友達は「キャラ立ち」すれば、長い目で付き合えます。

 
 

 

 

キャラ立ちには2つの「立つ」要素があります。

 

 

 

 

一つは「個性が確立」されること、もう一つは「他よりも目立って見える」ことです。

 

 

 

 

ですが重要なのは、1つ目の「個性が確立」されるという意味での「キャラ立ち」です。

 

 

 

 

斬新さやインパクトがあって「他よりも目立って見える」かどうかは、あまり重要ではありません。

 

 

 

 

友達のグループが上手く機能するために必要なのは、個々がキャラ立ちしていて、かぶらないことです

 




それはグループで集まったときだけでなく、1対1の友人関係でも、この話題はあの人、この問題はあの人ぱっと思い浮かべてもらって、相手から求められるために必要なことです。

 

 



友人関係における自分の位置決めとして、「非常識ではなく不常識キャラ」を意識しているTさんがいます。

 

 

 

 

Tさんのキャラクターは、世間の価値観の枠を超えて、何事も果敢に挑戦する、大胆な特攻隊長的な役割です。

 

 

 

 

その根底にある目的は、互いの成長を加速させる存在でいたい、刺激的な友人でいたいというのがあるそうです。

 

 



そのためにTさんが意識してやっている、ふたつのことを教えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

女性を満喫する雰囲気を全身で

 

 

 

 

女性は仲間と同然であることにとても敏感で、違う価値観や外見になることを不安がります。

 

 



急に洗練されて綺麗になったり、友人の輪からぶっちぎりで仕事で成功したりする人を陰でこそこそ話す人は、どこのコミュニティにもいます。

 

 

 

 

自分だけは噂話のターゲットにならないように、出すぎず平均的な立ち位置を保守する世渡りの術を自然と身につけているのです。




ですが、そういう横並び意識は、女性のむき出しの欲望としてある「綺麗になりたい向上心」を押さえつけて、女性から創造力や表現力を奪うものです。

 

 



だからこそ、Tさんはその横並びの順番を大胆不敵に乱す存在になろうと決めています。

 

 



Tさんの合い言葉である「会うたびに美しく」を体現すべきであるとして、常にファッションの研究に勤しみ、メイクもヘアスタイルもどんどん変化させて、だれよりも思いっきりおしゃれを楽しんで、女であることを表現し、その自由を精一杯楽しむことに欲張りであることを自分に課しています。

 

 



そのひとつの理由は、Tさんが目立っておしゃれをしていたら、噂話の標的にはならないからです。

 

 

 

 

横並び秩序を乱す女性がいると、そのコミュニティの女性はどんどん洗練されて、綺麗に磨きがかかっていくのです。




女性は周りの同性の存在に無意識に影響されます。

 

 

 

 

ですから、その場にひとりでもおしゃれな人がいると、泥試合を演じるのではなく、刺激し合って、おしゃれレベルを牽引する役割を担うのです。

 

 

 

 

職場でも、おしゃれな女性がひとりいると、その職場のおしゃれレベルが大きく進歩するというようにです。

 

 



そして、綺麗な女性が集まるところには、人々の注目も出逢いもチャンスも集まってきます。

 

 

 

 

悪口と噂話のゆとりを与えない

 

 

 

 

女性はおしゃべりで、必要ではないこと、他人のことについても、いくらでも無制限に会話できる生き物です。

 

 

 

 

もう一方、男性は自分のことは話したがらないし、相手についてもそんなに探らないし、そもそも興味がありません。

 

 



だから、女同士が集まると、どうしても噂話が多くなります。

 

 

 

 

そして、その中には、悪口も含まれてきてしまいます。

 

 

 

 

女性同士の友人関係で大事な「長い目でお付き合いする」のに最も重要なことは、噂話や悪口に対して徹底的にかかわらないことでしょう。

 

 



とにかく、自分だけは、絶対に噂話をしないこと、悪口は言語道断です。

 

 

 

 

悪口が出たら、席を離れます。

 

 

 

 

自分は同意してないから、聞くフリだけしている、というのも問答無用です。

 

 

 

 

その場にいた人はみんな、共同責任があるからです。

 

 



Tさんはあるとき気づいたんです。

 

 

 

 

なぜ女が集まると、その場にいない人の噂話で盛り上がるのでしょうか。

 

 

 

 

その理由は、噂話以上に気持ち良いおもしろい話題がないからです。

 

 



おもしろい話題というのは、自分が挑戦して失敗して気づいたことや、実際にどこかに行ったりだれかに会ったりして得た生の情報です。

 

 



常にアンテナを立てて、情報を得て、行動して体験をして、自分のフィルターを通して感じて考えたことの引き出しを多く持つ努力を惜しまずにいれば、悪口と噂話をする時間なんてありません。

 

 



それは結果的に、女性の友人関係で、大事な長い目でお付き合いを可能にする基礎になるのです。

 

 

 

 

ズルいヤツにならない限り、友人を失うことはない

 

 

 

 

奥様の樹木希林さんを追うようにして息を引き取られた、ロックンローラーの内田裕也さんの「お別れの会」で、娘の内田也哉子さんが喪主挨拶の中で語られた言葉がとても心に残りました。

 

 


 

「彼は破天荒で時には手に負えないやつだったけど、ズルいヤツではなかった。地位も名誉もないけれど、どんな嵐の中でも駆け付けてくれる友だけはいる。これ以上、生きる上で何を望むんだ?」

 



 

 

友人関係において、どんなキャラを演じようが、どんな破天荒で迷惑をかける生き方を貫こうが、そんなことで友人が離れることはありません。

 

 

 

 

 

ズルいヤツにならない限りです。

 

 



だから、もっと他人の目を気にしないで自由にキャラ立ちして、一人ひとりが自分のいるコミュニティに刺激を与え、輝かせる存在を演じましょう。