励ましの言葉とは?

 

 

 

仕事や家庭でトラブルに見舞われたり、闘病などで気持ちが落ち込んでいるとき、スポーツや試験のようにここぞというときに力を発揮して欲しいときなど… 元気を出して欲しい、がんばって欲しいと思ったときにかけたいのが「励ましの言葉」ですよね。

 

 

 

励ましの言葉に救われる人は多い

 

 

 
ふとした時にかけられた励ましの言葉によって、気持ちが軽くなったり救われるような気がした、という経験がある人もいるでしょう。
 

 

 

相手の状況と心情をよく見極めて発しよう

 

 
 
相手の悩みが個人的なことである場合も多いでしょう。
 
 
 
 
仕事での失敗やトラブルであれば、自分にも身に覚えがあるかもしれませんが、病気や介護、子どもや夫婦の問題など状況次第の事柄となると、次の瞬間状況を見極めるのが難しくなります。
 
 
 
 

いろんな状況において求められる「励ましの言葉」。

 

 

 

 

ですが、どんな状況においても、気持ちが落ち込むできごとがあった直後と、気持ちが少し落ち着いてきてこれから元気を出していこう、という2つの段階に分けられるものです。

 

 

 

段階ごとに、どんな励ましの言葉が最適なのでしょうか。

 
 
 

 

励ましの言葉の上手なかけ方

 

 
 

 

 落ち込む出来事があった直後

 

 

 
 
衝撃なできごとがあった直後は、その事実を受け入れられず、怒りや自尊心を傷つけられたと感じるなど、精神が非常に不安定な状態です。
 
 
 
そんな状態では、せっかくの励ましの言葉も悪いように解釈してしまう可能性があります。
 
 
 
この時期には、励ますというよりは「見守る」、「そっと寄り添う」ことが大事です。
 
 

 

「話を聞くよ」という気持ちを伝える

 

 

 

落ち込んでいる時は、自分の中で整理して、話ができるようになるまでに時間がかかります。




「話せるようになったら声をかけてね」

 

 


「いつでも話を聞くよ」など、

 



まずは、話を聞く準備ができている、という経緯だけを伝えておきましょう。

 

 

 

「分かってあげたい」という気持ちを伝える

 

 

 

自分のことのように辛さを理解したいと思っている、ということを単刀直入に伝えるのも良いでしょう。

 



「辛いよね」

 

 


「気持ちを分かってあげられたらいいのに」

 

 



他愛もない「分かる」といった断定する言葉は言わず、「分かってあげたい」という願望の気持ちを伝えましょう。

 

 

 

「見守っている」という気持ちを伝える

 

 

 

1人きりで苦しむのは辛いものです。

 

 

 

「いつもそばにいるよ」という気持ちを伝え、安心してもらうのも良いでしょう。

 



「元気になるのを待ってるからね」

 

 


「なにがあっても味方だからね」

 

 



など、「自分がついているから、1人じゃないんだよ」という強い思いを伝えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気持ちが落ち着いて回復してきたら

 

 

 

 

相手の話を丁寧に聞き「共感」することが大事

 

 

 

 

ある程度気持ちが落ち着いて回復してくると、励ましの言葉を前向きに捉えられるようになります。

 

 

 

 

ですが、受け取り方によっては押し付けがましく聞こえてしまうこともあるため、注意が必要です。

 

 

 

 

まずは、相手の話を聞き「共感」することに努めましょう。

 

 



「話してくれて嬉しい」

 

 

 


「大変だったんだね」




など、話を聞きながら、肯定すると良いでしょう。

 

 

 

話すだけで気持ちが軽くなる人が多いですが、話すこと自体ご機嫌斜めになる人もいるので、まだ注意が必要です。

 

 

 

そんなときは、難しく考えすぎず、そして無理に元気を出させようとするのではなく、相手に寄り添って・気にかけている、という気持ちを丁寧に伝えると良いでしょう。