母の事、書きたくなった | はるの家族と新入りプードル ~第二章~

母の事、書きたくなった



去年の春に町のかかりつけ医から
胆石あるから紹介状書くわと母が言われた


大きな病院で検査すると
膵臓の嫌な場所に影が…


おかんは膵癌やった
手術する頃夏になり
膵島十二指腸切除術の手術が行われた


もしかしたら
癌が取れなかったらすぐでて来るかもと
言われていたけど大丈夫やった


何時間も何時間も待たされ
やっと手術室から出てきた母に少しだけ会えた


先生からの説明で
見える範囲の癌は取れました。
最後の最後に肝臓の腫瘍も見つかったので
手術の時間がかかりましたと。
(もし初めに肝臓のを見つけてたら膵臓手術続行出来なかったかもと言われた。後日、良性のものと判明)




しばらく経って抗がん剤を勧められた。




やっぱり膵癌やし
せっかく見える部分の癌は全て取ってもらえたのだし私的には抗がん剤受けてほしかった


先生と私で母を説得したけどダメやった



退院し
秋になり冬になり
年明けに何度目かの検診。


再発。


まだ小さいから
抗がん剤治療しようと説得

母は、どうしても髪の毛が抜けるから嫌だと。



母のいとこが抗がん剤治療で
毛が抜けた事ばかり言う。


カツラ買ったる!
白髪染めせんでもいいんやで!
って言っても
「アンタ他人事やな」って発狂しよる。



孫から言ってもらっても効果なし(ちっ)




散々説明し
しぶしぶ試しに一度だけ
受けると言ってくれた

↑ 一回受けてみて嫌やったら辞めたらいいからと騙し騙し説得(まさに騙し)



そしたら!!

当日逃げた!!(オカンの方がウワテ)



私は、鬼の形相で探しまくり
ライフで買い物した後、とっ捕まえた。



と何度かそう言う事を繰り返した。




そしてとうとう捕獲成功し
抗がん剤の前の血液検査。


血液検査の結果が悪く
抗がん剤受けられず即入院するようにと
言われた



即や!って言うのに
オカンは、すぐ戻ってくるから
自分で入院セット用意したいと…

私は、また逃げられたらあかんと思い
仕方なく車に乗せて一旦おかんちへ。




ほんなら
また懲りもせんと入院嫌だとゴネ出す始末
(病院のご飯がまずいかららしい💧)



深刻やのに
ほんまオカンの体やばいのに
言うこときかへん


もうこの頃すでに
抗がん剤治療しなかったら
このままだと余命3ヶ月もないも言われてた。



オカンは、
生きたい人やのに
癌には、負けるもんかって人やのに。



ただ余命宣告されても
言わないでな!って念を押された。






独り言やけど
続く