笑顔が良くないと第一印象がもったいないですよね。
華やかさがない、仕事ができなそう、上から目線に見える、目が生き生きしていない。
多くの人はマイナスイメージを抱きます。
それだけでなく、笑顔をつくるのが苦手な人は自分に自信が持ちにくいため、心も塞ぎ込みがちになり、それが外見にも表れます。
すると姿勢も内向きになって猫背気味になります。
首も引っ込んでしまうと、さらに表情が悪く見えてしまいます。
では、具体的にどうすれば自然な笑顔を引き出せるようになるのでしょうか。
個人や企業を対象に笑顔コーチングを行っている、サロンメンバーのNさんに自然な笑顔のつくり方を教えてもらいました。
笑顔トレーニングというと表情筋を鍛えることが中心になると考える人が多いのです。
ですが、Nさんの場合は“ゆるめる”ことを奨めています。
笑顔をつくるのが苦手な人は、表情が硬いことが多いので、だからこそ筋肉をリラックスさせることで自然な笑顔をつくれるようにします。
1.準備運動
はじめに行うのが、耳たぶマッサージです。
表情筋をゆるめて、ひと休みさせます。
これだけで、フェイスラインがすっきりして表情が良くなるそうです。
2.笑顔トレーニング
次に、口周りのトレーニングをします。
要点は、力を入れる動作とゆるめる動作を、3~4分かけて繰り返し行うことです。
それによって、硬くなった表情が、ゆっくり柔らかくなっていくそうです。
3.仕上げ
最後に、フェイスマッサージをします。
皮膚に触れるか触れないかぐらいの優しさで、頬やフェイスラインをなでることで、顔が引き締まるとNさんは説明します。
ちなみに手でタッチするときの感覚はたいへん繊細なため、手の代わりにメイクなどで使うブラシを使うと良いそうです。
上記のトレーニングを1回10分するだけでも、あるがままの笑顔がつくれるようになってくるとNさんは話します。
Nさんのコーチングによって本来の笑顔が引き出せるようになった人は、自分に対して自信を持てるようになります。
そのため姿勢が良くなり、さらにさまざまなことに前向きに取り組めるようになるそうです。
それによって上司の評価が上がった人もいるとNさんは話します。
たとえば、どちらとも同じくらい仕事ができるAさんとBさんがいたとします。
ただひとつ違うのは、Aさんは笑顔が素敵で、Bさんは無愛想です。
みなさんは、どちらに仕事を頼みたいでしょうか。
きっと多くの人がAさんを頼りにするはずですよね。
もちろん実際には、それ以外にもさまざまな要素が入り込みますが、素敵な笑顔はそれだけで仕事を呼び込む武器になるのも事実です。
笑顔に自信がない人は、ぜひ一度笑顔のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
「笑う門には福来たる」といいます。
いつもニコニコを心掛けたいものです。