桐生順平が下関でパーフェクト優勝を飾りました。

 

パーフェクト優勝は、出来そうで出来ない。というか、選手の考え方の違いで達成できる出来ないがあると思います。

 

その昔、中道善博が「予選は準優にのるため、準優は優勝戦にのるため、優勝戦は優勝するために走る」とコメントした記事をどこかで読んだ記憶があります。

これは言い換えると3333332①の成績で良いというのと同じです。

そのコメントを読んだ当時は、まだ3連単の発売がない時代で、舟券に絡まない走りを公言したことに不快な思いをした記憶があります。でも今では、いろいろな選手がいての競艇だと考えているので、これはこれでありだと思っています。

優勝するために最善を尽くすのか。すべてのレースで1着を取るために最善を尽くすのかの違いなだけです。

 

私の中で、この優勝をするために最善を尽くすタイプを挙げるとなると、松井繁だと思います。松井選手の場合は究極で、賞金王決定戦で優勝するために、レースを走っていて、その他のSGの優勝戦ですら、賞金王の予選というような走りをするふしがあります。そんな松井選手も若いころにパーフェクト優勝があります。

以外なのは、山崎智也です。パーフェクト優勝の経験がありません(←私の記憶違いだったらすいません) 山崎智也も松井繁と同じで「剛」と「柔」に例えるならば「柔」のイメージなのでしょうけれど、調子のよい時の山崎智也はとことん調子が良いので、一度くらいパーフェクトをやっていても…と思っていました。

逆に、「剛」の選手の代表格といえばパーフェクト優勝の常連。赤岩善生でしょうか。

 

「球辞苑」というNHKの野球に関するキーワードを深く掘り下げて話し合いをするという番組があります。「送りバント」の話題の時に里崎智也元選手が、「進塁を阻止しようとしない野手は、まったく阻止しようとしない。進塁阻止は捕球と送球の早さと気持ち!」と真剣な表情で話していました。

 

パーフェクト優勝も選手の技量やエンジンの良し悪し以外に必要なものがありそうです。