてくれます。

 

 

 

人から好意を持たれやすく、周囲との関係は良好です。

 

 

 

また、人への好奇心も強いので、人のタイプを選ばずに会話を楽しめます。

 

 

 

人の輪の中心になりやすく、本人もそれを楽しもうとします。

 

 

 

場面や、相互の信頼関係によっては、言葉自体はネガティブであっても、相手がポジティブ受け止める場合は、ネガティブな言葉でも良い場合はあります。

 

 

 

 

 

 

心理カウンセラーの弥永英晃さんの著書「脳科学×心理学で自己肯定感を高める方法」(大和出版)によると、

 

 

 

「ネガティブな思考パターンや絶え間ないストレス、心労はネガティブな感情を引き起こし、脳の構造を変えてしまう。

 

 

 

感情が強ければ強いほど、それがポジティブなものであれネガティブなものであれ、それだけニューロンの結合は活発になります。

 

 

 

ですから、いつもネガティブなことばかり考えていると、脳の中に不愉快な考えや不安に通じる、高速道路ができてしまいます。

 

 

 

反対に喜びや快活さに通じる道路は遅くなります。」

 

 

 

「私たちが考えることに応じて脳の中にはたえず、新たなネットワークが作られますから繰り返し、考えていることはますます明確になる一方で、長い間考えなかったことはその回路自体が消えていきます。」

 

 

 

とあります。

 

 

 

ポジティブシンキングができるようになれば、ネガティブな思考や感情を長く引きずりにくくなります。

 

 

 

仕事で落ち込むことがあったときでも、嫌な気分を家庭に持ち込まずに済むのです。

 

 

 

ポジティブシンキングとは、「楽観的」「前向き」といったイメージです。

 

 

 

過ぎ去ったことにくよくよしたり、起こってもいないことを、いわれなく恐れたりしません。

 

 

 

失敗すれば「次、がんばろう」、これから起こることに対しては「何とかなるさ」と気楽に考えられるようになります。

 

 

 

日々忙しいみなさんにとって、時間はとても大切です。

 

 

 

ネガティブな思考に時間を費やすよりは、さっと気持ち切り替えて次に進みましょう。

 

 

 

 

 

 

またNLP(Neuro Linguistic Programming~神経言語プログラミング)では、言葉を聞くと無意識に、その言葉に関連したイメージを見てしまう。

 

 

 

「言葉が過去の映像や音など(体験)につながり、感覚や感情に繋がる。

 

 

 

つまり言葉は「気持ち」に影響を与える。」「NLPの基本がわかる本」~山崎啓支著~

(日本能率協会マネジメントセンター出版)

 

 

 

とあります。

 

 

 

つまり、私達はネガティブな言葉を聞くと、それに関連する映像や体験をイメージします。

 

 

 

それが繰り返されると、脳の中でネガティブな感情に通じる神経回路が強化され、ネガティブ思考になりやすいのです。

 

 

 

ポジティブな言葉を聞くと、それに関連する映像や体験をイメージします。

 

 

 

それが繰り返されると、脳の中でポジティブな感情に通じる神経回路が強化され、ポジティブ思考になりやすいのです。

 

 

 

脳科学の観点では、言葉を変えるだけでどちらの思考パターンにもなれるということなのです。

 

 

 

ポジティブシンキングが身に付けば、自信を持ってものごとに取り組めるようになります。

 

 

たとえば大仕事を任されたとき、他の人なら不安に感じたりプレッシャーに苦しんだりするような場合でも、前向きな思考から「自分なら大丈夫」と考えられるようになります。

 

 

 

前向きに考えて不安なく仕事に集中できれば、きっと良い結果がついてくるはずです。

 

 

 

一方で思考がネガティブになっているときは、些細なことでも敏感になりがちです。

 

 

 

家族と生活している人なら、パートナーや子どもに対しつい嫌みや小言をいってしまうことがあるかもしれません。

 

 

 

ですが、ポジティブシンキングができるようになれば、細かいことが気にならなくなったり、気になることがあってもプラス思考に考えられるようになります。

 

 

 

子どもやパートナーのあら探しをせずに済み、自分自身の気持ちが楽になっていくことで「家族のためにがんばろう」というモチベーションも保ちやすくなるのです。

 

 

 

そうだとしたら、ポジティブな言葉を自分にも周りにも使う方がより幸せになれるのではないでしょうか?