頭が柔らかい人の習慣

 

 

 

 

 

先行きの見えない現代です。

 
 

 

 

これからは「新しいこと」や「人と違ったこと」を考えるスキルが重要になってきます。

 

 

 

 

ですが、「考える」といっても、いったいなにをどう考えればいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

目に映るものに「感情移入」してみる

 

 

 

 

 

街を歩いていると、いろいろなことに気づきます。

 

 

 

 

知らない人が自分はしない行動をしていることに注目して、その人たちが抱えていそうな問題を、勝手に考えたりしています。

 

 

 

 

先日ラーメン屋さんに行ったときは、目の前に座っていた人がメガネをかけていました。

 

 

 

すると、ラーメンを食べるときに、湯気でメガネが曇っていました。

 

 

 

「わあ」と、思いました。

 

 

 

 

 

私はふだん、コンタクトレンズをつけているので、メガネが曇る経験はありません。

 

 

 

 

 

自分の体験ではないけれど、「湯気でメガネが曇る」という、その人の問題を想像することで、自分のことを考えるだけでは出てこない、アイディアを考えることができます。

 

 

 

 

 

また、目に映るものに対して、感情移入することでもアイディアを考えられます。

 

 

 

 

 

メガネが曇っている人に対しては、勝手に「恥ずかしいだろうな」と感情移入して考えたのですが、無機物に対しても同じような想像をすることができます。

 

 

 

 

 

無機物の感情を勝手に見なし、問題を浮かび上がらせるのです。

 

 

 

 

 

あまり着目されないものに対しては、切なさを感じます。

 

 

 

 

 

たとえば、カラーコーンなどです。

 

 

 

 

 

くたくたになったカラーコーンを見ると、ちょっと切ない気持ちになります。

 

 

 

 

 

もっと綺麗にして目立たせてあげられないものか、と考えたりもします。

 

 

 

 

 

また、無機物にみじめさを感じるときもあります。

 

 

 

 

 

鳥よけのために畑に吊るされているCDを見ると、切ないようなみじめなような気持ちになります。

 

 

 

 

CDたちはきっと音楽を聞いてほしいのに、まったく別の使われ方をされていて、かわいそうです。

 

 

 

 

そのみじめさを解消するにはどうすればいいでしょうか。

 

 

 

 

 

反対に、無機物から前向きな感情を、想像することもできます。

 

 

 

 

 

風で飛んでいるビニール袋を見ると、「なんか楽しそうだな」と感じます。

 

 

 

 

 

こういった感情移入も、アイディアにつながります。

 

 

 

 

 

パッと見たものから考える

 

 

 

 

 

「物腰が柔らかい人」などとよく表現しますが、それはどんな雰囲気を指すのでしょうか。

 

 

 

 

 

「物腰」とは、物の言いぶり、言葉つき、身のこなし方、態度とされています。

 

 

 

 

 

 

それらが柔らかいことを「物腰が柔らかい」といい、実際にはコミュニケーションが穏やかで優しく、落ち着いている様子や上品な身のこなし方をいうのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

具体的に物腰が柔らかい人にはどんな特徴があるのでしょうか。

 

 

 

 

 

自分に自信がある

 

 

 

 
 

自分に自信があり、自己肯定感が高いからこそ、物腰の柔らかさを維持できるものなのではないでしょうか。

 

 

 

 

逆にいうと、自分に自信がない人ほど、マウンティング気質があったり、自分の体裁を守るため、相手にちょっとした皮肉や嫌味を言ったりしてしまうものです。

 

 

 

 

 

自分の内面が本当の意味で強いからこそ、相手に対して優しい配慮ができるのです。

 

 

 

 

常日ごろからゆとりがある

 

 

 

 

 

切羽詰まっているときって、穏やかな心情でいられないと思うのです。

 

 

 

 

 

たとえば、時間に追われていれば、人はついつい急ぎ足、焦ってしまいがちです。

 

 

 

 

 

その逆の状態が「ゆとり」です。

 

 

 

 

 

余裕があるときは穏やかな気持ちで過ごしているものなので、その余裕が持てるよう工夫していることでしょう。

 

 

 

 

ゆったりと話す

 

 

 

 

 

物腰の柔らかい人は、自分の言いたいことだけを早口でまくし立てるようなしゃべり方をしません。

 

 

 

 

 

きちんと相手に伝わるように、ゆったりと話しています。

 

 

 

 

 

それもこれも常日ごろからゆとりがあるからなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

よく考えてから発言する

 

 

 

 

 

物腰が柔らかい人は、普段は静かによく考えていることが多いです。

 

 

 

 

 

思いつきでぱっと発言すると、予想もしない方向性でだれかを傷つけてしまうことがあります。

 

 

 

 

ベラベラ言いたい放題の話好きよりも、物静かです。

 

 

 

 

 

言葉数は少なくても、そのひと言に重みがあるものなのです。

 

 

 

 

 

それはよく考えてから発言しているからに尽きると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

感情をコントロールする

 

 

 

 

生きていれば、瞬間風速的にいらっとしてしまう瞬間は幾度もあるでしょう。

 

 

 

 

 

そこで声を荒げてしまったり、相手にちくちくと嫌味を言ったりしてしまう人は、物腰が柔らかいとはいえません。

 

 

 

 

 

怒りの感情を抱いたら、とりあえず5秒数えて深呼吸してから、相手と接することが大事です。

 

 

 

 

 

大人の対応を心がけましょう。

 

 

 

 

「べき論」を捨てる

 

 

 

 

 

自分自身をあらゆる「べき論」でがんじがらめにして、自分に厳しい人というのは、大抵他人に対しても、無意識レベルで厳しくなってしまうものです。

 

 

 

 

 

まずは、自分のことをおおらかに許せてこそ、相手を優しく包み込むことができるようになるでしょう。

 

 

 

 

笑顔コミュニケーション

 

 

 

 

人は何も考えずに呆けているとき、かなりの確率で仏頂面になっているものです。

 

 

 

 

 

常に笑顔でいるのも難しいものですが、せめてだれかと目を合わせているときは、口角を上げて笑顔でいられるといいですよね。

 

 

 

 

 

笑顔を伴うコミュニケーションは、相手の心を開き、温かく穏やかな雰囲気を作るのです。

 

 

 

 

 

現状を無視して、突然物腰の柔らかい人になるのは難しいです。
 
 
 
 
 
それでも、無理のない範囲で少しずつ、穏やかで優しく周りを和ませる努力をし、「物腰の柔らかい人」になれるよう、人間修行をしていきましょう。