相手を傷つけずに「ほんとうのこと」を告げるには

真実を、正しい方法で相手に伝えることができたら、もやもやした空気は追いはらわれ、変化が起きます。

それでは、そのためにはどうすれば良いのでしょうか

それほど簡単に答えが出るはずがないからといって、この問題に目をつぶってはいけません。

どうしてかというと、人間関係がうまくいかないのは、ほとんどうそをつくことに原因があるからです。

たしかに私たちは、虚言を選択することができます。

ですが、そら音に変わるものもあるかもしれませんし、それは考えてみるだけの価値があります。

最近私が、HOPE & HAPPINESS ミーティングで、お客さまとお話しした内容でした。

相手に痛みを与えずに「ほんとうのこと」をコミュニケーションするには、どんなことが考えられるか、話し合ったのです。

そして、このような考えは、高が知れていること、いいのがれにすぎないということに目を向けましょう。

また愛する人に心にもないことをいうことは、ふたりの関係を余すところなくぶち壊してしまうかもしれないということに、目を向けてほしいです。

おたがいに率直であろうとするなら、その関係がはじまるときからそうであるように心がけなければなりません。

もしみなさん方が、愛と信頼にもとづいて、ともに成長していきたいと思うなら、まず最初に、正直であるためにはどうすれば良いかについて、おたがいに話し合うべきです。

真相と向き合うくらいなら、でたらめをいってもらったほうがまだ良いほうです、という人もいます。

心理学者のニコラス・ハンフリーがこのようにいっています。

「真実を聞きたくないという人に向かって真実を語ることは、攻撃的な行為と見なされる。それはプライバシーの侵害であり、相手の領域に土足でふみこむことと同じである」

彼らは、ほんとうのことを聞くことで不安や苦痛を味わうよりは、知らないでいるほうが可もなく不可もないと思っているのかもしれません。

反対に、誠実以外はなにも聞きたくないという人もいます。

私たちは、リアルと残酷な現実とを混在しすぎているのではないでしょうか？

ですが、このふたつは同じではありません。

それに、真正をやさしく伝えることはできるはずです。