こんにちは、伊東治美です
昨日の「許す～前編～」 の続きです。
「許す」には、心の傷・痛みを癒すことが必要、
というところまでお伝えしました。
「許そう」って、理性で思っても、
心が「許せない
」「許すもんか
」って抵抗するものですね。
許しは、頭（理性）でするものではなく、
ハート（心）でするものだからです。
「許せない」という強い感情を持つからには、
きっとそれなりの大きな出来事があったはずです。
その出来事によって、
ショック、怒り、悲しみ、恐怖、不安、絶望、後悔、自責の念・・・
などを感じ、
心に傷、痛みを負ったはずです。
そして、「許す」には、
それら自分が感じた感情を
受け止め、十分に感じる必要があるのです。
それはとても苦しいことだと思いますが・・・・
でも、その感情を感じずに、
抑え込んでしまうと、
その感情が、鎖となって、
ずっとその相手と自分をつなぎ続けることになるのですね。
そして、その人のことを思うたびに、
怒り、憎しみ、恨みといった感情を感じ続ける・・・・
つまり、自分が許さないことで、
結果的に、その人に自分の感情を支配させてしまっているのです。
感情は感じ尽くすと、
解放されていきます。
つまり、その人と自分をつなげていた鎖が
解かれていくのです。
そうして、「許す」プロセスが大きく前進するのですね。
完全に許すには、
さらなるプロセスも必要ですが、
まずは、この感情を感じ尽くして、
心の傷・痛みを癒すことが、
許しの第一歩なのです。
次回、「許す」プロセスを進める際の、
大前提について
お伝えしたいと思います～
ここが肝心
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