初めましてこんにちは!
はるまこ育児 保健師のまこです!



このブログでは、赤ちゃんの育児に役立つ情報を発信していきます。

 

赤ちゃんの身体や脳、こころの発達などを解説しながら、がんばりすぎず、肩の力を抜いて 

あなたらしい等身大のキラキラ育児ができるような情報をお伝えしていきます!

 

今日は生まれたての新生児から使える

寝かしつけ必勝法をお伝えします♡

 

 

 

  ①はじめに

 

生まれたてのやわやわな赤ちゃん。

 ママのお腹から出てきて、間もない赤ちゃん。

 

 ようこそ素晴らしいこの世界!この地球!

 

怒り「初めまして~今日からお世話になります!自分なにもわからないのでよろしくご指導お願いします~!」 

な状態です。 

 

まだ唯一といってもいい表現方法が

「泣くこと」。

 泣くのも一生懸命ですよね。

 

 悲しい(お腹すいたの?おしっこ?うんち? 暑い寒い?何が不快?くるしいのかな?)

 

… なんで泣いてるの?なんで泣き止まないの? 

 

 

安心してね。

泣いている理由がわからないのは、 当たり前のこと。

 

 

でも

せめて眠いならなるべくスムーズに、

すやすや寝てほしい。 

それが全ママの願いではないでしょうか。 

 

そんなママと赤ちゃんへの必勝法!あるの? 

 

あるよ!

 

  ②新生児期とは

 

まずそもそも、「新生児」って?

特徴を知ることで、対策していきましょう。

 

WHO(世界保健機関)の定義では、

誕生から28日間を指します。

 

この時期は、新生児微笑という特徴的なかわいい笑顔がみられたり、

おっぱいを探し、吸い付くときに起こるルーティング反射や吸てつ反射なども

特有の行動としてみられます。

 

 

 これらの愛おしい行動を 

さらにより愛おしく思えるように、 

できればあまりぐずらせずに

寝る時はすやすや眠ってほしいものですよね。 

 

 

 

赤ちゃんは、

それまではお母さんの胎内で守られていました。

 

胎盤を介して栄養を供給されることで成長していた共生の生活から、

誕生を機に個の存在として生活していくのです。

 

約10ヵ月もの間、

お母さんのおなかの中で快適な生活を送っていたのですから、外界にすぐ慣れないものです。

 

 だからこそ、おなかの中にいたときに近い環境にしてあげると 安心感が得られやすいのだと考えられています。

 

 新生児期のキーワードは「胎内環境の再現!」。

 

  ③胎内環境の再現

 

お母さんのおなかの中って

どんなだったでしょうか? 

 

・あったかくて 

・くらくて 

・せまくて 

・お母さんの血液の音などのノイズが四六時中聞こえていた状態

 

す。 

 

 

では、それらをどんな風に再現していったらいいのでしょうか。

 

 ニコニコたくさん着せて、

  暗い部屋で抱っこして過ごせばいい?

 

いえいえ、ちょっと違います。

 

 まずはいくつか注意点があるので、

説明していきますね。

 

 注意点1 
 
昼間は明るい部屋で、夜は暗い部屋で過ごしましょう 

→新生児さんは、昼夜の区別がない状態。

でもできるだけスムーズに昼夜の区別をつけ、

体内時計を獲得していくことで、次のねんね成長段階への移行もスムーズになります。

 

 

 

 

 注意点2 
 
温めすぎには注意!  

SIDS(乳幼児突然死症候群)

のリスクの1つに、「うつ熱」(熱がこもりすぎること)が挙げられています。

寒そうだからといって、たくさん着せて毛布でくるんで‥それはちょっとやりすぎかも。 

 

また、「赤ちゃんは涼しいのが好き」というのを聞いたことがあるかもしれません。

ですが、新生児はまだ皮下脂肪がうすく、身体を温めるのがちょっと苦手。

 

 汗ばんでないかな?

身体(体幹)が冷えていないかな?

と、赤ちゃんの様子を観察することが

とっても大切です。

 

  ④新生児寝かしつけ必勝法!5Sとは?

 

はい、ではではお待ちかね! 

