本音の感覚でなにかを選ぶとき、意外と落とし穴になるのが「まわりの意見」です。

 
 
 

 

大きな決断になればなるほど、自分だけの判断で、それも「なんとなく」というあやふやなもので、決めるには勇気が入ります。

 

 

 

 

 

明らかに人の意見も大切ですが、他人は他人の価値観と状況でアドバイスしてきます。

 

 

 

 

 

価値観の合う人、普段から信頼している人に相談したとしても、それを選んで体験していくのは相手ではなく、みなさんです。

 

 

 

 

 

「それはやめたほうがいいよ、どうしてかというと…」とアドバイスをされたとき、相手がそこに進めば、本当にその結果になるかもしれません。

 

 

 

 

 

ですが、みなさんが進めば違う展開になるかもしれません。

 

 

 

 

 

「なんだか気が乗らない」と感じるとき、頭で考える理由を優先しないと良いです。

 

 

 

 

そのようなとき、必ずやってくるのが、頭で考える常識的な判断や思い込みです。

 

 

 

 

 

あるとき、お客さまのAさんが、自分の気持ちは乗っていないのですが、

 

 

⚫︎時間があるからできるかもしれない

 

 

⚫︎あの人に頼まれたから仕方がない

 

 

⚫︎世間では良いとされているから大丈夫だろう

 

 

⚫︎やっておいたほうが得かもしれない

 

 

⚫︎みんなが奨めているからやってみよう

 

 

というような、頭で思いつく「やるべき理由」を考えはじめたそうです。

 

 

 

 

 

すると、本音で感じている感覚から遠ざかるのです。

 

 

 

 

Aさんは途中で思いがけないことが起こって中止になる体験をしました。

 

 

 

 

またあるときは、形になっても気持ちが残るなど、結論からいうと、いちばんはじめに感じていた直感の通りに終わったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

思わぬことに進んでなにかを実現させる人は、その通りがけで「常識ではこっちだけど、違うほうを選んだ」という選択をしていることがたくさんあります。

 

 
 
 

経営者のSさんが、それを選んだ根拠を核心に迫っていくと、「そちらに気が動いたから」という単純な訳であることがほとんどでした。

 

 

 

 

 

単純に「なんとなくそちらが良かった」「そちらのほうがいい気がした」という感覚なのです。

 

 

 

 

 

外に発信するときは、聞こえの良い事情が欠かせません。

 

 

 

 

 

ですが、正確には自分の体感だけということが大部分であり、それがいちばんの情報なのです。

 

 

 

 

 

直感で生きるとき、意外と落とし穴になる「まわりの意見」ですが、みなさんが本心から「それをしたい!」と思うことが出てきたときは、多少まわりの反対があっても「やりたい!」と思いますよね。

 

 

 

 

まわりの人の意見は、自分の気持ちをはかる判断基準だと捉えれば、次に進めます。