使命を生きるためのスピリチュアルコーチ、伊東治美です。
8年前に夫との関係が苦しくなった時、
私はカナダのバンクーバーに住んでいました。
バンクーバーって、
都会と自然がバランスよく存在している美しい街です。
私の住んでいた家からも
そう遠くはない向こう側に、
この季節は山頂に雪を被った
山々のパノラマを眺めることができました。
ある朝、
いつものように娘を家の裏手にある幼稚園に送り届け、
家に戻ろうと歩きながらふと見上げた私の視界に
その山々のパノラマが飛び込んできました。
その景色はいつもそこにあり、
私の視界に入ってきてはいたのですが
「当たり前」の景色として素通りしていた景色でもありました。
でもなぜかその日は
その景色がど～ん
と私の心に響いてきたのです。
私はこんなにも苦しんで停滞しているけど
私を取り巻く社会も、自然も、宇宙も、
そんな私の苦しみにはお構いなしに
停滞することなくいつもどおりに営まれているんだよな～。
離婚するとかしないとか、
私はそんなことで大いに悩み苦しんでいるけど
そんな私の悩みなんて
はっきり言ってこの地球上で日常茶飯事的に起こっている、
新聞記事にさえならないちっぽけなことだよね・・・
淡々と、でも威厳をもって存在する山々を眺めていたら
そんな思いがわいてきて
くよくよ思い悩んでいる自分のことが
ばかばかしく思えてきました。
よく歌や本に
「大きな空を眺めていたら、
悩んでる自分がちっぽけに見えた」とか
そんな歌詞や一節が出てきますよね。
それまでの私はそういう状態がピンとこなくて
へ～、そういうもんかね、
くらいにしか思えなかったのですが
、
その時の私はそのバンクーバーの山々を見て
まさにそれを実感しました。
鬱々とした気持ちがパッとなくなって
目の前が明るく開かれた
・・・そんな体験だったのです。
それからは
ことあるごとにその山々を眺めては
意識的に気持ちをリセットしていました。
魂さんと調和するにあたって
自分の心を穏やかにしておくことは
とても大切なことです。
ですから、心を穏やかにするためには
自然の力も大いに借りちゃいましょう。
自然はいつもそこにあり
私たちを文句も言わずに包みこんでくれます。
身近な自然は、「空」ですね。
わざわざどこかに出かけていかなくても、
外に出て見上げれば、必ずそこにあります
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