実際の「胎内環境の再現」をした、寝かしつけ必勝法について説明していきますね。

 

 

 

 ズバリ5S

 

 

 5Sとは 

アメリカの小児科医であるハーヴェイ・カープ氏が提唱された手法です。 

 

ハーヴェイ・カープ氏とは 

 

小児科医および育児専門家として25年におよぶ経験をもつ、赤ちゃんを泣きやませる名人。赤ちゃんの大泣きやコリックの研究に取り組まれ、現在は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部小児科に助教授として勤務するかたわら、サンタ・モニカでクリニックを開業している。マドンナやミシェル・ファイファーの子どもの主治医として、また赤ちゃんの健康や環境に関する問題、あるいは母乳育児の専門家としても、広く名前を知られた存在。 (同氏の書籍「赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ」(講談社)紹介文より引用)

 

5つのSを揃えよう!ハーヴェイ・カープの5S 

 

1 Swaddle(おくるみ)  

 

おくるみは「基本巻き」がオススメ。  

股関節はフリーに、肩から胴体をぎゅっとくるんであげてね。  

モロー反射を和らげる効果も。 

 

 

2 Side or Stomach position(横向きに抱く、うつぶせに抱く)  

 

横向きに抱くか、うつぶせで抱くほうが

モロー反射が起こりにくく安心するのです。

ママとお腹をぴったりあわせるような

横抱きがオススメ。 

 

※お布団で寝かせるときはSIDS予防の観点から仰向けにしましょう。 

 

 

3Swinging(揺らす)  

 

おなかの中で羊水に満たされてゆらゆら揺れていた赤ちゃん。 

揺れているほうが安心すると言われています。  

落ち着いているときは、

”ゆ~らゆら”。 

泣いているときは、小刻みに早く

”ゆらゆらゆらゆら”。 

 

※頭をがくがく揺らしてしまう「揺さぶられっこ症候群」とは全く違うものなので、

安心してね。

 

 

 4 Shushing(シーシーの音)  

 

耳元で大きく「シーシー」

言ってあげると良いです。 

幼児さんに対して「静かにね」といった意味で使うときのアレです。 

 

これはおなかの中で聞いていた、

お母さんの血流の音に似せた音で

ポイントは「耳元で大きく続けて言うこと」。

 

 ホワイトノイズといって、

昔のブラウン管テレビの砂嵐のような音でも同様の効果が得られます。

 

YouTube、アプリでも無料再生できるものがありますし、換気扇やドライヤーの音、車の運転音なんかで落ち着く子もいますよ。 

 

 

5 Sacking(おしゃぶり) 

 

ここまでの4Sで大泣きを落ち着けることができたら、 最後におしゃぶりを。

おしゃぶりはSIDS予防の観点からもおすすめです。  

 

ただ、お好みでない赤ちゃんは無理せず。  

また、吸てつ運動で疲れてしまっておっぱいやミルクの飲みが悪くなってしまうことがあります。

 

体重増加が心配な赤ちゃんは、決して無理することなく、うまく使っていきましょう。 

 

 

 

悲しい授乳した!おむつ替えた!それでも泣いてる!

 

そんなときは赤ちゃんを

まずこれら5Sで落ち着かせてみて! 

眠いなら、きっとそのまま寝てくれる

 

  ⑤5Sはいつまで効果的? 

 

ここまで5Sについて解説してきました。

新生児から低月齢の赤ちゃんにとってもおすすめですので、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

 

きっと必勝法になるはず・・!

 

でも、この必勝法っていつまで使えるの

ズバリ、モロー反射が消える頃までです。

3ヶ月頃がめやすですね。

 

そして、安全面からも

寝返りの兆候が見られたら、おくるみでのねんねは卒業していくことが望ましいです。

 

 

ここまで読んでいただいて

ありがとうございました!

 

 

 

 

 5Sの詳しい解説は、YouTubeでも紹介していきます。

 

 

    

・おくるみの巻き方、抱き方

 

・おくるみの卒業法は?

 

・背中スイッチ無効化できるって本当?! 

 

 ・おくるみがうまく巻けない!

 基本巻きのコツは?

  お雛巻きとどう違うの?

 

  

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